glimi

生きること:過去と未来とエスペラントと

若年性認知症と老年期

2011-09-06 06:28:15 | 家族・友人・私

 昨夜NHKの福祉ネットで50歳で認知症になった太田さんの自分らしく生きようとすする10年間の軌跡を観て身につまされました。10年たって彼は突然、家のトイレがどこか分からなくなり、『みんな(たぶん記憶)持ってゆかれる!』と怒り出しました。その後痙攣を起こしたり…。表情が変化してゆきます。最後は元の合唱仲間との再開とともに歌う場面がありました。突然表情を取り戻し元気に歌っていました。アナウンサーが気持ちを訪ねると『入ってくる(たぶん新しい気持ちでしょう)』と答えていました。彼の気持ちを常に理解しようと努力している夫人には頭が下がります。が、そのことはさて置き…。

 太田さんは若くして認知しょうになりましたが遅かれ早かれ、それがゆっくりであれ急激であれ人間に起こる現象だあろうと感じました。そして老年期を生きるとはどういう事を考えさせられました。

 いつも思っているのです。もう少ししたら静かな老年期が来るだろうと。ですがそれは人間らしく生きることをあきらめることになるのでしょうか。常に積極的に生きなければならないのでしょうか。死期が近づくまで突っ走るのはつらいと思うのですが、中庸に生きるのは難しいですね。

コメント (3)
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