歳の暮れ
2020-12-31 | 日常
今年はコロナ禍て家に巣篭もり
大掃除も何故か力が入らない
ストーブ周りのすすを拭くだけで
なんとなく終わる
義母が亡くなり
まつ飾、輪締め、鏡餅もなく
家の中は例年と比べ様変わり
年の瀬らしくない
外は深々と雪が積もり
遠くの山々の間から陽がのぼる
あかつきの朝は虹色にそまり
天気予報は猛吹雪と報じているが
その気配はない
餌台には鳥達が来ないが
来年はどうか・・・
ストーブに薪を焚べ
義弟から送ってもらった
荒巻鮭と大吟醸の日本酒で
年の瀬だが
熱燗で寂しく静かに飲むばかり
我が人生これほど
当たり前の事が失われた年は
なくただ茫然と過ごした月日
恒例のベートーベンの第九
歓喜の歌
も聴く気にはならない
年越し蕎麦を
静かに夫婦で食べ
早く普通の生活にと
除夜の鐘に託す
コロナ禍
今年の畑は通いつめたためか
いつもの年より専念でき
得るものもあったが・・・
来年は何処へでも自由に
遠出できる様に
そして
夜の開かぬ日はないと
自分に言い聞かせて・・・