6丁目のつぶやき

歩く、登る、耕す、聴く、造る、採る、乗る、見る、の写真ブログ徒然草

岩内 木田金次郎美術館

2023-05-30 | 旅行

旧国鉄岩内駅の跡地に
岩内出身の木田金次郎美術館が
建っている

円筒形と箱型の建物の玄関先に
紫と白い花を咲かせたライラックの
香りを一面に放ち良い気分で
我々を招き入れた
 
ターンテーブルと蒸気機関車の
イメージで造られたこの美術館
1階から2階まで展示室で
吹抜けがあって天井が高く
木田金次郎の風景画、静物画
そして岩内絵画教室展へと
動線が自然に導かれる
 
 
 風景画で『岩内山』の煌めく太陽
『夏の岩内港』の青い海の色
亡くなる直後の『薔薇』が印象的だった
 
洞爺丸沈没時の台風で岩内も
大火で中心部が全て焼き尽くされ
木田金次郎の絵も1500点余消失
それからまた描き始めた
今年生誕130年だそうだ
 
有島武郎との交際もあり
岩内で生涯過ごした木田金次郎
集中して見て精神的に疲れ
息抜きに屋上に出れば
周囲360度の展望台
遥かな海、港、残雪の岩内岳連邦
青い空、心地良い微風に気持ちは洗われ
スカッとする
 
 
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岩内 新井記念美術館へ

2023-05-28 | 旅行

岩内の新井記念美術館は
若い頃、見たことは見たが印象は無く
今回、旅館で割引券をいただき
喜び勇んで出かけた

 
ピカソ(2階)と西村計雄(1階)
有島武郎の生まれ出る悩みに影響受けた
北海道ゆかりの人達(地階)
三者の併合美術館である
 
ピカソを200点収納していると聞くが
出入口に飾った
鳩を中心に
手を握り合っている『平和』は
ウクライナの時節柄
変に共鳴し納得した
 
西村計雄はひかりを軸に!
直線と太陽と・・・
 
地階の画家達は有島武郎の
生まれ出る悩みに因み
皆それぞれ
精神的に悩んだ状況を描き
深刻な絵の数々
 
内容が多過ぎて頭混乱
生まれ出る悩みで・・・
 
外は秀峰岩内岳に残雪が残り
雲が靄って暑くも寒くもない
遠く海が見下ろせる
気持ち良い風景で
 
足元には芝桜に蝶が蜜を吸って
タンポポの綿毛が舞っていた
春だなぁ
 
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賀老の滝 見物始末記

2023-05-24 | 旅行

昔、賀老の滝は
渡島半島最高峰狩場山1519m登山中に
ちょっと垣間見ただけなので
それ程印象はなかった

知人から
賀老の滝はスケールが大きく
必見との話があって
岩内温泉に宿泊していたので
天気の良い日に登山軽装備で
島牧までドライブがてら出かけた
 
日本海を右側に見下ろしながら
海岸沿いの国道279号を走れば
車は時たますれ違う程度で
知らず知らずにスピードが出る
捕まるのではないかと
ビクビクしながら
まだ残雪のある秀峰狩場山を
傍観しながら次第に島牧へ近づく
爽快感には勝てなく
ついアクセルを踏む
 
そろそろ目的地付近と
道の駅島牧に立寄り
賀老の滝の経路を聞いたら
直ぐそこに案内板があるけど
滝の付近は5年前から土砂崩れがあり
熊も出没して通行止めと・・・
 
ここまで来たのだから
行けるところまで行って見ようと
山側森深く乗り入れて行った
 
しばらくブナ林が続き
渓流沿いに奥まると
突然、渓谷にまたがる橋の欄干に
通行止めの立札と非常線が架かって
その向こうに山道が消える
 
熊が出るのではと恐る恐る
車から降りて非常線を超え
橋の上から千走川を見下ろせば
綺麗な激流が岩にぶつかり
マイナスイオンが漂う
新緑の風が気持ち良い
しばらく天を仰ぎ
橋下の飛沫の行方を眺る
これが滝の水だと・・・
 
残念ながらここまでと
Uターンして間も無く
傍にバラックな宿を見つけ
千走温泉の看板が目に付く
 
入ろうと意を決して
玄関をくぐれば
年取った宿屋の御主人は
ホウキ片手に
誰も居ないからと・・・
 
入浴料金をありがたそうに受け取り
浴室に案内
ぬるいからゆっくり入ってください
今シャワーを出しますからと・・・
 
赤茶けた温泉は
鉄分の匂いがする温泉で
成分が床に張り付き
かけ流しで自然を楽しみながら
ゆっくり露天風呂へ
温泉らしさ倍加
 
宿屋の御主人は
人恋しさも手伝い話しまくる
 
入山禁止、川釣りも禁止と
今や入る人は少なく
メンテが大変とぼやくが
脱サラで買い受けたから
やらなければと・・・
 
奥まった山奥での生活に
満更でもない様子だったが
この先どうなる事かと・・・
 
そんな生活に羨ましく思い
でも真冬は寂しくなるのかと
同情しながら別れた
 
幅30m.落差70mの荘厳な滝を
見られなかったが
それはそれで良い思い出になったと
納得したドライブだった
 
 
 
