6丁目のつぶやき

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常宿のホール床に化石入りの石灰岩

2024-08-02 | 温泉

札幌も猛暑到来
避暑をかねいつもの宿泊している
郊外の温泉宿を
ゆっくり過ごそうと
土日を外して連泊をとった

幅広の真っ直ぐな4車線
十字路の少ない国道275号線
速度を上げ気分良く走り
一時間でたどり着いた

玄関先ホールは
床石が温もりを感じる
石灰岩乱貼り
天井高く外国へ行った様な
異国情緒豊かな気分でチェックイン
 
何度も来て気付かなかった
足元の床をよく見ると
約二億年前ジュラ紀の
海棲動物や裸子植物の化石が
惜しげもなく貼りつめられて!
 
中世代三畳紀後のジュラ紀は
大西洋がパンゲア大陸の間に生じ始め
気温が今より10℃と高く
海水域が上がり
裸子植物が栄えたた時期を考えると
興味は尽きない
 
フロントに聞くとドイツ産の
「ジュラストーン」だそうで
シダ類や小さなアンモナイトが
多数見られ探してくださいと・・・
 
 
浴室の床はブラジル産で
「アルビノイエロー」
浴槽の床はインド産
「クォーツホォワイトグリーン」
の石英石と・・・
 
化石は模様として確かに
シダ類、小さなアンモナイトが
ところどころにくっきり表れており
二億年前のジュラ紀の
世界を彷彿させる
 
地下900mの泥炭地から汲み上げる
茶褐色の浮遊物がある
微淡黄色強塩水温泉に
ゆっくり浸かる
 
露天風呂のベランダで田園風に
吹かれ日光浴
塩気のついた身体で横たわり
静かに二億年前の地球を想像した
 
浴室の赤い酸化鉄や鉛の金属縞模様
ホールの化石から
今に続く地球46億年の生い立ち
その悠久の時を
思いがけず浸ったひとときだった
 
 
 
 
 
 
 
 
コメント
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