ひとり座禅のすすめ

自分ひとり、坐禅(靜功)を日常生活の中で取り入れていくと今までと違った感覚を覚えていく。

胎息の時は天目で宇宙の気を吸う

2007-11-19 07:01:06 | 坐禅
 逆複式呼吸をしながら座禅を行い、深化の過程で臍下丹田が活性化し、心臓のように鼓動を始めます。 それまでは、意識を呼吸に集中しますので、呼吸法をおこないますが、ひとたび、臍下丹田が活性化してきますと、むしろ胎息(肺呼吸を伴わない気の呼吸)を行いながら、体の中に流れる気の動きを、楽しむ雰囲気があります。

 特に、神経の集中する脳への刺激です。 座禅を始めたばかりのときには、気の流れも硬く、脳への刺激もどこかぎこちなく、特別気分が良くなるというものではありますん。 時間の経緯と共に、その動きも滑らかになってきて、いわゆる脳を癒すという感覚になってきます。 その時間は45分以上の時間が必要です。 1時間以上の座禅の時間が必要だという訳が、ここにあります。

 胎息の時には、どこで気の呼吸(吸う)をするのか。 体から出て行くのは、体のあちこちにある気のツボ(鍼とか灸のツボ)から出て行くにせよ、どこから宇宙の気を吸うのでしょうか。 はじめはツボから吸うにせよ、時間の経過と共に、おでこの真ん中にある天目に移ってきます。

 胎息は、特別なこと(肺呼吸をしている人にとっては)なので、天目が開き気を吸うことになります。 雑念の中で考えたことですが、胎児はお母さんのお腹の中で、お母さんから栄養分を貰いながらも、気の呼吸(胎息)を行っております。 お腹の外の出来事を、ちゃんとに気を通して感じているのです。 天目で全てを見て感じているのかもしれません。

 朝方の1時間の座禅をしながら、ふとそんなことを感じてしまいました。


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