6丁目のつぶやき

歩く、登る、耕す、聴く、造る、採る、乗る、見る、の写真ブログ徒然草

野付半島の風景

2020-07-30 | 旅行

北海道地図を観ると
知床半島と根室半島の中間に
嘴の様なかすかに
海に消えそうな野付半島がある

日本一の砂嘴だそうで
実際見たくなった
 
網走からレンタカーで飛ばし
人も車もまったく見かけない
農耕地のどこまでも続く
一本道をこれが北海道だと
高速道路並みに走り
制限速度を超えて
ナビ到着時刻30分も短縮して
一人悦に・・・
 
 
野付半島に入って
まず目を惹くのは
草原の中に
枯れ木の群が白骨化した風景
 
樹齢約百二十年前後
ナラやトドマツが塩に侵され
無惨な姿
トドワラと言うらしい
 
 
 
やがて塩湿地草原花園に
置き換えられる
自然の摂理
 
足元には既に
センダイハギ、ハマナス、蝦夷シシウド、
等々咲き乱れ
原生花園の成り立ちを体感した
 
 
 
 
野付半島ネイチャーセンターに
車を止め
突端の砂浜まで往復9kmの
原生花園を歩く
 
 
浜辺にはあさりがあちこち散在して
所々に枯れ木の群落トドワラが
哀れを誘う
 
 
歩道橋の先端からさらに
風に喘ぎながら浜辺を歩き
始まったシマエビ漁の打瀬船
見られるかと期待したが
海が広過ぎ発見できなかった
 
昼は
ネイチャーセンターで
旬の北海シマエビリを頼んだら
まだ生きて跳ねている
 
マスクをした手の美麗な
若いウエイトレスに
食べ方を教われば
頭の部分を割り
頭の味噌を食べ
胴体は尻尾を掴んで身を押出し
さびをつけて食べると
気をつけないと跳ねますので
注意して下さいと
ニコニコしながら親切に・・・
 
 
頭を取って左手で掴んだ尻尾は
まだピクっと跳ねて
いきの良さを痛感し
コリコリと甘い味は
さびなど必要としなかった
 
 
茹でた北海シマエビも
美味しかったが
生には敵わなかった
 
 
満腹後
潮風にあたりながら
砂浜で一寝入り
オホーツクの風景に浸る
野付半島だった
 
 
砂嘴に立つ電柱だけが
目立つ一直線の道を
また飛ばして
ひた走りルンルン気分で・・・
 
 
 
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清涼感ある能取湖

2020-07-27 | 旅行

能取湖に接するなだらかな丘陵地帯は
大規模な農園地帯

黄色の麦、甜菜の青、ジャガイモの白い花と三色が
絨毯を敷いた様に織り成し
風の足跡が麦の穂を撫でていった

 
そして彼方に
オホーツクの海が蒼くひろがり
潮風が心地よい
この清涼感
これぞ北海道
 
 
この景色がずっと続き
網走に近い
断崖絶壁に立つ能取岬灯台まで
ウキウキしながら走った
 
途中、車を止めて
カヤのあいだをかき分け
海に接する遠浅の砂浜に降り
向う岸の砂嘴を遠望した
 
綺麗な湖水の遥か向こうに
黒白の灯台を仰ぎ
 
 
 
 
 
今まさに初夏だが
流氷の接岸する厳冬は
雪氷と嵐の中に埋もれて
極寒の地と化し
厳しい環境を想像する
 
灯台が頼もしく見えた
 
 
漁船が一艘
静かに浮かびその遥かかなたに
網走の街が見え
近くのトンネルをくぐれば
そこは市内の外れだった
 
 
 
 
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穏やかなサロマ湖

2020-07-23 | 旅行

地図上て海岸砂丘が細長く結び
日本で3番目に広いサロマ湖

これが湖かと思うくらいに大きい
その湖を形成した
突端のオホーツク海岸砂丘の
ワッカ原生花園を見たく
はるばる札幌から出かけた
 
網走からレンタカーで
途中まだ紅葉していないサンゴ草の
青い一大湿地帯を見て
 
 
 
