日本の建物づくりを支えてきた技術-8の補足・・・・断面図と堂内の空間

2008-09-23 11:32:50 | 日本の建物づくりを支えてきた技術

[図面更改 15.43]

先回の「日本の・・・技術-8」で載せた建物の大きな断面図と堂内の写真を補足として載せます。出典は前回と同じです。
なお、写真は断面図と合うように編集・加工を加えてあります。

「新薬師寺 本堂」「法隆寺 大講堂」の下から見える「垂木」は、まったくの化粧であることが分ります。
ただ、「新薬師寺 本堂」の場合は、化粧になっている「垂木」でも、十分屋根を受けることができる断面になっていますが、「法隆寺 大講堂」では、若干細身で、それで屋根を支えるには少し不十分な断面に思えます。

「法隆寺 大講堂」は、はっきりしませんが、平安時代初期の建立のようです。「中国伝来の技法」が「形式化」し始めた頃の建物と言えるでしょう。

続きは次回

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする