6丁目のつぶやき

歩く、登る、耕す、聴く、造る、採る、乗る、見る、の写真ブログ徒然草

田園地帯の新篠津温泉

2022-10-31 | 温泉
^_^

札幌から岩見沢方面の新篠津温泉は
自動車で1時間ほどの郊外で
田園風景の真っ只中にポツンと
沼に面してモダンな佇まいがある

 
温泉は1600mから汲み上げる
塩化物強塩泉の100%かけ流し
茶褐色の源泉がふんだんに流れ
湯の華が岩にこびり付く
 
何よりも加水なし塩素なしは
申し分ない
札幌近くにこんなところが
あったかぁと・・・
 
 
 
 
 
日帰り客の人達が多く
家族やライダーが
テントを張って
今でも温泉へとひと様々だ
 
家庭菜園も冬支度がなんとなく終わり
手軽に温泉でもと
二泊予約すれば
簡単にOK 
別荘がわりと気楽に
カメラを持ってぶらりと出かけた
 
今回道民割もあって
安く泊まれしかも
北海道応援クーポン券まで支給と
願ったり叶ったり
すっかり気に入った
 
国道275号線石狩川に掛かる
新石狩大橋は全長1kmは超え
大河を渡れば新篠津村
広々としたどこまでも続く
格子状の田園風景
そこには
石狩川の氾濫と泥炭地を干拓した
歴史の景色がある
 
 
直線道路が田畑より上にあり
部分沈下して自動車が上下する
まことに北海道らしい
ゆったりと情緒溢れる景色だ
 
ここは北海道有数の豪雪地帯で
山は無く風のメッカだそうだ
冬は吹雪の中道路も見えなくなり
自動車はあちこちで側溝に落ち
陸の孤島になるとのこと
 
防風林と広い道路そして田畑
その中にポツンと住宅
次の住宅までざっと4〜500mはある
冬は怖く命懸けと地元の人は言う
 
風が強いので
防風林の内側を歩いてみたら
風は嘘の様に感じないが
ネットが風に煽られ
破れていた
 
 
 
 
 
今度は真冬にマイカーは危険なので
公共交通機関で
その厳しさを体験し
真冬のかけ流し温泉で
雪見をしながら
贅なるひとときも良いかなと・・・
 
 
 
 
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枝豆から茶豆まで

2022-10-26 | 家庭菜園

畑仲間の友人から電話あり
大豆の苗が余ったからと
4葉になった苗を
発泡スチロールにぎっしり詰めて
持って来た

早速ほっとけ農場の
数々の雑草をむしり
適当に有機肥料を入れ
耕運機で耕やかして
畑の体裁を整えた
 
苗を植え始めたが半日かかり
数えたらなんと130苗
腰が病んで天を仰いだ
 
3か月も経つと
雑草と仲良く競争して
ほっとけ農場らしくなり
枝豆より高い
セイタカアワダチソウが
幅を利かす
 
これは日陰になりまずいと
力一杯引き抜くが
苗も一緒に引きずられ
加減に気を使う
 
例年実がつきだすと鹿や鼠に
待ってましたとばかりやられるが
今年は電柵が効いているのか
被害もなく
強風で所々倒された以外
順調に育った
 
枝豆は鈴なりでは無いが
若めの色が瑞々しく
近所配りなどして友好を築き
今宵はビールと
気分良くしてグビィグビィ
 
残った枝豆はそのまま成長させ
周りの山々が紅葉し始めたころ
葉が枯れ落ち
サヤは茶褐色に変り茶豆と・・・
 
 
そろそろ収穫時と
麗らかな晴れた日
畑に風呂用椅子を置き
どかっと座り陽にあたりながら
サヤ取りに余念がない
 
 
粒揃いとはいかないが
ほっとけばこんなものだと
無農薬で栄養バランスは良いはずと
自身に言い聞かせて
腕が痛くなるまで作業する
 
サヤは自宅に持ち帰り
陽にかざせば音をたてて弾け
弾けないのは
踏んだり手で潰したりで
実をだし大豆化する昨今だ
 
 
 
 
他に花豆やとら豆もあり
暇にまかせて無心に
サヤを押し潰して
実を出す快感を味合う
 
 
 
指の指紋は掠れて
薄くなり痛いが
成果品の豆を見ると
なぜかストレス発散と・・・
 
黄昏時
夕日が山のかなたに沈んで
手のひらの茶豆が零れ落ちた
 
 
 
 
 

 
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我が家のシンボルツリー 桂

2022-10-20 | 銘木

約30年前

我が家の南側崖上の狭い急斜面は
庭園にもならず雑草の天下で
組石でなんとか対面を繕っていた
 
ある日
友人の造園家から
その急斜面に
木をプレゼントするから選んでと・・・
 
崖地の斜面に育つかなぁと
思いながらも
枝ぶりが大きくハート型の葉で
甘い香りの
桂が良いと・・・
 
春の紅い新芽、夏の新緑
秋の真っ黄色といい
風にのったらほのかな甘い香りがする
桂は我が家にとって四季の季節感を
窓越しに味わうことの出来る
大事な木となった
 
毎年成長著しく今では
根元で直径約50cm高さ12mを超える
巨木となり
シンボルツリー化した桂は
愛着が湧き
遠くから望んでも
その大きさが際立つ
 
台風が来た時など大きく揺れ
もしも倒れたら
隣家に被害が及ぶのではと
心配で夜も眠られなくなった
 
 
この間の台風は事なきを得たが
最近北海道にも強風が吹き
ポプラが道路に倒れたり
心配のつきない昨今だ
 
悩んだあげく
窓から葉が見らる程度を残し
剪定してもらう事に決め
友人の造園屋さんに頼んだ
 
ヒマラヤで遭難した人を
探しに行ったほどの登山家で
もちろん岩登りもやる
私の友人だ
 
大きな桂の木を狭い敷地で
重機も使わず
隣家にも落とさず
剪定するのはどうするのか
興味津々で当日を迎えた
 
時間は掛かったが
ハーネスで多くのカラビナを駆使して
種類の違うロープを巧みに操り
安全を確かめながら
チェーンソーやノコギリで
 
 
 
ロープを切り倒す枝に
巻き付け
垂直に落とす方法で順次続け
無事剪定し終わった
 
 
さすが登山家と感心
カラビナ、複雑なロープ使いと
小枝を渡歩く作業で
命をかけた仕事に
終始見上げて首が痛くなった
 
安全を確保しての
我が家のシンボルツリー剪定であったが
この桂はまだ若い
この先小枝が生え伸びるかもと・・・
 
剪定し終わった桂は
シンボルツリーとしての
存在感も充分にあり
痛い目に合わせ申し訳ないと
合掌して終わった
 
 
翌朝目の覚める様な快晴
今まで日陰だった三階の窓から
陽が煌々と刺し
朝日の温もりが
格別であった
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
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瑞鳳殿観光と仙台城

2022-10-15 | 旅行

仙台港19時出航迄に
5時間の余裕があり
仙台観光を思い立った

観光スポットを一巡りする
シティバスが仙台駅より
30分ごとに発車すると聞いて
満員の中乗った
 
瑞鳳殿前で降り、杉木立の参道内の
中央階段を登り唐門を潜れば
伊達藩祖政宗公が眠る霊屋が出迎える
両側に殉死した家来20名の燈篭
が当時の風習とは言え痛々しい
 
 
建物は戦災で焼滅したが
コンクリート構造で再建
桃山文化の豪華絢爛な遺風を伝えている
 
石棺には遺骨や埋葬品が残り
隣接の記念館に展示してあるが
刀等腐食が激しく原型を留めない
 
政宗公の遺骨を分析した結果は
身長159cmと当時は普通
鼻は高く当時の日本人とは
ちょっと違っていたとの事
 
そう言えば幕府が
伊達藩の資金を削ぐために
日光東照宮建立の費用を負担させたが
その豪華絢爛な姿と
同質だなぁと思いながら
また混んでいるシティバスに乗り
次のスポット仙台城に向かう
 
仙台城は城のイメージと言うより
高台にある公園のようで
青葉公園と言われる所以
そこから見る仙台市は大都会そのもの
騎馬に乗った独眼竜政宗銅像は
修理中で無かった
 
 
伊達62万石の居城跡は
天然の要害青葉山に建ち
お堀も川のように見えて
崩れた石垣や本丸石垣に往時の
ロマンを感じるが
観光スポットのせいか
観光客が多くて
落ち着かなかった
 
 
 
 
落ち着いてまたの機会と
早く切り上げ駅構内の老舗で
特上牛タンと生ビールを
食べご機嫌で
洋上の人となった
 
 
 
 
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一関藩沼田家の武家屋敷から芭蕉の宿った家まで

2022-10-11 | 建築

新幹線に乗る前にちょっと
時間があり
一ノ関駅前の観光案内所へ

一の関は芭蕉の宿泊地と曽良日記に
書いていたがそこは荒地で
何にもないとの事
でも行ってしまった

そこまで行く経路に
旧沼田家武家屋敷があった

私は上州沼田市の出身
沼田と聞けば何か関係があるかと
武家屋敷にも興味あり
立ち寄る事にした

平家のシンプルな茅葺の屋根と
それを支える独立柱が軒を深くして
陰影を創り
土壁と出入口や障子と
よくつり合った外観
そしてそれに絡むような小さな庭園に
知性が感じられ落ち着く
 
 
江戸後期創建当初の近い姿に
復元したとの事
静謐な空間でデザインが良いとは
こう言うことだなと・・・
 
 
土間、かまど、台所は広く
農民住宅を素地として
天井小屋裏の骨組みが武家の体裁を
整えた住宅だと
変に納得して
古民家の郷愁が心地良かったが
冬は寒かろうと・・・
 
 
 
沼田家は
元は伊達藩から来た
石高90石取り前後の侍で後に
一ノ関藩の家老職となり
家老職就任以前の住宅だそうだ
 
上州沼田とは関係が無さそうだと
ボランティアの人が言っていた
沼田姓は全国何処にもあるんだ
北海道にも沼田町があるし・・・
 
そこから芭蕉宿泊地まで歩いて5分
記念碑も無く荒地で
今や大きな堤防と
国道が川を横切って
多くの自動車が行き来していた
 
芭蕉と曽良は
石巻から草木の生える
野の小道 奥の細道 
を何度も間違えながら
一ノ関の堤のそばの小さな家に
黄昏時に着き
翌朝平泉に向かって
旅立ったと曾良の日記にあるが・・・
 
当時は寒村で
一通過点に過ぎなかったようだ
 
 
 
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紅葉の栗駒山(1627m)

2022-10-08 | 登山

数十年前の栗駒山登山では
ガスがかかり雨が降り出し
途中引き返したが
雨に濡れた色鮮やか銀秋の景色は
しっとりと心に残った

晴れていればどんなに良かったかと・・・

今回そのさらなる絶景を期待して
登山口の須川温泉を予約したが
須川温泉宿はどこも満杯
 
仕方なく中腹の祭畤温泉
まつるべと読む難しい読み方の
温泉が空いていると観光案内所
で聞く
 
そこへ泊まって
朝早く登山する事で
只々晴れを祈って北海道から
旅立った
 
当日は天を突くような快晴
紅葉はちょっと早いようだが
頂上付近は最高でしょうと
おにぎりを添えて
女将が送り出した
 
路線バスは一日2本で時間的に
うまく合わず
何とかなるだろうと
ヒッチハイクがてら車道を歩き出し
2、3台やり過ごしたが
登山者らしい人が
幸運にも乗せてくれた
 
100名山をやっている人で
話が合って須川温泉登山口まで
登山談義しながら乗せていただき
ブナ林のジグザグ道を走り
感謝、感謝
 
ささやかな気持ちで
お礼を差し出したら
頑なに受け取らず
代わりに
チャレンジしたがはたせなかった
100名山幌尻岳ルートの
近道を教えて欲しいと・・・
 
周囲には大勢の登山客で人目もあり
礼を逸して別れた
 
秋深まる期待の錦繍の栗駒山へ
いよいよ登山開始
名残ケ原を得て
昭和湖、展望岩頭、天狗岩、栗駒山、
自然観察路経由の周回コース
 
 
 
 
今年は暑かったためかドウダンツツジや
ウラジロの赤が
鮮やかでないとのことだが
黄色は綺麗でハイマツとの
コントラストがまさに秀麗
 
 
エメラルドグリーンの昭和湖
頂上付近の馬の背を歩き
秋田県、岩手県側、山形県、宮城県と
360度展望
そして三途の川を渡り木道散策
旧噴火口の死の世界をみて
久しぶりの登山
万歩計は27000歩を越えていた
 
 
 
天を突く快晴で
乗せてくれた人の好意を体一杯感じ
北海道からはるばるやって来た
甲斐があったと大満足
これだから山はやめられない
 
 
 
 
 
 
 
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風光明媚な猊鼻渓

2022-10-05 | 風景

日本100景と聞いて
大船渡線無人駅 猊鼻渓 
を途中下車した

舟下り発着駅まで田舎道を歩いて5分
と近い
 
切符売り場は
八角形の独立した二階建て
お寺の様に見え違和感があるが
辺りはよくありがちな
6件の御土産屋さんが
広い川幅に面して立ち並ぶ
 
その渓流を見下ろせば
何艘もの舟が掛留され
観光客が多いと想像されるが
今は季節にもかかわらず静かだ
 
 
出発時刻は30分毎に発車
舟は横2m縦17mほどの木造り
スポンジ座布団を客が
勝手に敷く
 
船頭さんに聞くと多い時は
70名近く乗せ一人で櫓を漕ぐ
今日は19名と少ないほうだ
これもコロナの影響と・・・
 
 
往復1時間の登り下りを1人で
器用に漕いで途中
鴨の餌を買わせ
鴨と共に登る
 
 
奇岩な景色や地質、花々、
の説明に面白おかしく
随所にダジャレを入れながら
まるで落語を聴いている様だ
 
 
 
深山幽谷にこだまし
猊鼻追分を聴かせて
アンコールが無いと
南部牛追歌でまたまた拍手喝采
チップは遠慮すると・・・
 
さらに一呼吸おいて
上手いのは俺で無く
こだまする渓谷のおかげと
さらに笑いを誘う
 
日本の舟下り観光名所は
19ヶ所ほどあるが
すべて上流からの舟下りで
登りも下りも案内するのは
ここだけとか
 
 
 
確かに高い奇岩が両側に迫り
松や楓が天高く生えて
心に残る絶景ではあつたが
何よりもエンジン音の無い
静かな環境が心癒される
 
 
今年は例年より遅い紅葉とのことだが
長さ2kmに及ぶ渓谷は
高さ100m余りの奇岩絶壁
可憐な花々、小鳥、川魚等
風情あふれる景観で
静かな名勝日本100景だった
 
 
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大船渡線のドラゴン列車

2022-10-02 | 旅行

新幹線を降り一ノ関駅構内に
にわか作りの
臨時情報案内所が目に付き
気仙沼までの行き方を聞くために
飛び込んだ

メガネをかけマスクごしに
おばさんが早口で
バスや汽車の時刻表を指し
該当箇所にサインペンで親切にマーク
大船渡線の
別名ドラゴン列車で猊鼻渓もあるし
是非お勧めと・・・
 
おまけに地産の土産品
一ノ関観光マップ等々渡し
縷々説明してくれた
 
自称鉄道ニセマニアの小生
昔、太平洋側大船渡まで
快速で走っていた
スーパードラゴン列車

東日本大震災のあと
一ノ関 気仙沼間が
普通自由席となった
ドラゴン列車と聞いて
途中日本100景 名勝猊鼻渓もあるし
乗らない訳には行かない
 
バスの時間表そっちのけで
三番線から間も無く発車の
アナウンスにすぐ飛びついた
 
二両編成のワンマン列車は
キハ100系気動車で
窓にカーテンが下がり
ゴージャス感満点
 
 
ボックス席は空いて
足を伸ばしゆっくりゆらゆら
何故ドラゴン列車と言うのか
ずっと考えている間にうとうして
気が付けば
猊鼻渓の駅を通過していた
 
 
 
 
 
パンフに魅了された猊鼻渓は
帰りに観ればと
ガラガラ車内をカメラ片手に
動きまわり
地方鉄道を満喫できた
 
 
 
 
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