6丁目のつぶやき

歩く、登る、耕す、聴く、造る、採る、乗る、見る、の写真ブログ徒然草

有珠山 昭和新山を眺めて

2015-02-27 | 旅行
道央自動車道の有珠山サービスエリア
晴れてはいるが
ヒユウヒユウと寒風が噴火湾から吹きあげ
背をまるくしながら伊達市を眺める

翻れば何度も大噴火を繰り返した有珠山の冬景色と
今も熱い煉瓦色の山体昭和新山が遠くに見えそれに沿って道央自動車道が走るが

のどかな田園地帯に突如として地盤が隆起して
昭和新山が誕生したことを思うと
あの御嶽山の惨状とあわせ自然の力はすごいものだ
最近火山活動のニュースがしきりだが
どちらも登った山なれば事故に遭遇せずに
運が良かったと感無量

この平原に明治維新後に伊達藩が集団入植
幾多の困難を乗り越えた今
大噴火が起きないことを祈るのみ
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函館駅

2015-02-23 | 旅行
青函トンネルが出来たことにより
本州と北海道を結んだ
青函連絡船が廃止となった
函館駅は様変わり
貨車を牽引して
フェリーに載せるための引き込み線路も
今や新築駅に寸断され
人でごった返した面影は今はなく
地元の人達や高校生が乗るくらいで
旅行者は飛行機に鞍替えだ
残された線路が広大な敷地に意味もなく広がっている

今迄慣れ親しんだ函館駅やその近辺も
綺麗に整備され近代的にはなったが
賑わいがなくどうもしっくりしない

裸電球が灯り函館弁が飛買い
朝イカを売った
あの活気が懐かしい

新幹線は別なところへ新駅ができ
ますますさびれるのでは
幕末の箱館戦争や洞爺丸事故をみつめてきた
函館山がまた一つ時代を記憶する
心なしかさびしそう
津軽海峡冬景色も様変わりだね~
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蟹田駅前のウェル蟹食堂

2015-02-20 | 旅行
まったくどこへ行っても人が見当たらない蟹田

一本道を山背にさらされ凍えながら
昼時になった
空腹感と凍てつく身体は暖のある
蟹田駅前市場へ入る
取立てのわたり蟹が這いずりまわり
透明感ある生きのいい槍イカが食欲を誘う
「店員にもっていくわけにはいかないし、
と言ったらウェル蟹食堂そこで食べたら」と


早速
食堂へ持って行くと
その場で塩茹、イカは刺身にしてくれた
甲羅が赤に染まり
卵巣は真っ赤、ミソが多くやっぱり蟹は茹でたてだ

槍イカは足まで刺身で
コリコリ感を味わった
5月にはシロウオやトゲクリガニが採れ
蟹田名物らしいが
茹でたてなら蟹種に関係なく美味い
太宰治も蟹が好きで
ここ食べたと書いていたが
新鮮で安くてモウモウ
生ビールを昼からグビィグビィ
たまらない
これだから旅はやめられない
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外ケ浜町蟹田の風

2015-02-19 | 旅行
山背の風、幸を味あうため
津軽線蟹田駅で下車した
太宰治が小説「津軽」を執筆し
N君と登った外ヶ浜観欄山公園は
風の川柳句碑が雪に埋もれていた
この高台は陸奥湾が一望
陸奥湾からの山背が松の梢にあたり
ヒューヒューと音を立て
潮騒と合奏していた
確かに風の街だ


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JR津軽線

2015-02-17 | 旅行
津軽半島の鉄道は方向転換もあり
かつ私鉄もあり
乗換が多く
加えて新幹線との関係もあるし
五所川原駅から青森駅まで行くのに
列車の前と後ろで
間違えれば弘前に行ってしまう
旅行者にわかりにくいのは
私だけか

用心しながら何度も人に聞きながら
やっと津軽線から津軽海峡線の蟹田に行き着いた
途中川部駅で乗り換えたが
りんご畑と田んぼ雪原がどこまでも続いて広い広い
これが津軽平野かと思い知らされた
ずうっと曇っていた天候が晴れ
やっと六日ぶりに念願岩木山の全貌が
車窓に見え隠れ
あわててシャッターをきった
やはりその秀峰は
けかちの国に天が与えた宝、津軽にはなくてはならない山だ


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岩木山(1625m)の遠望

2015-02-15 | 旅行
日本百名山の岩木山1625mは8合目まで自動車で行ったずる登山
この時も雨と風の強さに閉口したが
なんとか岩だらけの頂へ着いた
今回は全貌を見たく5度目の青森行きだ
高さはそれほどではないが
裾野が緩やかに拡がり端正で優美な
姿は優しく本当に包容力がある

