6丁目のつぶやき

歩く、登る、耕す、聴く、造る、採る、乗る、見る、の写真ブログ徒然草

南部藩の陣屋跡

2023-01-31 | 旅行

室蘭の南部藩陣屋跡は
前から見たいと機会を探っていたが
今回北黄金貝塚からの帰り道
国道に標識を見つけ
あわててハンドルを切った

高速道路の橋桁下を潜れば
直ぐに室蘭市民族資料館(トンテン館)があり
正倉院を模しての校倉造りは
鉄を使って室蘭らしい
室蘭は鉄の町と言われる所以か・・・
 
資料館は明治以降の歴史資料を
収集展示していたが人はいない
館員が我々のためにわざわざ
照明を点けてくれたが
陣屋の資料はないとの事
 
身近な生活の
蓄音機、手回しミシン、農耕器具等々
わかりやすく収納展示され
しばし幼少期を思い巡らせたが
肝心の南部藩陣屋資料は無く
あてが外れ
陣屋は何処かと聞けは
資料館の後方にあり
歩いて5分ぐらいとのこと
 
私にとっては
トンテン館がちんぷん館だった
 
そのトンテン館を出て山道を登れば
史跡モロラン陣屋跡と立派な碑があった
 
 
幕末に幕府から命じられた
南部藩が蝦夷警備のため
山を削り平地にして築造
土塁が囲む見晴らしの良い陣屋跡で
外国船からの港の警護にあたり
13年間駐屯したが廃塁となる
 
今はその土塁とお堀が残り
陣屋には柱のあった基礎玉石が
規則正しく残り当時の家屋を
想像するしかない
 
 
駐屯した藩士が
堀の外に故郷の杉を植え
今や大木となり
陣屋を覆っていた
 
 
北海道には無い景色が
ここにはあり
藩士の寒さを凌いだ生活は厳しかった筈と
哀愁感が漂っていた
 
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北海道世界遺産 北黄金貝塚

2023-01-26 | 旅行

マイカーで苫小牧側から
国道36号線室蘭を過ぎて
内浦湾を左に垣間見て間も無く
北黄金貝塚の標識に気づいた

迷わず右折すれば
小高い丘陵と貝塚が顔面に広がり
崖地の足もとに資料館が・・・
 
小さな資料館は
残念ながら三月末まで閉館の貼紙
そこから見渡す広い貝塚は
夏来た時と違って誰もいなく
仮設小屋が2棟埋もれ
殺風景だった
 
ここ伊達地方は太平洋側に
位置するためか
比較的雪も無く
縄文の森と命名された小道には
どんぐりや胡桃、栃、等々
葉を落とした木々が繁り
胡桃の実など拾いながら頂まで登る
 
そこから貝塚を見下ろせば
約6000年前縄文前期
今より10mは高かった海と
豊富な樹木林の中で
大勢の人達が定住
争いもなく遥か遠くの
雪化粧の山を望みながら
漁業を中心に
狩猟
生活を
していたのか・・・
 
空には数羽のトンビが
悠々と舞っていたが
淡々と日々を過ごした
縄文時代に戻ったような
錯覚を覚え写真撮影を
忘れていた
 
どんより曇った寒い状況では
カメラは自動車内にうっかり置き
前回訪れた時の新緑写真を
載せる事で間に合わせた
 
 
 
 
 
 
 
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千里真志保の碑

2023-01-22 | 旅行

国立アイヌ民族博物館の知里真志保特別展示で
アイヌ文化や
アイヌ語研究の原稿
アイヌ語辞典を観て
博物館を後にした

ところが
国道36号線登別付近で
千里真志保碑の道路標識が
見落とすぐらい小さく表示
アイヌ語の先生だと
急遽脇道に入って行ってみた
 
先祖はアイヌ人らしく
東京帝大大学院を中退して
アイヌの研究者として
北海道大学から博士号をもらったと・・・
 
「分類アイヌ語辞典」など多くの業績を残し
アイヌの差別や
その他アイヌの研究のずさんさを批判
その存在と主張はアイヌにとっての精神的支柱に
なったと献碑に書いてあった
 
