北海道地図を観ると
知床半島と根室半島の中間に
嘴の様なかすかに
海に消えそうな野付半島がある
日本一の砂嘴だそうで
実際見たくなった
網走からレンタカーで飛ばし
人も車もまったく見かけない
農耕地のどこまでも続く
一本道をこれが北海道だと
高速道路並みに走り
制限速度を超えて
ナビ到着時刻30分も短縮して
一人悦に・・・
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/54/33/9a306846ed94a93a3991fe9a94c8afa2.jpg)
野付半島に入って
まず目を惹くのは
草原の中に
枯れ木の群が白骨化した風景
樹齢約百二十年前後
ナラやトドマツが塩に侵され
無惨な姿
トドワラと言うらしい
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7a/60/faecbe9552af5d6131dce00e3b2c09d6.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1b/29/c8a7b1373dfc7d97f00ab30abb806850.jpg)
やがて塩湿地草原花園に
置き換えられる
自然の摂理
足元には既に
センダイハギ、ハマナス、蝦夷シシウド、
等々咲き乱れ
原生花園の成り立ちを体感した
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5d/e7/8f4e212bdb79db35b1e67d8dc2f55622.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/25/d6/34f8479ac11413d253e59f13d41a775b.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/00/60/f041d0ec7bd81a890f421336bf468d4f.jpg)
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野付半島ネイチャーセンターに
車を止め
突端の砂浜まで往復9kmの
原生花園を歩く
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5e/64/78b61a3265d9221e92e20836b95d321a.jpg)
浜辺にはあさりがあちこち散在して
所々に枯れ木の群落トドワラが
哀れを誘う
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/65/c3/7d3295d386decddde3fd204da6de5412.jpg)
歩道橋の先端からさらに
風に喘ぎながら浜辺を歩き
始まったシマエビ漁の打瀬船が
見られるかと期待したが
海が広過ぎ発見できなかった
昼は
ネイチャーセンターで
旬の北海シマエビリを頼んだら
まだ生きて跳ねている
マスクをした手の美麗な
若いウエイトレスに
食べ方を教われば
頭の部分を割り
頭の味噌を食べ
胴体は尻尾を掴んで身を押出し
さびをつけて食べると
気をつけないと跳ねますので
注意して下さいと
ニコニコしながら親切に・・・
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/43/e4/d76340cbd0c310c3de1724ad5438c81c.jpg)
頭を取って左手で掴んだ尻尾は
まだピクっと跳ねて
いきの良さを痛感し
コリコリと甘い味は
さびなど必要としなかった
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/05/ba/0e28e1ec5a508fd6004132399d58782b.jpg)
茹でた北海シマエビも
美味しかったが
生には敵わなかった
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/38/5f/241defb3848707314dfd1fa8da16bdbe.jpg)
満腹後
潮風にあたりながら
砂浜で一寝入り
オホーツクの風景に浸る
野付半島だった
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5a/94/1372802eac24216e7940df91034825a9.jpg)
砂嘴に立つ電柱だけが
目立つ一直線の道を
また飛ばして
ひた走りルンルン気分で・・・
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/68/21/02a84bc722ea9b502d07ab29be54d799.jpg)