太宰治が富嶽百景で甲州の御坂峠から見た「富士山は風呂屋のペンキ画」だとけなしていたが
実際、御坂峠へ行ってみると
河口湖の向うに
威厳に満ちた崇高さと迫力は比べものにならない
太宰治の屈折した想いで
嫉妬、羨望、ねたみがそう言わせたに
違いない


岩木山は津軽富士と言われること自体
こそばゆく
静かにしておいて欲しいと
言っているに違いない
温かな包容力においては
日本一なんだから

太宰治が岩木山のベストショットと言っている
金木、木造近辺にいるが
この節、山背と吹雪で見えることはまれだそうだ
実際六日間津軽に滞在中、頂はみえず
裾野だけが雲の合間に広がっていた

今回は見られないとあきらめかけたら
帰途車窓から突然全貌をあらわし
晴れやかに頂上が見えた
あわてて窓越しにシャッターをきったが
その姿は嶮しく白くて厳冬ならではの感動ものでした



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木造町の遮光器土偶

2015-02-13 | 旅行
三内丸山遺跡とあわせ
縄文晩期の出土品がこの木造町亀ヶ岡からも多数出見つかった
と聴き木造を訪ねた

みちみち展示館カルコ?はどこかと
聞きながらやっとたどり着いたが
館内は誰も入場者がおらず
あわてて照明を点けて
年取った係員が付き合ってくれた
高さ34.5㎝の小さな土偶「遮光器土偶」(レプリカ)がガラス箱に展示
本物は
災害時に安全なところの
東京国立博物館に持って行かれたと
残念そうに言っていたが?

直線の目に大きなメガネをかけ
デフォルメされた形が奇異で
藁を着ていた筈の縄文時代晩期に
精緻な装飾の
文様模様があったのかなぁ~
刺青かなぁ 
それとも宗教的なものかなぁ
二階には漆で赤く染めた彩色土器もあり
司馬遼太郎の言う「北のまほろば」が想像できた



それにしても木造駅の巨大なモニュメント土偶にはまいった
東北の駅百選なんだって
話題性はバッチリだが
なんでもありだ



町内を歩いていたら一軒の古風な建築に出あった
昔、どこにでもある間口の狭い庶民的な一軒家の
「たばこ売り場」を懐かしく思い出したが
格調ある立派な家の片隅だったので
今も現役で働いているんだと微笑んだ
津軽だなぁと
そう言えば津軽はタバコ吸いが
やたらと多かったが
中は雑貨店見たい



また岩木山の見えるところは米と美人の産地と聴いていたが
美人はすべて都会へ行ってしまったのか見当たらなかった
津軽にはきっと心の美しい人が居るに違いはない


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津軽鉄道 走れメロス号

2015-02-11 | 旅行

津軽鉄道五所川原駅から太宰治の小説にあやかった気動車「走れメロス号」に乗った
太宰治がこの沿線付近が一番と
ほめたたえた岩木山の頂は生憎見えなかったがその
ゆるやかな裾野は厳冬を背負って果てしなく続き
岩木川に沿って13湖までの昔さかえたであろう北のまほろばへと夢はふくらんだ


帰りには金木駅2階のポッポ駅で十三湖産しじみラーメンを食し

ストーブ列車券を四百円でわざわざ買って
寒いホームで待ったが
列車の調和などまったく気にせず
気動車「走れメロス号」の後ろに
古めかしいストーブ列車を連結して走ってきた

早速買い求めたするめを
赤々と燃えた
石炭ストーブで香ばしいにおいを車中いっぱい醸しながら
缶ビールで乾杯
若いガイドさんは津軽弁丸出しで
口角泡を飛ばして笑いを誘っていたが
チンプンカンプンで、でも楽しかったぁ~
走れメロス、北のまほろばの話はあったのかどうなのか


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太宰治生家斜陽館

2015-02-10 | 旅行
粉雪舞い散る五所川原から
津軽鉄道に乗り換え五つ目
津軽半島の中央あたり金木駅で下車
人影の少ない寂しげな
メロス坂通りを歩いて7分
突然周りを威圧する木造二階建て述べ400坪の豪邸が現れた
これが噂の太宰治の生家
米蔵が三つもある今言われる斜陽館

どさどさとツワー客がバス一台分の人数で入って
マイク付きの館内解説者に従って行った
行き過ぎるのを待って静かな感傷にひたったが
資産家の家に生まれ育った太宰のプロレタリアートとしての
屈折した環境がわかるような気がする
あらためて小説「津軽」を読み直してみたい



加齢設計者としては和洋折衷の明治の高級材を使った木造建築に
興味深いものがあつたが
広すぎて寒かったろうなぁ
なぁ~んて考えるのはげすの考えか
燃費なんて関係ない富裕層だもんね


