6丁目のつぶやき

歩く、登る、耕す、聴く、造る、採る、乗る、見る、の写真ブログ徒然草

新玉葱の風呂吹き

2018-05-28 | 食品
風呂吹き大根ならぬ
風呂吹き玉葱
それも採りたての新玉葱
良く煮込んだ熱々の玉葱一個が
玉葱大の器いっぱいに入り


知床鶏の味噌仕立を乗せて
見るからに美味しそう


まず生ビールで舌を潤し
あつあつの玉葱を
ふうふう言いながら
ひょっとこ顔をして
まさに風呂吹きだ

昆布だしの汁に
玉葱の甘味が加わり
地鶏の濃厚な味噌和えと
舌鼓

後々まで余韻が残り
料理の醍醐味とは
こう言う事なのだなぁ・・・
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でかいタケノコ

2018-05-25 | 旅行
新潟駅構内の産直コーナーが
新鮮な野菜でいつも人だかり




今日は大きな皮付きのタケノコが
かご一杯に詰まって目を引いた

お婆さんが朝早く起きて
採ったものだそうで
まだ切り口に水滴が付いていた


隣で見ていたお婆さんが
立派なタケノコだと独り言
それを聞いて
思わずお土産に
買い求めたが
料理の仕方は知っているよねと
訪ねられ一瞬戸惑った

皮付き先端に包丁を縦に入れ
米ぬかでアク抜きしなくては
ダメだよと・・・

一瞬カミさんの顔が目に浮かび
失敗したかなぁと・・・

案の定こんな長いタケノコ
鍋に入らないし
そもそも太くて背丈の小さい
ものが柔らかくて美味しいと・・・
米ぬかもないし・・・
米の研ぎ汁でやるか・・・

重いのを承知で
買ってきたのに
説教される始末

タケノコご飯、刺し身、煮物等々
工夫して作ってはいたが
文句の割に
美味いではないか?

思わず買ってきて良かったと
陰で
微笑んだ


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水上温泉

2018-05-21 | 旅行
水上温泉は学生時代に
渓流に出っぱった浴槽工事の
アルバイトをしたが
当時はコンクリート打ちも
ミキサー車でなく
川にはね出した足場を気にしながら
ネコ車で運び
型枠を突け、叩け、流せと促され
浸蝕された岩盤の川底の深みを
気にしながらの
疲労困ぱいの1ヶ月だつた


当時の思い出に浸りたく
泊まってみたが
半世紀を経た今は
浴槽の数が増え
奥利根八湯とか水晶の湯、ヒバの風呂等々
小さな風呂の連続で
朝、晩、男女別と入れ違いで
入れる趣向をこらしていた



新幹線駅が出来てお客様が増え
昔のひなびた温泉が
都会的なとりすました様相です



しかも変化に富む浴槽が多く
入っては出
入っては出る繰り返し
あわただしいく
どこかゆったりと落ち着かない





外は雨
渓流にひたひた降る時雨が
湯けむりの中で糸をひき
なぜか心にフィットした








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鈍行列車

2018-05-16 | 旅行
のんびりした旅好きには
缶ビール片手に
汽車弁をほおばりながら
車窓からのんびり
景色を眺めたいんです


蒸気機関車など
運良く乗れたら
においもスピードも風切る音も
シュッシュッポッポ
もう天国です

新幹線が充実した今
鈍行列車を利用する人は
学生等
地元の限られた人達ばかりで
長距離移動の人達は
新幹線へと
無理やり押し付けられる様です


そうです
鈍行での長距離移動は
本当に本数も少なく
やっと乗れたと安心すれば
乗継ぎの接続で
何時間も待たされ
困った現象です


参った‼️参った‼️

すれ違う新幹線は
フンッと尖った表情で
瞬く間に消えます

新幹線の野郎
頭にくる

年金生活者は
鈍行で長旅するな!かよぉ〜

車内アナウンスは
鈍行と言わないで
普通列車だとさ!


在来線は心なしか
列車もホームも線路も古びて
ボロボロだしよ!