サロマネイチャァセンターまで
ドライブ
そこで
レンター自転車を借りて
係員のおじさん
カメラを載せてと
前輪籠にタヲルを敷いてくれて
多少のアップダウンが有るけど
3段階あるから上手く
シフトダウンして
往復9kmだからと
親切に話し
気をつけてと手を振った
 
 
人の温もりを胸いっぱい感じ
澄み切った青空のなか
潮風受け小鳥のささやき
などの中草原花を愛でる
 
 
砂嘴の中程で
ワッカの水
(アイヌ語で水のある所)
塩水と塩水との狭間で
沸き続ける真水に奇跡を感じ
自然の生態に驚嘆し
その聖水をありがたく飲み
また来た道をサイクル
 
 
途中一面
紫色のエゾフウロ、ムシヤリンドウ、ヤナギラン
真っ赤なハマナス
黄色のカセンゾウ、センダイハギ、ヨツバヒヨドリ
白いシロヨモギ、エゾノシシウド
等々癒やしをもらう
 
 
オホーツクの塩水に
打ち勝つ植生は
健気で清楚な草花と
気分はハイ状態
 
驚いたことに
花園の中から
鹿の親子が
人馴れしているようで
いつまでもじっとこちらを見ていた
 
我がほっとけ農場を想い出し
花を喰い尽くすのではと
心配したが・・・
 
 
波音がない静かな湖に接し
大自然のゆったりした雄大さを
体感して
地元ホタテカレーを食し
お土産に貝柱を買って
幸福感がみなぎった
 
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北方民族博物館

2020-07-20 | 旅行

バスに乗り網走刑務所の横を過ぎ
高台にある北方民族博物館へ
行ってみた

博物館は雄大な丘に
スケールの大きな階段が
博物館の鉄骨尖塔に向かい
でんと構えてのアプローチ
 
平家の建物に入ると
吹き抜け空間に
先ほどの尖塔が天に抜ける
恐らく遊牧民のテントがモチーフか
 
 
そこから展示ゾーンに入れば
およそ1.5万年前
寒さや飢えに耐えながら
生活した衣食住の生業
北方民族文化をへと誘う
 
 
永久凍土の上で海陸獣を主食に
そのための狩猟道具
寒さから守る保温防水衣類
等々北方縄文人の生活文化が展示
 
 
北方文化の空間を
限りなく誘ってくれ
時間と空間の古代ロマンに浸った
 
 
それにしても衣類のデザインセンス
現代人も真っ青の機能とデザイン
今でも斬新で目を見張る
 
 
 
オホーツク文化に
脱帽です
 
 
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始まった体育館

2020-07-15 | 日常

体育館から郵便案内が届き
休館だったのが解除なっ

長い間続けたヨガを
受講すべく早速申し込んだが
定員制限があるとの事
 
 
行ってみたら
アルコール消毒から始まって
間隔マークが床に
筋トレルーム、ストレッチコーナーは
仕切板で区切られ
二階の歩行路は一方通行になり
シャワールームもブースひとつ置き
全裸で準備待ち
談話室は椅子が裏返しで倉庫化し
美観をそこなう
 
 
 
 
 
体力回復にと通い始めたが
みんなマスクをして
グリップ部分や
マットは消毒ティッシュで
都度拭かなくてはならず
談笑もできず
神経使う
 
空間全体がブースで仕切られ窮屈で
思いきりスポーツを
楽しむと言う雰囲気ではなく
鍛えるどころか
感染するのではとビクビクものだ
 
 
 
ヨガの受講は安全性を考え
週2日を週一に減らし
申し込み20人の枠に当選
感染に気おつけて無言でポーズ
 
三か月休講の結果
いつもの動きがスムースで無く
ギクシャクしている
 
プールも混んでいるし
運動不足を何とかしなければ
早くコロナワクチン願うのみか・・・・
 
 

