6丁目のつぶやき

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印象的な石垣の浜松城

2019-03-31 | 
掛川からJR東海道線を下り
浜松城を見るために
浜松駅で下車して徒歩で20分

天下取りの家康が29から45歳まで
17年間
今川、武田、織田の周辺諸国の
強力大名に囲まれ
三方ケ原の合戦では
逃げ帰った居城


お堀は道路に変わり
その他庁舎や広場が建設され
今は天守閣だけが聳えて・・・






特異なのは
400年前築かれた
自然のあるがままの石を使う
野面積みの石垣が
風化して粗く残り
と言うか
よく観る石垣とは全く違い
白、灰、赤の色彩が鮮烈で
浜名湖北岸の山で採石される
高熱で変性した珪岩だそうです




黒ずんだ安山岩や花崗岩を見慣れてるので
この様な石垣は他の城で見た事なく
特異と言うか
インパクトがありました

城はコンクリート造で復元され
中は武具などの展示場になり
地下には天守井戸が残されて
水は乾いていました

歴代城主は幕府重役になった事から
出世城と言われているらしく
今宵は心に響いたその石垣に
感謝を捧げなければと・・・

「出世城」を置く飲食店が多く
お酒「出世城」を飲んでみましたが
甘口で厳しさが無いような
家康様に遠慮している様な
控えめな味で


ご当地ならではの土地柄です

風味豊かと言われた生原酒に
すれば良かったかなぁと
反省もありましたが・・・
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木造で再建した掛川城

2019-03-28 | 
維新以後再建した城は
大部分コンクリート造で木造は
掛川城と愛媛の大洲城だけと聞いて
興味がわき
日本100名城の一つでもあり
出かけました

掛川駅より天守閣が聳え
それを目印に歩き
川のほとりにたどり着き
ちょうどピンクの掛川桜が咲いて
合間に
白い漆喰壁の貴族的な天守閣が
チラリと・・・・



大地震で2度倒壊し
安政東海地震以後は
再建されず
平成になって木造で再建し
掛川市民の熱意と努力に
頭が下がります

三層の天守閣は檜の香りがして
木造空間の温もりを感じますが
梁など現代金物で補強して
ちょっと違和感があります




急階段が中央に構えて
周りは狭く

物見櫓だけの機能で
むしろ外からの
シンボリックな形態に
重きがあったのでは?


家康が今川氏より掛川の合戦で勝利
秀吉が家康を関東に移し
山内一豊が近代城郭として
天守台をつくり整備したそうです

天守閣の足下に
20部屋もある書院造り
下見板漆喰塗りの
広大な二の丸掛川城御殿

そこで藩の公的対面、儀式、政務が
行われていましたが
これも安政東海地震で倒壊
江戸時代後期に再建されたものが
現代まで残され
国の重要文化財になっています

よく見られる豪華な襖や壁、天正
でなく多分震災で予算が無く
造ったのでしようか

お殿様の御殿らしくない
サラッとシンプルな
落ち着く
私好みの建築でした




当時は侍町が広がり
東海道が通っていたが
今はお堀は道路になり
城跡にグランドや庁舎が建設されて
都会のど真ん中と化しました

いつまでもお城は
昔のままという訳には
いかないものですね








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哀愁の高天神城跡

2019-03-24 | 
高天神城の名前が
天高く神々しい名前だと気に入り
格安航空券で名古屋国際空港へ降り
JR掛川駅からバスに乗り土方下車
看板もなく人に聞いて歩き出す

暖春ののどかな田園風景
黄色い夏みかん、菜の花、水仙の
艶やかな黄色と刈り込まれた茶畑
北海道からみると今の時期羨ましい




その背後の
小高い山が
目指す難攻不落の連郭式山城「高天神城」
城を構えるならここだと、
誰でも想像できる立地


信玄、勝頼と家康が
争奮戦を繰り広げ
高天神を制する者は
遠州を制する
と言われた別名鶴舞城だ

取り付いて
追手門址、馬場平、三の丸址、二の丸址、
本丸まで急峻な坂を
人の気配も無くひたすらに登る







その他
井戸曲輪、井戸、枡形土塁、堀切






等観て
山中を一周
万歩計は12000歩を超えて
崖地と樹木が立ちはだかる
取っつきにくい城だった


武田軍は長期籠城して
徳川軍の包囲網が挟まり
翌年に兵糧がつき城兵は全滅
難攻不落の城だったことは想像できた

帰りの道順を確認しながら
バス停に着けば
バス停の椅子は色褪せ
バスは1時間に一本と
強い陽射しを受けながらの時間待ち

田圃の片隅に千人碑の墓標だけが
寂しく目に入ったが
誰かがここに戦死者を祀ったのか?
これが山城の旅情というものか
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モエレ沼公園

2019-03-21 | 風景
昔ゴミ集積地だった
188ヘクタールの石狩原野
これを緑豊かな四季に対応した
広大な公園をと
札幌市が
モエレ沼公園として東区に・・・

野球、テニス、陸上競技、山、池
噴水、冬のスキー、ギャラリー、レストラン、広場等々備えて
シンボリックな
反射する三角ガラスのピラミッドと
人工円錐モエレ山を中心に
幾何学的な形態がユニークです




今日は快晴
モエレ山の
南側は雪が溶け
北側はゲレンデ化し春スキー
楽しそう


モエレ沼は溶け始めた氷と
足跡の残る残雪
キラキラひかる湖面に
陽射しがあたり
カラスが戯れる
何とも言えぬ茶色の濁水が
ゴミ集積地の影響か
気になったが




彫刻家イサムノグチが
自然とアートの融合を試みた公園で
いつ来ても刺激を感じます

雪解けの始まる今の季節感は
生命の躍動感等メリハリがあって
四季の中で
一番フィットしてると・・・


大好きです

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夕張支線の廃線

2019-03-18 | 日常
夕張支線(夕張 新夕張間16.1km駅数6駅)が
3月一杯で廃線と決まったニュースが流れた

今日の札幌はうっすらと雪が降り
どうしようか迷ったが
雪化粧の中を走る列車は
牧歌的で良いのではと
カメラを充電して
道央自動車道から道東自動車道を
通って新夕張へ走った


当地の天候は札幌と違って
抜ける様な快晴で暖かい

乗り鉄マニアが自動車で来て
駅前の駐車は満車状態
駅員は親切に沿線の絶景ポイント等
商売を離れて親切に案内してくれ
夕張愛に満ちていた

新夕張駅の夕張支線ホームには
マニアが大勢たむろして
別れを惜しんで
思い思いにシャッターを切って

支線の沿線にも
三脚を据えた大勢のマニアが
夫々絶景地を見つけて
カメラを向けていた














途中シュウパロダムも見に行ったが
雪に埋もれ通行止め

ダムの向こうには
昔登った急峻な夕張岳、
その向こうに芦別岳が真っ白に聳えて
キリッとした大自然美


夕張といえばメロン、炭坑の町
そして映画「黄色いハンカチ」

畑にはメロンの
ビニールハウスが林立して雪解けを
待っていたが・・・

黄色いハンカチの道路標識があり
行ってみれば
記念碑だけが
雪の中鮮やかに立って
足跡もなく
静寂そのもの

賑やだったあのスキー場は閑散として
人は見かけず
これならば鉄道事業も成り立たないと


新夕張駅で絶景地を教えてくれた
親切なボッボ屋さんに
偶然会い
気おつけて帰って下さいと
手を振ってきた

夕張元気になってほしいなぁと
心から思った

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石狩番屋の生鮮市場

2019-03-14 | 日常

あざやかな紅白のペンキが
石狩砂浜に雑草がたなびき
ポツンと寂しそうな
灯台を見たく
石狩の海辺までドライブ


浜辺では潮風が吹く中
凧あげに夢中の人々


空腹を覚えたので
石狩のレストランで
旬のニシン塩焼きを食べて
美味しいと言ったら
向かいの市場で今安いとの話

生鮮市場を覗くと
胴付き長靴を履いた店員さんが
今日は豊漁だったと・・・

足でニシンが飛ばされない様に抑えて
水噴射による鱗落としをして
ウロコが歩道まで飛ばされ
銀色にキラキラ光って・・・










話しかけると
今日でニシン漁は最後
採りたてニシン一箱
ドーンと
20匹まけとくからと・・・

糠ニシン漬けたて5匹だったら
1000円だ
薄味で美味いよ!
威勢良く
勢いに負けてニシン一箱の他に
イワシ、ホタテ、氷下魚、糠ニシンと
買いまくり過ぎて
スチレンボード箱に詰めてくれた

