燈台草

 燈台草(とうだいぐさ。トウダイグサ科トウダイグサ属)の開花が始まりました。北半球の温帯から熱帯にかけて広く分布し、日本でも北海道を除く全域で見ることができるようです。日当たりの良い田んぼや畑の畔、道端に生えていますが、有毒植物ですので注意喚起のために毎年花の咲く時期に掲載しております。今の時期は草丈10〜15センチですが、大きくなると30センチほどになります。上から見た感じは大きくなっても写真の通りです。

 全草に有毒成分を含んでおり、茎や葉を折るなどして傷つけると出る白い乳液が出てきます。これに触れると皮膚がかぶれます。果実や種子を食べると激しい痙攣を起こすそうですので、雑草として駆除する場合にもゴム引きの手袋を使用するのが良いようです。くれぐれも口に入れたりしませんように。

 実は燈台草の他にも身近なところに有毒植物がたくさんあり、水仙(最近も水仙の球根を玉ねぎと間違って食べて中毒になった報道あり。葉がニラに似ている)や彼岸花、紫陽花(料理の下に敷いたり添えたくなる?)、スズランなども有毒です。生垣にされている夾竹桃などは枝を燃やした煙にも有毒成分が含まれていて吸うと中毒を起こすとのことですので気をつけないといけませんね。

 ちなみにトウダイグサを漢字で書く場合には東大でも灯台(船の為の目印)でもなく燈台。昔(明治初期まで)使っていた木製の脚のついた台の上に油皿を置いて燈火をともす照明器具のことです。

 横浜の住宅地の中に残された小さな里山の四季移ろいを毎週撮影しているblog「恩田の森Now」に、ただいまは3月27日に撮影した写真を10点掲載しております。春爛漫となった森の様子をご覧いただけたら嬉しいです。
https://blog.goo.ne.jp/ondanomori/e/878fb2080148fb07a0e3117f9bdd6d82

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#燈台草 #トウダイグサ科トウダイグサ属 #身近な有毒植物

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