35年振りにアンプを買った

 一言アンプと云っても何のアンプなのか判らんぞという今どきである。はいはい、ステレオオーディオアンプでございます(以下、単にアンプと表記)。自室には知る人のみぞ知る、往年の名機(と云われている)サンスイAU-D907 Limitedがあるのだが、リビングでCDを聴くための装置がことごとく壊れてしまった。まさかの自宅のリビングで飲みながら食事をしながらiPodは無いだろうと、最少の投資で最大の効果を考えた結果購入したアンプがこれ。


いかに小さいかはCDトレイの大きさと比べると良くわかる。

 怪しい。とにかく怪しい中国製けれど、片チャンネル10Wで、しかもPCとデジタルで直接接続可能なUSB端子があると云うのが決め手になり昨年11月末に購入したもの。注文後3営業日には配送と云うので待っていたが届かない。4営業日辺りに在庫切れで配送が遅くなるとのメイル。場合によってはキャンセルするから、一体全体一週間遅れるのか一カ月なのか一年なのか教えて欲しいと連絡をしたが無の礫のまま一週間後に現物が届いた。製品も怪しいが販売店も怪しい。

 まったく何から何まで怪しいこのアンプはToppingデジタルアンプ TP30と云う。果たして音が出るのかと首をかしげながらCDプレイヤーとスピーカーをつないでみたら、音が出た。音質についてはまったく期待していしていなかったのだけれど、思い他、良い。期待していなかったから良いということか。CDプレイヤーの次にUSBケーブルでPCつないでiTunesを立ち上げてみたら、こちらもちゃんと音がでる。7,980円だと思うとちっと感動ものだ。

 ならばiPodをつないでも音が出るかと思い試してみたがこちらはNG。一体全体PCにインストールされたiTunesからの信号とiPodからの信号とのどこにどのような違いがあるのかまったくわからないデジタルデバイドな郷秋<Gauche>であるぞ。トホホ。

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