氷はと言ったら
その辺の雪を詰めればよいと
ビニール袋をくれた

魚好きのご近所にお裾分け

笑顔で
美味しかったと
言われたら
また買いに行かなくっちや・・・


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北海道泊原発の活断層に思う

2019-03-10 | 風景
今日は3月11日
被災者の皆様には
心から一日も早い日常を
取り戻せるよう願っています

あの東日本大震災より八年が過ぎ
北海道泊原発の1〜3号機は
未だ全て止まっています

また原子力規制委員会が
泊原発でも活断層があることを
否定できないとの見解を
最近示しました

二酸化炭素や窒素酸化物は出さない
環境に優しいと言うが
デブリや指定廃棄物や除染ゴミが
未だにそのまま
汚染水は増える一方
の福島を考えると
優しいどころか環境を破壊しています

事故を起こしたら
福島の二の舞
この美しい透き通る海も
観られなくなくなるのが心配です


最近の胆振東部地震の
ブラックアウトでも
電源一時喪失
事なきを得ましたが
活断層の件でまた
耐久性向上やら検討等で
稼働までまだまだ
紆余曲折があるとのことです

泊原発は日本海側だが


太平洋側では
マグニチュード7以上の大地震が
90パーセントの確率で
30年以内にあると言う
東北の原発は問題がないのでしょうか?

将来
日本列島はアジア大陸に合体され
大陸が総て一つの超大陸
になると言われ
人類の手には負えない
自然の猛威が
数多くあり
原発など他愛のないこと
人類は愚かなことをしていると
神様はみているに違いありません


穏やかな海岸線が積丹岬まで
続くこの景色を眺め
原子力PRセンターで
安全対策について
防潮堤、地震対策、バックアップ電源
水供給等々
親切な説明を聞き
福島事故の教訓が生きていると思いますが
人為的な想定外の複雑事故は
絶対に無いと言いきれません

ましてや
日本は年々原子力技術者が激減して
未知の事故に関して対応が
心もとないそうです

事故はあり得ると・・・


子供達のために
早く廃炉にしなくてはと・・・
廃炉も計画通り行かない原発は
リスクの先送り
脱原発だとつくづく思います

いつまでも綺麗な星空を
観ていたいから



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積丹半島を横切る当丸峠

2019-03-06 | 風景
古平から神恵内村に抜ける
道道998号線
泊原発からの避難路として
積丹半島の中間山間部を横切って
できた道路


海岸部では温度7℃だつたのが
いくつものトンネルを抜ける
ここ当丸峠では海抜610mで0℃
路面も凍結状態
周囲はまだまだ冬山だが
陽射しは強く
春の気配は感じる


頂上付近で車を止めて
その冬山の状況を撮る
車は一台も通らず
トンネル内の照明は不気味に暗く
雪が吹込み堆積している
何となくこの先大丈夫かと
不安だ

この日微小粒子状物質
pm2.5が漂い
盃温泉に着いた時には
どんよりと曇り晴れていたのが
嘘の様


車もすれ違わず
温泉の看板が立ってはいるが
宿はすべて閉店
または解体して
昔の活気がない






岩内を越えて
寿都側に向かえば
長いトンネルがいくつも開通し
快適なドライブだが
海辺は見えない


昔はやった雷電温泉は
今や窓ガラスは割れ廃屋
見る影も無い


どうした事なのか?
まさか泊原発が原因だとは
思わないが?

昔の姿今何処
過疎地がますます増え
北海道地方の実態がここにあった
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寒い古平港

2019-03-03 | 風景
朝10時
古平港は
晴れてはいるが
冷たい潮風が頬を刺し
身体から熱を奪う




厚手の防寒具に包まれた
漁師が
主婦も手伝って黙々と
網を整理していたが
長時間続く作業に
あたまが下がる


今はスケソウダラが漁れるとの事だが
今日は不漁との事
カモメがしょんぼり群れていた


港は凪状態で
遠くの山々はまだ白く
防波堤の上も積雪があり
春はまだまだ遠い




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