姉の知里幸恵のアイヌ神謡集の一節
 
「銀のしずく
降れ 降れ まわりに」 
 
と大きな碑が立てられていた
 
そこから山の上に
墓があるとの標識
これも見なくてはと
どこだどこだと目をさらのようにして
小山の頂まで走った
 
ひと町内ぐらい広い墓地は
和人の墓の集合で
姉の幸恵や身内の人々知里家の墓も
片隅にあったが和人墓と比べ
石の積み方が素朴で
自然体なかたちに好感を覚えた
 
 
 
 
 
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アイヌ料理

2023-01-19 | 料理

アイヌ文化の共生思考に興味があり
ウポポイに出かけ
国立アイヌ文化博物館見学は
3度目となった

ちょうど昼時
歓迎の広場で
伝統的なアイヌ料理なるものを2点
食べてみた
 
キナオハウ(カジカの出汁に大根、人参、葱、蕨、牛蒡、ヒメジ、昆布等々がいっぱい入った汁)
おでんを食べている様な
あっさりしたものだった
お茶はイタドリで
ちょっと甘味であった
 
 
ペネイモ(ジャガイモを外部に晒し凍結、解凍をなん度も行い乾燥、水にさらしあく抜きをして臼と杵で突いて平団子状に焼いたもの)
ボソボソ感のある
ちょっと甘みがあり粉餅を
食べている様なビスケットの様な
手間のかかったものだった
 
 
どちらも美味しく
自然体で造られた
地元産の郷土料理
に違いない
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国立アイヌ民族博物館

2023-01-15 | 建築

白老から
交通標識に従い
国立民族博物館のある
ウポポイに立ち寄る

駐車場へ車を置いて
エントランスから歩くと
誘いの回廊が招き入れる
 
 
コンクリート打ち放しの衝立塀には
樹木の像を加工した異質空間が
屈折しながら続きここから入る
仕掛けが巧みである
 
そのトンネルを抜けると
歓迎の広場を通り
目指す国立アイヌ民族博物館が
大きな屋根に被さった下に
小さな入口が・・・
 
 
 
外壁に天然スレート粘板岩の板を使い
茅葺き屋根を模した塩害、火山灰に強いチタン鋼板が
覆い被さる
まことにチセハウスの
現代版だ
 
 
中は展示場で
陳列棚には数々の衣類、道具、祭具
の生活品や
歴史資料がシヨウケースと共にあり
所々ビデオで
アイヌ文化を紹介している
 
 
要は自然と共に暮らす
アイヌ先住民族の共生文化を
伝える博物館で見応えはある
 
 
ウポポイとはアイヌ語で
『大勢で歌うこと』だそうです
 
 
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新年

2023-01-02 | 日常

朝早く外を見れば
いつもより明るい曇りで
雪が降るよりは良いと
2023年の新年の明け

仏壇に手を合わせ
今年も健康で安全と
戦争、コロナ、温暖化、物価高
政治不信等々悩みは尽きないが
平穏な生活ができるよう
合掌
 
縁起もののお節料理を食べ
静かに元旦が過ぎた
 
 
2日目陽射しが白銀に眩しく
歩数を元旦の分まで稼ごうと
真駒内公園まで歩くことにして
カメラを片手に繰り出した
 
氷点下で新雪の中
キュッキュッと足音が響き
手袋をはめても指は次第に
つめたくなりマスクは吐息で凍る
 
公園内では寒い中
各人思い思いに
ウォーキング、
バードウォッチ、犬の散歩と・・・
 
 
 
 
 
公園内一周して
我が家藻岩山の麓迄
2時間のウォーキングで
ほどよい汗を新春にかく
 
シャワーに入り
箱根マラソンを観て昼寝
ウクライナには大変申し訳なく
平和な一日だ
 
感謝感謝感謝
 
 
 
 

 
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