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生きること:過去と未来とエスペラントと

Brava komencanto!  あっぱれ!初心者

2010-07-08 08:33:10 | エスペラント
 6月2日(日)第6回アジアエスペラント大会の開会式が行われました。大会冊子はまだなくプログラムを印刷した紙が渡されました。首相の原稿が届かなかったので印刷できなかったという噂でしたで火曜日に渡されたました。
大 会冊子が無くてもそれほどの不便もなくこれがモンゴル流かと不平も出ず、大会は驚くほど滑らかに各プログラムが進行して行きました。

 夜の民族の夕べは場所を替え、軍人会館のホールでした。隣の婦人はまたまたフランス人でした。彼女は午前中会話を教えていた人でした。流石手なれたもの、自分の話だけ無理矢理にするという事も無く楽しい会話ができました。

 通路に大柄な青年がたっていました。『あの子ね、今日でエスペラント学習が3日だというのよ!』と苦笑いしていました。流石のベテランも教えるのに苦労したようです。

 彼女の考えている老後の生き方は興味深いものでした。
 『私は独身で、親から貰った農園がある。今農園を耕作し、木を切ったりも自分でしながら生活しているけれど。仕事ができなくなったら、ホテル住まいをしようと思っているの。フランスの老人ホームでの生活費は非常に高く、3000ユーロほどかかる。それに比べてホテル代は安いのでホテル住まいをしようと考えている。それなら、自分が行きたい所に移動できるしね。』

 良く小説にホテルで暮らす人がでてきますが、日本で快適なホテルを選ぶとしたら月30万円や40万円で生活できないでしょう!気楽に生きたい私には羨ましい話です。

 さて翌日、Skypを使用して離れた所に住む人大勢にエスペラントを教えているという内モンゴルのLiu氏のプログラムに出てみました。
 あの青年も参加ていました。彼は意見を求められるとおもむろに紙を取り出し、『私は初心者です。エスペラントを4日間学んでいます。次に皆さんに会う時にはきっとエスペラントが上達しているでしょう!』と堂々と読みあげました。
  まさにあっぱれな初心者です。でも彼だけでなありませんでした。その夜の集いで私に座った女性も声をかけると、『私は初心者です。(そして指を折って数え)3日間エスペラントを学んでいます。』と答えました。
 まじめに聞き入っている態度に、そうよそうよ、誰もが初心者であった事が有ると感じていました。 
        
 大会が行われたジンギスハンホテル。韓国系企業の経営のようでした。周囲には空き地もあり工事も続けられていました。

        

 モンゴルを代表するE-istojアルタンさんとエンケさんと談笑するLiu氏。モンゴルと内モンゴルは国境を接しているにもかかわらずモンゴル人が内モンゴルに入るのは中国政府の意向で非常に難しいという事でした。そばに立っている笑顔の青年が初心者です。
 
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