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厳冬の弘前城

2015-02-09 | 旅行
桜の咲くころ、晩秋と2回ほど弘前城を見たが
この城は威圧感なく
自然に溶け込んで情緒があり
窓も小さく飾りもなく好きな城だ

今回、厳冬ではと
みぞれまじりの夕闇迫るころ
雪を踏み分け徐々に近寄った
掘りは結氷し雪でおおわれ
広場では雪灯篭祭りの準備で人々が
忙しそうにシャベルを動かしていた

追手門の機能も失われるのではと思うぐらいの積雪
一階の黒塀と二階の白壁との対比が雪の中面白い

三層天守閣は冬期間閉鎖で内には入れず
点検のおじさんが階段の除雪をしていた
白亜の城壁と雪の積もったモノトーンの世界が
石垣のしなやかなカーブと調和して
誠に美しい
日本七名城の一つといわれる所以だ



生憎、本丸から見る岩木山を見たかったが視界不良残念
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黒石のこみせ通り

2015-02-07 | 旅行
日本の道 100選
美しい日本の歴史的風土100選
手作り郷土大賞
(国)重要文化財
重要伝統的建造物群保存地域
等々「黒石のこみせ通り」にはいろいろ盛りだくさんだ




確かに良くあるにわか造りの映画セットの街並みでなく
風情が積雪期の今でもそのまま生きてバッチリ
歴史を肌に感じて好感が持てる

でも、B級グルメ1位
つゆ焼きそば の看板が「こみせ通り」にあちこちあり
話題にと食したが

普通の焼きそばにつゆをかけたもので
つゆが和風だしだったり
鶏ガラギトギトラーメンのつゆだったり
その店独特の味がいくつもあるんだそうだ
安いけどやはりB級だなぁ~
帰りにまた弘南鉄道黒石駅の改札口女性につゆ焼きそば食べた
と言ったら笑ってどうでしたと言われ笑い返した
なんか急に親近感がわいて嬉しかった

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弘南鉄道弘南線

2015-02-06 | 旅行
厳冬の弘南鉄道弘南線
一時廃止の憂き目にあったようだが
ガラガラの二両編成で雪原の中
雪を吹き飛ばし走っていく


終点黒石駅改札口では女性の係員が
寒い中、愛想良く切符を受け
駅舎の看板にB級グルメ日本1位
つゆ焼きそば とあるので旨いかと聞いたら笑いながら小首をかしげていた
また美しい日本の歴史的建造物はどこか
訪ねたら
しばらくして駅の外まで追いかけてきて
黒石こみせ通りのパンフを渡してくれた
津軽人は本当に優しい
弘南鉄道絶対に存続だ



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大鰐温泉郷

2015-02-05 | 旅行
迎えに来てくれたご主人
うちは狐の宿だから
酒を飲むなら夜一杯一緒に
やりましょうと誘ってくれた
女将も食堂を案内しながらお酒はいろいろありますからと
チェックイン早々面白くなりそうな気配
まずは温泉にドブンと浸かった
豊富な湯が掛け流しで
湯煙りが漂う
太い大黒柱が天井高く伸び
空間が広く気持ちが良い
まさに湯治の空間だ

さて期待の夕食
自家製の塩辛、ニシンの切込み等
酒の肴にバッチリな数々
ご主人とその弟がすでに出来上がっていて歓待
こちらも生ビール立て続けにグビィグビィ
津軽弁でまんずまんず......うんだはぁ
津軽の歴史やリンゴの話しを
面白おかしく
あれを飲めこれを飲めと勧める
酔いもまわって
半分聴き取れなかったが
おいしい夕食と他のお客さんとの
ストーブを囲んでの交流がバッチリ

最後に宿屋の主人
明日は汽車はあてにならないし
空港までバスで中学生を迎えに行くから
良かったら適当なところまで載せて行くがとのこと
好意に甘えることにした
人情味あふれる民宿は旅を豊かにする
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大鰐温泉駅前食堂

2015-02-03 | 旅行
札幌発大阪行きのトワイライトエキスプレスが大雪のため津軽で立往生
そのあおりをくって我が鈍行列車
バスの代替でようやく大鰐温泉にたどり着いた
空腹がどっと押し寄せ駅舞食堂に飛び込んだ
おすすめのモヤシラーメン
なんと昔懐かしいあっさり味の煮干しダシ
豆付きモヤシたっぷり揚げまで入って
チャーシューの大きくてたいそうな肉厚
そして細い縮れ麺
それはそれは旨いラーメンでした
写真とるのを忘れ
気がついたら手を付けた後だった

次いでに
店主であろう品のいいお婆さんに
泊まれる宿を聞いたら
メモして親切に教えてくれたが
スキー全国大会が始まるのでどこも満杯
それを聴いていた常連のお客さんが
これまた親切にも知り合いに
聴いてみるからと携帯電話であたってくれ宿泊OK
その宿は霊湯 正觀湯
駅から遠いらしく吹雪の中
迎えに来て欲しいと勝手に頼む始末
太宰の言っている津軽人、その気質を
目の当たりにした




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