ひとり座禅のすすめ

自分ひとり、坐禅(靜功)を日常生活の中で取り入れていくと今までと違った感覚を覚えていく。

はじめは長く吐く呼吸だけを意識したのですが

2021-01-24 01:41:38 | 逆腹式呼吸

私が生まれて初めて胡座を組んで静かに座禅を行った時に意識したのは、長く吐く呼吸のことでした。 それまで呼吸そのものを意識したことがありませんでしたが、改めて子供の頃に行っていたラジオ体操の深呼吸のことや、カミさんと一緒に観に行った極真空手の創始者の大山倍達の自伝映画「空手バカ一」での演武での、息音が聴こえるような息をゆっくりと吐く呼吸法でした。

何も分からないままに、ごく自然に深呼吸の要領で、はじめに大きく息を吸ってから、出来るだけ長く吐く呼吸を行なっていました。 その時には未だ、息音が聴こえるような呼吸は行ってはおりませんでしたが、ただひたすら長く吐く呼吸を行う内に、45分ぐらい経った時に、頭のてっぺんにある百会が電子の輪の帽子を被ったような状態になって、百会が活性化したのです。

1時間の座禅が続いたのですが、上記のような変化が15分ほど続いたのです。 そのような微妙な体の変化あったせいか、その日以来、毎晩、半身浴で入浴した後に、寝床で薄い枕をお尻に敷いて、長く吐く呼吸を行いながらです1時間の座禅を行いました。

その都度、体の中を循環する気が脳を微妙に刺激するようになりました。 そんな微妙な変化を楽しみながら、毎晩1時間、座禅を続けていました。 長く吐く呼吸は、空手の演武での吐く息音が聴こえるような呼吸に推移しておりました。

長く吐く呼吸は座禅の時だけでなく、日常的に事務所で椅子に座りながら、ちょっとした時間にも行っていました。 また電車の中でも少し浅く座って、同じように軽く目を瞑って長く吐く呼吸を行なっておりました。

すると普段の呼吸が、座禅の時と同じようなこきゅに変化していました。 長く吐く息音が聴こえるような呼吸は、自然とイメージでからだの中へ吐き入れる呼吸になっておりました。 従って家族からは、変な呼吸をしていると、注意を受けたりしたのです。

そんな1時間の座禅を毎晩、続けていた1ヶ月半後に、ある日、突然、自発動を伴う変化が起こり、下腹にある臍下丹田が心臓のように鼓動を始めたのです。 

体に様々な変化を及ぼして来たのですが、何時も自然の動きに身を委ねると云う気持ちを持ちながら、座禅を行っておりましたので、劇的な変化にも楽しむと云う感覚で過ごすことが出来ました。



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