6丁目のつぶやき

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ある日の出来事

2019-08-30 | 家庭菜園
北海道の
甘いトーキビに魅せられ
例年栽培しているが
食べ頃になると
外来種アライグマに
総てなぎ倒され
食せない

それでも懲りず
今年は網を二重にして挑戦
背丈が伸びて
食べ頃の時期がまもなく・・・

そろそろアライグマに
今年もやられるのではと
心配しながら
収穫を楽しみにしていた

念には念をと
外来駆除課の市役所へ電話
捕獲かごの設置をお願いをし
業者さんが持って来た


朝行ってみるとどう言うわけか
餌のキャラメルコーンが
綺麗に無くなり
オリは空っぽだ

何故蓋が落ちないのか
不思議だが
被害も無いので
また捕獲かごに餌を撒き
それの繰り返しで
一週間ほど経過した

どうやら餌の無くなるのは
鼠のしわざらしく
餌の吊し方等
工夫しながら毎朝仕掛けている

捕獲はダメでも被害が無いなら
良いかと
愛車のスクーターで
爽快に走り見廻りに怠りはない

ところが
雨上がりの日曜日
遠くから見た限り
変化はなく
トーキビを囲ったネットも
安泰で安心したが
まてよ
外周のネットフェンスに穴が・・・

捕獲かごに恐る恐る
近寄ったら
小さなかごに閉じ込められて
あの憎っくきアライグマが・・・

恨めしそうな
悲しそうなつぶらな瞳と
どう猛そうな長い爪足で
縮こまってこちらを
観念したように観ている


早速
菜園仲間に状況を報告したら
皆さん畑まで観に来て
わいのわいのと諸説紛々
収穫もそろそろだねと・・・


業者さんが
捕獲かごを持っていった翌日
見透かしたように
トーキビは見事になぎ倒され
喰い荒され
未熟なものだけが残り
収穫は一本もなし


落胆して菜園仲間に
やられたことを報告したら
隣の人も昨日やられたと嘆き
食べ頃になると
狙われると・・・

熊が出ないだけまだマシだけど
困ったものだねぇと・・・

なんとも
複雑な気持ちになり
今年も獣との知恵合戦は
完敗に終わった

考えた挙句来年は
フェンスの設置など
無駄な労力をかけず
大自然を獣たちに解放する
お釈迦様の心境になった

トーキビ、人参、枝豆等々やめれば
ネットフェンスなどの作業と
育てる労力もなくなり
年を考えると良いことだと・・・

そうだ‼️
食べられない野菜
ネギ系、大根、さつまいも、ヤーコン、食用菊
等にに特化して
本当の ほっとけ農場 に改めた

背丈の伸びたコスモスが寂しく揺れて

ふと見上げると
今まで見た事がないような
大きな虹が架かっていた



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お気に入りの三輪車ジャイロ✖️

2019-08-25 | 家庭菜園
ほっとけ農場へ自宅から距離約2km
日参するための
畑専用収穫物スクーター
オレンジ色の三輪車


以前に 「2018.7.24ポンコツスクーターホンダジャイロⅩ」で投稿したが
https://blog.goo.ne.jp/gooakenko/e/7034f68aae91e342e0015cdfded5634d

そのジャイロ✖️50ccが
修理してまもなく
エンジン不調で始動しない

始動したかと思えば直ぐにエンジンが
止まる
やっと走り出せば
黒煙を吐き公害車化する

アクセルを動かさなくても
スピードが上がったり下がったり
爆音を轟かせ近所迷惑と・・・
困ったものだ


まだ引退するのは早いと
修理を出すことを決意
バイク屋さんへもって行けば

古いからねぇ
今は排気ガス規制もあるし
部品を交換してはみるけど
直る補償はできないと・・・

ここまで言われ
ついに寿命かと
新車購入を考え
カタログで別車種を検討したが
年を考えると安定感や安全性が一番
やっぱり収穫物を積める
ホンダジャイロ✖️でなければと・・

いつも
お世話になっている
親切なバイク屋さんに
アドバイスされたのは
この機種は値段が高いし
値引きもできない
小生の年を見越して
畑だけに乗るならもったいない
中古車でも良いのではと・・・

白のジャイロ✖️なら
今店頭にあるよ
試しに乗ってみたらと
勧められ試乗してみた

エンジン音は小さく
スピードの反応もバッチリ
前の三輪車に比べれば
月とスッポン、釣鐘と提灯
安いし
一も二もなく買う事にした

泣く泣く愛車の廃車手続きをして
新ナンバープレートで
白色のスクーターと白のメットで
パトカーのお巡りさんの様だ


畑へ手軽にちょこちょこ乗って
行ける様になり
タッタッと見回り獣チェックだ

つい最近区内に熊が出没して
ニュースになり戦々恐々だが
ネットを張りめぐらしても
鹿、アライグマ、狸に荒らされ
効果は薄い

おまけにネットには
足跡らしくちぎられ穴が開き
畑に嫌気がさしていたが


せっかくのお気に入りのスクーター
宝の持ち腐れとならないように
繁々と通わなければ!
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ほっとけ農場 一大事

2019-08-20 | 家庭菜園
枝豆、人参、ナス、ズッキーニの実
ジャガイモ、
サヤエンドウ、さやいんげん
カボチャ、スイカの芽
全て若芽を食べられ
鹿の足跡がくっきり残り
コロコロ糞までおまけ付きだ











周囲に高さ1.8mのフェンスを回し
万全を期したが
それを見事にジャンプ?して
入ったらしい


無事なのはネギ系の玉ねぎ、ニンニク
ラッキョウ、ヤーコン、食用菊、トーキビ
だけ
トーキビは実がなる頃には
アライグマがお出ましになるのは
目に見えている

近くの畑仲間が集まり
もう20センチ
ロープを上に張ったらと
それを試してはみたが・・・

次の日にまた食われ
鹿も生きるのに必死
どこから侵入するのか?

飛び越えられないとしたら
どこかの穴からと
周囲をまわったら
獣道の続く突き当たりネットフェンスに
大きな穴が・・・

継ぎ目に足を掛け
広げた開口から
潜りぬけていたらしい
そこを針金をよじって塞いだが
次の日またまた大きな穴が空いていた

学習していると
こちらも工夫して棒を立てて
それにネットを縛り対策したが・・・


ご覧のように
若いカボチャの実を齧られ
以前に喰われた枝豆は
しばらくして脇芽が生えてきたが
それもまた喰われた

やる気をなくして一時呆然とした

捕獲かごや
金銀テープなどなど仕掛けたが・・・


獣との知恵比べ
生存競争が早くも始まった

足元では鼠がジャガイモを
かじっているらしく
あちこちで食い散らかしたあとが・・・


トーキビの背丈が伸びて
やがて実る頃
狙いすましたように
アライグマのおでましだ

トーキビの部分だけ
二重にネットを張っては見たが
去年は見事に破られたし・・・


熊はここでは
出没していないので安心だが・・・
雑草が背丈まで伸びて
畑一面
穂が実り雑草海原
獣は草陰で安心して闊歩するだろう
そして
雑草種子は来年も芽生え
獣にとって好都合

カラスが遠くで
スイカの実早く熟れないかと
カァカァ
しきりに鳴いていた

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奈良平安時代の多賀城跡

2019-08-14 | 
JR多賀城駅で降り.
多賀城跡はどう行ったら良いか
JRの案内おばさんに聞いたら
キョトンとしていた

駅の売店でも
小首を傾げながら
駅をまちがったのではと?

多賀城と駅名が付いている以上
城跡はこの近くと
タクシーに乗ったら

運転手は

近いのは国府多賀城駅ですよぉ
皆さん間違えるんですよぉ
我々は感謝していますが・・・

駅を間違った私が悪かったが
多賀城跡は
地元ではあまり知らないらしい


奈良平安時代
古代東北の政治、文化、
軍事の中心地となった
律令国家要の900m四方に城柵に囲まれた
小さな平山城


中央に政務や儀式を行う政庁と
平城京にならったらしいが
高台の草原の中に
柱の礎石が
整然と並んで露出し
想像たくましくするだけ


圧巻なのは
政庁に向かう南北大路
ドーンとこの高台の政庁に
つながる一本道の下部には
碁盤の目の様な道路があって
官吏の住宅や兵士の宿舎が
あったそうで・・・





今は田んぼと県営球場や施設が
高台から見おろせ
当時のおもかげは無いが・・・

政庁に出這入りする南門を
南北大路に再建するようだが
完成すれば
一大スペクタルとなり
観光名所になること間違いない


多賀城碑は江戸時代に
土中から発見され た石碑で
大野東人による
724年の創建と刻まれ
芭蕉も
奥の細道の壺の碑で
石碑を見たことを書き残している


今、眼前に古人の心をけみす。行脚の一徳、存命の悦び、き旅の労を忘れて、
涙落つるばかり也 と

あたりに遅咲きのアヤメが一面咲いていたが

 菖蒲草
  足に結ばん草鞋の緒
とも仙台で詠んで
それに因んで植えたものか?

その1.2km先に
多賀城廃寺跡があり
今は公園だが
礎石だけが残っている

行ってみれば本堂、三重塔、講堂等の
伽藍配置が見られその奥に僧坊、倉、
鐘楼、経楼
こうした伽藍配置は大宰府の観世音寺と
共通していて
この地域が奈良平安時代に
タイムスリップしたようで
ロマンが尽きない






礎石を見て当時を偲ぶのは
復元された建物があるよりかえって
侘しさ、寂しさ、切なさが
伝わり想像力がわく

万葉集の編纂に携わった
大伴家持の最後の赴任先は
多賀城だった事
令和の年号も万葉集から等々
心に強く残った多賀城史跡であった


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哀れを誘う二本松城跡

2019-08-09 | 
東北本線二本松駅より
タクシーに乗り込み
阿武隈山系すそのの丘陵
標高345m
日本100名城の二本松城へ向かった

タクシー降りたところはいきなり
戊辰戦争で戦った
二本松少年隊の群像前
ここでも会津若松の白虎隊運命か・・・


中世から近世迄の
山城から悌郭式平山城として
幾多の変遷を経て
丘陵地に入り組む石垣は
いわく因縁があったのでは

二本松のいわれは良く分からないが
なぜか城と桜と言うように
城門も松によく合って絵になっていた




高い石垣山頂の本丸跡から見る
下界は敵がどこから攻めてくるのか
晴れた日なら一目瞭然




だが戊辰戦争の様な
鉄砲、大砲の時代では堅固な石垣も
ままならず
尊い命を大義のため捨てていったとは・・・


昔の山城だった頃の面影が
今も感じられるが
その木立の中に紫陽花が
やけにあちこち咲き
尊い命が乗り移っているような
はかない風情だった





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端正な白河小峰城

2019-08-05 | 
日本100名城 白河小峰城
歴史は古く
頼朝に従った結城氏が築城し
度々領主が変わって
江戸時代に入って
丹羽長重が10万石で立藩
小峰城を奥州の抑えとして
梯郭式平城で整備し
白河の関と併せてにらみを利かしていた

その城は
東北本線白河駅の電車を
降りた途端、兵庫の赤石城のように
ホームの向こうに
端正な三重櫓が見えて
思わず声を上げる


駅舎は大正ロマンの漂う雰囲気の
無人駅で出口は一ヶ所
そこから反対側の小峰城は
外へ出てガード下の広い地下道を
迂回しなければならない


その地下道には小峰城の大きな
歴史パネルが壁面に飾られ
成り立ちの知識を得る
そこを出れば眼前に広がる
高い石垣の上に三重櫓が
華麗に聳えている


平成3年に史実をもとに
新築したが
幸い東日本大震災では倒壊せず
石垣は残念ながら 10箇所の崩壊で
今も復旧中である


白河藩は幕府の直轄領となり
戊辰戦争で焼失してしまった
幕府軍の死者は700名に及び
戊辰戦争最大の激戦だったそうだ

シルバーボランティアおじさんが
口角泡を飛ばし
親切に説明してくれた

再建された三重櫓は
木の香りがまだ残って
小屋組の梁は手斧削りと
リアリティある造りだ


名城に値する立派な石垣が
壮大に何重にも取り囲み
太鼓櫓、月見櫓、等数々の櫓が
聳えていた頃の城は
石垣との対比で
堅固な城であったに違いない




桜の名所と聞き
一面に咲いた風景を想像すると
戊辰戦争で散った命の儚さで
複雑な気持ちになったが
城と桜は日本の風景にピッタリ
さぞかし圧巻だろうと・・・







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日本100名城 足利氏館跡

2019-08-01 | 
東武伊勢崎線足利駅より
徒歩10分
日本100名城 足利氏館
平安時代末期に築かれ
周囲900m角の水堀と土塁で
囲まれた中に
中世武士の館がある平山城である


館内に鎌倉時代に足利義兼によって
持仏堂を建立
鑁阿寺(ぼんなじ)国宝の始まりだそうだ

後に足利尊氏が室町幕府を開くと
氏寺として厚い保護を受けた

朝7時半、境内は小雨の中
静謐をきわめ
国宝の鑁阿寺本堂、国重要文化財の鐘楼、経堂、県指定文化財の多宝塔が






しっとりとこじんまり鎮座して
いた

国宝の本堂はさすが木材寸法が大きく
目を見張る
本堂内に安置されている大日如来の
鏡だけが暗い中一際ひかって神秘的だ

周囲に誰もいなかったので
身を正して
世の中平穏である様に
般若心経を3分半
声を出して唱え祈願

樹齢550年前後、幹回り8.1m、樹高31.8mの大銀杏から命をもらい
中世の館を清々しく観て
城というよりお寺さん詣でだった
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