 
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深疏水の透き通った岩内温泉 

2023-05-20 | 旅行

岩内温泉『おかえりなさい』は
湯加減ぬるめ、食事、料金と三拍子揃い
気に入ったので今度は3泊と
ゆっくり骨休め

二部屋続きの和室で
大型TVがセット
耳の遠い私はあまり関係ないが
心持ち優雅な気分に・・・
 
まず屋内風呂
水平な湯口から幕になって流れ
湯船からオーバフローする贅沢な
透き通った深疏水が
清潔感を際立たせる
 
温めの露天風呂は
誰も居なく
俺の風呂といった独占状態
葉桜を眺めながら
ゆったり浸る
 
 
静かな温泉で心身共にくつろげ
身体に溜まった老廃物が
洗い流され誠に気持ち良い
 
食事はあつさり浜料理
毎日具は違い
ホッケの焼き魚、ニシン塩焼、アサリ汁
等等・・・
 
新鮮な刺身の盛り合わせ
大きなふろふき大根     
いかの刺身、塩辛、
栗の茶碗蒸し、
パイナップルとオレンジ
ご飯はユメピリカ
アサリと鮭の味噌汁
港に近く新鮮度抜群
料理はいずれも熱々で
うまく飽きない
 
朝昼夕寝と1日4回も入浴で
従業員の方々の笑顔な対応と
親切さに最高
また来なくては❣️
 
 
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栽培し過ぎたルバーム

2023-05-14 | 家庭菜園

かれこれ20数年前

知人からルバームが珍しいと
株分けして貰ったが
生体が分からず
畑の片隅に植えておいた

日陰にも限らず枯れもせず
毎年育ってもそのままであった
 
食べ方が分からず
ほっとくだけでは申し訳なく
長男の嫁さんに聞いたら
紅い茎をとって
ジャムを作ってくれた
 
甘酸っぱい味があり
美味く好みのジャムだった
パンにピッタリ
捨てたものではないと・・・
 
そもそもルバームとはよく分からず
ネットで調べた結果
シベリア南部の寒冷地に産し
赤くなった茎をジャムにして
食べる
カルシュームが多いそうだ
 
もっと増やそうと根を
畑の片隅に12株も株分けし
育つか不安であったが
今年元気に育った
 
肥料も要らず
葉や茎は大きく太くて
花は無骨に咲き
栄養を取られるので
花摘みをしなければならないとのこと
 
育ちは旺盛で
葉の茎を使うのだが
あまりに量が多すぎ
カミさんからは誰かにあげたらと・・・
 
株がこんなに繁茂するとは
想像もせず
作りすぎたと反省
数を減らさなければ・・・
 
畑仲間に作ったらと聞けば
小首を傾げ敬遠される始末
邪魔者扱いするのも
可哀想だし・・・
 
ルバームをくれた知人は
今やこの世に居ない人に・・・
 
 
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ほっとけ農場の花々

2023-05-09 | 家庭菜園

今年は例年より暖かい
ほっとけ農場のシンボルツリー
八重桜が甘い香りを漂わせ
花びらが畑に散り
色艶やで一点春爛漫です

いよいよ農作業開始です
雪解けの硬い畑中に
耕運機のエンジン音が
軽ろやかに響き渡り
遠くの山々は若葉色に変色
冬から完全に解放されました
 
ふと畑中を振り向けば
耕運機をかけてない端部分に
タンポポ、ムスカリ、踊子草, オオイヌノフグリ
一斉に咲き始め
農作業に潤いをくれます
 
やがて除草菊、アザミ、
セイタカアワダチソウが
所狭しと咲き誇り
野菜類を悩まします
 
畑中に我が物顔で
咲き誇るので悔しいやら
ほっとけ農場らしく
雑草だらけの風景が
今年も始まります
 
今、唯一の果実の花は苺です
アライグマに今年も
実るころ根こそぎ
喰われるか心配です
 
獣対策もしなければ・・・
 
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柴犬 大福君 来札

2023-05-05 | 日常
約30年前、子供が小学生の頃
捨てられていた野良犬を
拾ってきて
『コロ』と名付けて飼っていた
 
両耳揃ってなく不男の部類だが
言うことを聞く頭の良い犬で
深夜の仕事帰りにも
必ず尻尾をフリフリ出迎えてくれる
情のこもった可愛い愛犬だった
 
やがて子供達が家を離れ
夫婦で『コロ』との生活が
しばらく続いたが
亡くなった時のショックは
計り知れず以後飼うのはやめた
 
犬好きの息子兄弟は
それに懲りず
長男が柴犬一匹、
次男は動物が好きで
大型犬バーニーズマウンテンドック
三匹を飼って
挙句
本人達の都合で時々我が家に
あずけて行く
 
散歩での引っ張りや糞の世話など
年取った老人には結構応えるが
普段無口な二人には
犬中心の生活となり
静かな生活が潤滑油的に賑やかになる
 
今回は一泊で長男の柴犬『大福君』を
あずかった
 
吠えないおとなしい犬で
静かにじっと耐えて
部屋の中を駆け回っている
時々
玄関ドワーの前でクンクン
早く迎えに来てほしいと
泣いているが・・・
 
散歩の後は疲れたのか
座布団の上で昼寝と
警戒感は無く熟睡している
 
ところがだ最終日
うっかり玄関ドワー開け放しで
外へ出たら
勢いよく『大福君』脱兎の如く
飛び出し一目散に街区を
走り去った
 
大きな声で大ちゃんと叫んで
四方八方探し回るが
どこへ行ったか行方知らず
交通事故に遭わないかと
心配しながらの捜索
 
自動車で街区をくまなく走り
行方を探ったが
見渡らず渋々戻って
途方に暮れた
 
するとしばらくして
坂下からウロウロと
あちこちの玄関先を覗き
次第に近寄るでは無いか
 
大チャンと大声をかけても
振り向くだけで寄り付かず
餌や水を持ち出したりするが
見向きもせず
押し問答でまた逃げ出す始末
 
思案してたところ
幸運にも長男夫婦がもどり
即座に懐いて
難なく捕獲してことなきを得た
 
安心、安心、安心
約1時間探し回り
一時はどうなる事かと頭錯乱、
疲れた・・・
 

 
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