ひとり座禅のすすめ

自分ひとり、坐禅(靜功)を日常生活の中で取り入れていくと今までと違った感覚を覚えていく。

吐く息だけに意識を集中できれば雑念は起きることはありません

2009-12-08 07:12:33 | 逆腹式呼吸
最近は座禅の時には、胎息という肺呼吸を伴わない気の呼吸で、1時間胡坐を組んでいます。 体の中を流れる気の動き、特に脳を刺激する強さが時間の経過とともに、優しさを伴ってきて、その度合いで私は時間の目安をつけて、1時間の座禅を終えます。

改めて初心に帰り、体の中へ息をゆっくり吐く逆腹式呼吸を行い始めました。 決して無理することなく、出来るだけ長く息を吐く呼吸を続けますが、吐く息が体の中へ吐くことだけに意識を集中しさえ出来れば、雑念は起こる余地はありません。

ゆっくり息を吐くことだけに意識を集中しますので、不思議とほかの事を考えることが無いのです。 よく日常的な解決しなければならない雑念がいっぱいで、座禅に集中できないという話を聞くことがありますが、吐く息をゆっくり吐くリズムが、まだつかめていないからではないでしょうか。

日常的にゆっくり吐き、体の中へイメージで吐く呼吸を練習し、リズムさえつかめれば、自然と意識は呼吸だけに集中できるはずです。 リズムよく呼吸ができるようになれば、呼吸法も座禅も楽しくなるに違いありません。