このブログ上での逆腹式呼吸が、なぜ自己免疫力を高めるかは、これまで何度もブログで記載してきましたが、改めて繰り返し述べてみます。 新型コロナウイルスに感染しても、自分自身が自己免疫力があれば、重篤にはならないからです。
ここでの呼吸法は、一般的に云われている腹式呼吸ではありません。 私は初めて座禅を行ったときには、一般的な禅宗でいう腹式呼吸を知りませんでしたので、子供のころに行っていたラジオ体操の時の深呼吸を思い出しておりました。
はじめに大きく息を吸ってから、ゆっくりと息を吐く呼吸です。 自分の体験からは、この呼吸法が私たちの体の生理的な動きは、自然であると感じております。 禅宗で云う空の理念の発想から行う、はじめに息を吐きだし、同時に下腹の丹田から気を吐き出す呼吸法は、生理的な動きからは自然ではないのです。
ここでの呼吸法は、深呼吸の要領で行う呼吸法で、先に述べたように、はじめに大きく息を吸ってから出来るだけ長く息を吐き、同時にイメージで吐く息を体の中へ吐きいれる呼吸です。 息を吐くときに体の中へ吐き入れるので、逆腹式呼吸といいます。
口を閉じて鼻だけで呼吸を行います。 息を吐くときにイメージで息を体の中へ吐き入れますが、実際には息は鼻から少しずつ出ております。 またイメージで息を体の中へゆっくりと吐き入れると、自分では分からないのですが実際には、宇宙に無尽蔵にあると云われている気が、体の中へ入っていきます。
体の中には鍼とか灸で知られる気の通り道である経絡を刺激します。 私たちの体は、お母さんのお腹の中にいた時から、おぎゃーと泣き声をあげてこの世に生まれ出てくる赤ちゃんまでは、活発に胎内で気の動きをしていたのですが、生れ出るおぎゃーと云う泣き声とともに、気の呼吸から空気を吸う肺呼吸に変わるのです。
赤ちゃんから子供、大人へと生長とともに、次第に気の呼吸を忘れて経絡の動きも静かになってきます。 それを改めに深呼吸の要領で行う長く吐く呼吸、イメージで吐く息をから体の中へ吐く呼吸が、経絡の気の通りを良くしていきます。
経絡の気の通りを良くすることによって、気の通りを調節する弁であるツボの調子を整えていくのです。 鍼灸師の仕事を行っている方の営業妨害になってしまうのですが、ここでの長く吐く呼吸によって、鍼とか灸の施術をしなくてもよくなるのです。
自分では分からなくても、日常的にいつもここでの長く吐く呼吸を行っていれば、自然と自己免疫力がつくのです。