 
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雑草の生命力

2020-07-11 | 家庭菜園

しばらく晴天続きだったが
7月に入って雨も降り
気温も上がり雑草の
成長が激しい

新型コロナの影響で旅に出られず
ほっとけ農場は
100%管理状態で
ほっとけなくなった
 
雑草の成長は凄い
一日5cm程伸びるから
一週間も経つと
野菜類を埋め尽くし
あたり一面草だらけ
 
 
芝刈り機で通路部分は刈るが
畑中はよく見ないと
野菜を見失うので
手探りでの草取りだ
 
爪に泥がくっつき
汗をふきふき
蚊を目覚めさせ刺され
痒いし
腰曲げ状態で痛い
 
折角の草取りも
一週間も経つとまた覆われ
草取りの毎日がこのところずっと続く
 
無農薬有機栽培を頑なに守って
農薬、除草剤は使わないので
害虫は増えるし
植物の弱肉強食が実感でき
自然界の摂理は目を見張る
 
 
大きな葉が茂るカボチャと
 
背が高くなるヒマワリだけは
 
足元が日陰になり
草は伸びない
雑草ものともせず我が物顔の風情だ
 
一方ひ弱な野菜は草に負けて
見失うほどで草取りも神経使う
雑草天国そのものだ
 
雑草そのままの方が
野菜も競争して
美味しいものができる
との話もあるが?
度を超えている
 
獣対策で電柵を張り巡らしたが
草が伸びると効き目がなく
電線の下部も刈らなくてはならない
 
 
農家の畑を観ると
草が生えているのを見かけない
どうしているのだろう
農薬なのだろうか?
 
今朝畑に行ったら獣の匂いがする
ドキッ! 注意深く見回したら
ナス、カボチャ、ズッキーニの葉が
無残に喰いちぎられていた
 
 
足跡を見ると鹿に違いない
今年初めての獣被害
やられた!
 
獣類と雑草との闘いは続くが
腹をたてるより許す方が良いと
達観して
自然に従う事に・・・
 
 
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バカでかい北大構内

2020-07-05 | 風景

数十頭の牛が放牧され牧草を食べてる光景が
大学構内にあるなんて
誰が想像するか

 
足元のクローバーをよく見ると梅雨に濡れた四葉を発見
幸運が舞い込むか?
 
 
その脇の農地は
アスパラガスやジャガイモ
その他の野菜類が何ヘクタールも
栽培して生育を研究している様だ
 
植物園もあり
危険地域の核施設もあり
外れに札幌農学校の歴史建造物が・・・ 
 
キャンパス以外の
研究や演習の面積を含めると
日本の国土の1/570の広さだそうだ
 
構内はあまりの広さに
循環バスが走り回っている
 
 
新型コロナの影響か
学生はあまり見受けられず
不思議と宅配便があちこちで
走る
 
観光客もいない様で
いつもの賑わいが無く
移動自転車が駐機場に溜まり
雨に濡れて寂しそう
 
雨の構内はポプラ並木や
銀杏並木の若葉が生い茂り
校舎が埋まって
アカデミックな静かな雰囲気だ
 
 
 
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迫力ある農耕機械

2020-07-02 | 風景

今にも雨が降りそうな曇り空
札幌から1時間20分かかる
由仁町の農家が家を建てたいと
相談を受けた

若い頃
農家の家の設計コンペに
応募して残念ながら
惜しいところで落選したが
その時の勉強した知識が頭にあり
久しぶりにときめきを覚えた
 
まず現地を見なければと
早速走った
 
北海道らしい広大な防風林を横眼に
一直線にしばらく走り
なだらかな山を超えた時は
小雨が降りだし
あまりの広さに
車のナビも検索できない
 
 
困りはて電話で迎えを乞う
待つ時間数10分
足元にはクローバーの花が
露をうけ長閑な
その先に農村地帯が広がる
 
やがて車でお出迎え
一本道をしばらく走れば
大きな母屋と倉庫、農耕機械置場、
長いビニールハウス7棟
そして広大な田畑
スケール感が並ではない
 
 
特に農耕機械置場の二棟は
迫力ある耕運機が鎮座して
タイヤも身長を優に超え
馬鹿でかく恐ろしくもある
 
 
 
街中でチマチマ暮らす吾輩
おままごとのほっとけ農場など
糞食らえ
桁の大きさに圧倒され
コロナなど吹っ飛んだ
 
 
 
 
 
 
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