ひとり座禅のすすめ

自分ひとり、坐禅(靜功)を日常生活の中で取り入れていくと今までと違った感覚を覚えていく。

ふと軽く目を瞑り静かに気の動きを確かめる度に脳を刺激する気から痴呆症の予防には長く吐く呼吸が良いと

2019-09-15 02:36:53 | 

私は時々、あらゆる時に軽く目を瞑り、静かに脳を刺激する気の動きを楽しみます。 そんな時に加齢者の方々の脳の劣化による痴呆症の予防には、深呼吸の要領で行う長く吐く呼吸が、とても効果があるのになあと感じるのです。

ここでの長く吐く呼吸は、はじめに大きく息を吸います。 次に出来るだけ長く息を吐きます。 その時、イメージで息を体の中へ吐き入れるのです。 自分自身で息が体の中へ入って行くのを実感するために、息音が聴こえるように吐き入れます。

長く息を吐こうと思えば、はじめに息を大きく吸うのが自然の体の動きです。 自分自身では分からないかも知れませんが、大きく息を吸う時には胸は拡がり、下腹は凹みます。 このことは、息を吸う時には、下腹にあるとされている臍下丹田は、気を吐いています。

息を吐く時には胸は元の大きさに戻り、下腹も元に戻ります。 このことから、息を吐く時には、下腹の臍下丹田は気を吸っているのです。 これが生来の体の自然な生理的な動きなのです。

この呼吸を繰り返し行うことによって、息をイメージで体の中へ吐き入れる時に、息はゆっくりと鼻から息が出て行くものの、宇宙に無尽蔵にあるとされている気が、体の中へ入って行きます。

体の中には神経の腺に絡み合うように気の通る路−経絡が存在し、息を体の中へ吐き入れる時に、実は経絡の中へ気が入って行きます。

私たちは誰もが、お母さんのお腹の中にいた時の胎児であった時には、気の呼吸を行いながら生長して行ったと思われ、ある意味では気の達人であったと感じております。

この世に生まれ出る瞬間から、オギャーと云う泣き声と共に、気の呼吸から肺の呼吸に変わると考えられています。

私はここでの深呼吸の要領で行う長く吐く呼吸を継続的に行うことによって、眠っていた経絡の動きを再活性化させて、気の通りを良くするものと思っております。

経絡の気の通りを良くすることによって、結果的に経絡と絡み合うように流れている神経の腺を刺激するものと、感じております。 特に微細な神経の腺がある脳を刺激すると感じ、長く吐く呼吸が脳の劣化である痴呆症の予防にも一番、効果を表すものではないかと何時も、ふと目を瞑って脳を刺激する気の動きを感じる時に、思い入るのですが。