オラフとドーリーのふしぎな関係について少し述べます。
オラフはノルウェーに住んでいましたし、ドリーはスウェーデンのエーテボリに住んでいました。二人は結婚しているわけではありません。でも、頻繁に行き来し、互いの家に1ヶ月とか2ヶ月とか一緒に暮らしていたのです。勿論、一人暮らしの時間もあるのです。ドリーがオラフの所にいる時は、彼女の娘さんから毎日元気にしているか電話が入っていました。
若い頃、サルトルとボーボワールの生活、同じアパートで階の違う部屋に暮らす二人に私は憧れていました。結婚という事にこだわらず、こんな形の人生の同伴形態があっても良いと思っていたので、何の不自然さも感じませんでした。
この出会いから3年後だったでしょうか、オラフの娘さんが肺を犯されました。なんとかいう菌が肺に付き肺が機能しなくなる病気です。彼女は言語治療士でその夫は小児科医でした。助かる道は肺の移植しかないということでした。その時ドリーはこの娘さんに呼ばれました。そして、父が一人になるのは可哀想なので結婚してやって欲しいと頼まれ、随分悩みました。でも結婚に踏み切れませんでした。結果を見るとドリーの選択は間違っていなかったと思います。
娘さんが亡くなった後、その夫はオスロに出てゆき、オスロにいた孫娘が結婚して同居し、その後下の孫娘も結婚し、祖父の近くに住みました。5人の曾孫がオラフの所に出入りし、彼を慰めてくれていたようでした。
北欧の人たちは親子でも独立していて、個人主義的で、家族関係は冷たいように見えます。しかし中味は干渉はしないが支えあうという暖かさが感じられます。
それと比較すると日本の家族関係の方か、べったりとくっ付いているわりには利己的で、相互の思いやりに欠けているように私は感じる事が多いです。
それから数年後、オラフからは同じクリスマスカードが届き、3度目の時にはクリスマスカード送りましたか、と書いてありました。その後、便りはありません。
日本も長寿国になりました。10年ぐらい前までは老人の恋愛関係が話題になりました。最近あまり話題の上りませんが、日本もこのような自由な関係が認められるようになったのでしょうか。
最近結婚を敬遠する女性が増えていると聞きます。一人で肩肘張っておらず、もっと真剣に男女が共に生きる生き方がないか模索しても良いのではないでしょうか。
以前、若い女性が≪男性は信用できないから老後のために小金を溜めて一人で生きる。その方が気楽≫と言っているのを聞きました。確かに一人暮らしは気楽でしょう。でも、火花を散らしながら共に生きることも気楽とはいえませんが味のある(?)人生といえるかもしれません!!
オラフはノルウェーに住んでいましたし、ドリーはスウェーデンのエーテボリに住んでいました。二人は結婚しているわけではありません。でも、頻繁に行き来し、互いの家に1ヶ月とか2ヶ月とか一緒に暮らしていたのです。勿論、一人暮らしの時間もあるのです。ドリーがオラフの所にいる時は、彼女の娘さんから毎日元気にしているか電話が入っていました。
若い頃、サルトルとボーボワールの生活、同じアパートで階の違う部屋に暮らす二人に私は憧れていました。結婚という事にこだわらず、こんな形の人生の同伴形態があっても良いと思っていたので、何の不自然さも感じませんでした。
この出会いから3年後だったでしょうか、オラフの娘さんが肺を犯されました。なんとかいう菌が肺に付き肺が機能しなくなる病気です。彼女は言語治療士でその夫は小児科医でした。助かる道は肺の移植しかないということでした。その時ドリーはこの娘さんに呼ばれました。そして、父が一人になるのは可哀想なので結婚してやって欲しいと頼まれ、随分悩みました。でも結婚に踏み切れませんでした。結果を見るとドリーの選択は間違っていなかったと思います。
娘さんが亡くなった後、その夫はオスロに出てゆき、オスロにいた孫娘が結婚して同居し、その後下の孫娘も結婚し、祖父の近くに住みました。5人の曾孫がオラフの所に出入りし、彼を慰めてくれていたようでした。
北欧の人たちは親子でも独立していて、個人主義的で、家族関係は冷たいように見えます。しかし中味は干渉はしないが支えあうという暖かさが感じられます。
それと比較すると日本の家族関係の方か、べったりとくっ付いているわりには利己的で、相互の思いやりに欠けているように私は感じる事が多いです。
それから数年後、オラフからは同じクリスマスカードが届き、3度目の時にはクリスマスカード送りましたか、と書いてありました。その後、便りはありません。
日本も長寿国になりました。10年ぐらい前までは老人の恋愛関係が話題になりました。最近あまり話題の上りませんが、日本もこのような自由な関係が認められるようになったのでしょうか。
最近結婚を敬遠する女性が増えていると聞きます。一人で肩肘張っておらず、もっと真剣に男女が共に生きる生き方がないか模索しても良いのではないでしょうか。
以前、若い女性が≪男性は信用できないから老後のために小金を溜めて一人で生きる。その方が気楽≫と言っているのを聞きました。確かに一人暮らしは気楽でしょう。でも、火花を散らしながら共に生きることも気楽とはいえませんが味のある(?)人生といえるかもしれません!!