だから
地方はますます過疎地となり
乗るのは後期高齢者ばかりで
住みにくい世の中に
なったものですねぇ

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日本三大がっかり札幌時計台

2018-05-11 | 風景


札幌時計台は北海道らしく
草原の中にポプラの樹とともに
ゆったりと建っているものと
想っていたが
まさかのビルの谷間
北海道らしいイメージから
ほど遠い



誰がつけたか
日本三大がっかり度
の一つでピッタリです

北海道へ転勤してきて
職場がなんと時計台の脇にあり
時報がカーンカーンと
かん高い音を風に乗せて
仕事の合間にホッと一息
心温まったものだが・・・


最近
高層ビルが以前にも
増して立ち並び
執拗なビル風が
時計台にあたり
外装はペンキが剥がれ
ハルニレは枯木と化した




スポット台は
長い黒髪がとぐろを巻いて
しかめ面でハイチーズ


ビルの谷間で機械式時計が
ボヨヨーンとこだまして
心なしかボケてきた様です

札幌住民としては
益々肩身が狭く
がっかり度がさらに増しました

時代の波には
建物も逆らえないのかなぁ・・・


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胸詰まる生野銀山

2018-05-05 | 旅行
竹田城の近くに
今は廃坑になった
1400年余の歴史を持つ
日本有数の生野銀山があり
その名前を記憶していた

良い機会と時間を割いて
早朝立ち寄ってみた

本数の少ないバスに乗り
山あいのバス停で降りれば
小川の脇道「銀の馬車道」を
15分ほど歩いて到着

明延鉱山と朝来の神子畑を結ぶ
全国的に有名になった
一円電車トロッコを見ながら



生野製鋼所正門
立派な菊の御門柱をくぐる


坑内は湿度と寒さで満ちて
カメラのレンズが曇るほど

総延長なんと350km深さ880m
の深部まで達した
考えられない長い坑道
昭和48年閉山


鉱員達が命がけで
奥深く
這って縦横に掘り進んだ
生々しい鉱脈を
遠くから
震えながらみて
犠牲者がさぞかし
多かっただろうと想像した



鉱山口には
薄黄色のヒカゲツツジの
群生が目を惹き
登山道を少し登った途中にも
江戸時代の露天掘り鉱口があちこちに・・・



どう言う訳かその鉱口にも
薄白く群生して咲き乱れ
この場にふさわしい色合いと
名前も誰が付けたか
哀しげな名前だなぁと・・・

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山城、天空の竹田城

2018-05-01 | 
天空の城
日本一高い山城
雲海に浮かぶ城

数々の代名詞が讃えられ
そのイメージに誘われて
竹田城まで来た

今日は快晴で雲一つない
残念ながら時期的に
雲海は生じないと・・・

和田山駅から武田駅行きの
汽車は大分待たなくては・・・

和田山駅のタクシー運転手に
武田城の絶景ポイントはと
聞いたらパンフを指差し
反対側の山
桜満開立雲峡から
竹田城が観られると・・・

安くすると勧められ
ここまできたからには桜満開の
武田城もまた良しと
つい奮発して乗った

タクシー運転手も写真マニアで
カメラを持ち出し、
一緒に絶景ポイントを探す始末
桜並木等々観光がてら迂回して
サービス満点です


竹田城別名「虎臥城」は立雲峡から
雲海ならぬ桜吹雪の中
石垣が孤高に聳えて
季節感たっぷり
心臓が高鳴った




迂回して反対側の竹田城まで
タクシーで難なくたどり着き
ささやかなチップを払い
運転手と別れた

そこから城まで
急峻な崖地をひと登り
一汗掻いたあとに
桜吹雪と幾重にも重なる石垣が
まさに天空の城を演出している




但馬守護の山名宗全が
室町時代中期に築城し
関ヶ原の戦い以後廃城
天守等の城は
自然に朽ち
今や石垣のみ残る




その石垣も所々詰め石が
抜けて時代の長さを感じ
哀愁を誘う

山の頂に長さ400mに渡っての
石垣を眺めつつ
時の権力者の威圧感を実感し
犠牲者が多く出ただろうと・・・

早朝のせいか観光客は少なく
ゆっくり観光にひたり
急勾配の坂を降りて
麓の寺町を観て竹田駅へ




今宵は温泉風の風呂に入り
地元産純米大吟醸で
但馬牛しゃぶしゃぶを堪能して
日本一高い天空の城だと
満足感いっばいの武田城でした

まさか天守閣再建などあるとは
思えないが
願わくばここに限って
城再建はしないでほしい

長々と続く雲上の天高い石垣が
昔を充分かたり尽くしているし
自然に朽ちた城を想像すれば
無い方が
心にしみ胸打つので・・・



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