ひとり座禅のすすめ

自分ひとり、坐禅(靜功)を日常生活の中で取り入れていくと今までと違った感覚を覚えていく。

空の理念 はじめに息を吐き出す呼吸法が本当に正しいのだろうか

2021-03-04 03:47:07 | 逆腹式呼吸
禅宗の臨済宗・黄檗宗のHPに座禅の時には、長く吐く呼吸に意識を集中し、先ずはじめに息を吐き出すとあります。 一般的に云われている腹式呼吸のことが記載されております。 いわゆる「空の理念」により、はじめに体の中に内在するものを全て吐き出すことの大切さが、書いてあります。

禅宗でも曹洞宗は、壁面の一点を見つめることにより、意識を集中するとあり、呼吸は普通呼吸とあります。

幸いなことに私は後年、上記のことをHPを見て知りました。 

長く吐く呼吸を行おうとする時には、はじめに大きく息を吸うのが自然です。 私が生まれて初めて胡座を組んで座禅(静功)を行った時には、ごく自然にラジオ体操の時に行った深呼吸を思い出し、はじめに大きく息を吸ってから、ゆっくりと息を吐き出していました。

上記の呼吸法を毎日1時間行なっていたら、結果的に生来持っていた気感を感得することになりました。 はじめに大きく息を吸う時には胸は拡がり、下腹は凹むのです。 これは息を吸う時には、下腹の臍下丹田は気を吐き出しているのです(凹んでいる事実から)。

息を吐き出す時には胸は元の大きさに戻り、下腹も元の大きさに戻ります。 息を吐き出す時には、下腹の臍下丹田は気を吸うのです(凹んだ状態から元の大きさに戻り結果的に拡がるからです)。

臨済宗・黄檗宗の呼吸法は、はじめに息を吐き出す時には、下腹からも同時に吐き出しなさいとあります(残念ながら具体的に臍下丹田の記載はありませんが)。 これは肺の動きと下腹の臍下丹田は、同期するとあります。 また息を吸う時には下腹の臍下丹田も気を吸うことになります。

私は自分の体験から、体の生理的な自然の動きは、肺の動きと下腹の臍下丹田の動きは同期せず、逆の動きが自然である。 生理的に自然な動きをするから、本来持っている機能(気感)を取り戻すことに繋がってくるのではと思っております。


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