唐松林の中に小屋を建て、晴れた日には畑を耕し雨の日にはセロを弾いて暮したい、そんな郷秋の気ままな独り言。
郷秋<Gauche>の独り言
Nikon D80登場
先月29日に「D90?」として紹介した、Nikon/ニコンの新しいDSLR(デジタル方式一眼レフ)が、今日正式に発表になった。発売は9月1日からとのこと。ゲンを担いでD90かと考えたけれど、D70(s)の上位機種だから素直にD80。
NikonのDSLRのラインナップはこれでD50、D70s、D80、D200、D2Xsの5モデルとなるが、価格はと言えば、69,800円、89,800円、119,800円、198,000円、498,000円(いずれもボディのみの税込yodobashi.com価格、更に10%のポイント還元あり)と、下に厚く、上位のD200とD2Xsは入門・普及モデルとは性能同様価格もかなりはなれている。
問題はD50、D70s、D80の3モデル。2~3万円刻みで3モデルって、かなり微妙なラインナップだな。特に70sと80の関係がビミョー。高性能の上位機種になれば性能と引き換えに大きく重たくなるのがこれまでの常識だったけれど、今回のD80はD200と同じ1020万画素(D70sは610万画素)なのにW*H*Dが8*8*1各mm小さく重さも15g程軽くなっている。撮影データの記録媒体も、70sがCFなのに対して80はSDとこれまでの常識ではグレード・ダウンとも言える様相を見せている。
現時点ではD50、D70s、D80と小刻みに用意された入門・普及帯のモデルだが、遠からずD70sが消えて普及帯モデルのD80と、D50の後継機種たるD60の2モデル体制になるのではないかと思わせるものがあるな。
新規参入のソニーやパナソニックはボディ内臓の手振れ補正機構やローパスフィルターのダスト・リダクションシステムを搭載しているのに対して、D80にはこれらの機構が一切搭載されていないのはメーカーとしての哲学なのだとは思うけれど、これからDSLRを購入しようかという層への訴求力に劣ることは確実だろう。Nikonのブランド力だけでそれを補えるのかどうかは興味深いところである。
さて、NikonがD70s上位のモデルを出したとなると、DSLRの最大シェアを握るCanonが黙っているわけはあるまい。EOS 30DとKiss デジタルNの間、つまり、D80の対抗モデルを出してくるだろ。激突は年末商戦となるのか、これも大いに興味をそそられる2強の戦いである。
いずれにしてもより高性能のDSLRが廉価に供給されることは実に喜ばしいことではあるが、より高性能=高価なカメラを手に入れれば自動的により美しい写真が撮れるようになるわけではないことに、是非とも気づいて欲しいものである。「弘法筆を選ばず」はDSLRにも言える事なのである。ボディのランクを一つ落としてでも、撮りたい写真に相応しい良いレンズを手に入れたほうが、良い写真が取れる可能性が格段に高くなるということを頭の隅において購入モデルを検討されることを、郷秋<Gauche>はお勧めしたい。
追記:ティザー広告で期待感を煽ったのはいいけれど、いざ発表の日にアクセスが集中してサーバーダウン?とは、Nikonとしたことが、ちょっと(本当は「かなり」と言いたい)お粗末。
今日の1枚は、梅雨の終りから秋風が吹いてもまだ咲き続ける百日紅(サルスベリ)。勿論、字のままに「ひゃくじつこう」と読んでもかまいません。バックの森まで距離がありましたからもう少し絞っても良かったですね。反省(^^;。
NikonのDSLRのラインナップはこれでD50、D70s、D80、D200、D2Xsの5モデルとなるが、価格はと言えば、69,800円、89,800円、119,800円、198,000円、498,000円(いずれもボディのみの税込yodobashi.com価格、更に10%のポイント還元あり)と、下に厚く、上位のD200とD2Xsは入門・普及モデルとは性能同様価格もかなりはなれている。
問題はD50、D70s、D80の3モデル。2~3万円刻みで3モデルって、かなり微妙なラインナップだな。特に70sと80の関係がビミョー。高性能の上位機種になれば性能と引き換えに大きく重たくなるのがこれまでの常識だったけれど、今回のD80はD200と同じ1020万画素(D70sは610万画素)なのにW*H*Dが8*8*1各mm小さく重さも15g程軽くなっている。撮影データの記録媒体も、70sがCFなのに対して80はSDとこれまでの常識ではグレード・ダウンとも言える様相を見せている。
現時点ではD50、D70s、D80と小刻みに用意された入門・普及帯のモデルだが、遠からずD70sが消えて普及帯モデルのD80と、D50の後継機種たるD60の2モデル体制になるのではないかと思わせるものがあるな。
新規参入のソニーやパナソニックはボディ内臓の手振れ補正機構やローパスフィルターのダスト・リダクションシステムを搭載しているのに対して、D80にはこれらの機構が一切搭載されていないのはメーカーとしての哲学なのだとは思うけれど、これからDSLRを購入しようかという層への訴求力に劣ることは確実だろう。Nikonのブランド力だけでそれを補えるのかどうかは興味深いところである。
さて、NikonがD70s上位のモデルを出したとなると、DSLRの最大シェアを握るCanonが黙っているわけはあるまい。EOS 30DとKiss デジタルNの間、つまり、D80の対抗モデルを出してくるだろ。激突は年末商戦となるのか、これも大いに興味をそそられる2強の戦いである。
いずれにしてもより高性能のDSLRが廉価に供給されることは実に喜ばしいことではあるが、より高性能=高価なカメラを手に入れれば自動的により美しい写真が撮れるようになるわけではないことに、是非とも気づいて欲しいものである。「弘法筆を選ばず」はDSLRにも言える事なのである。ボディのランクを一つ落としてでも、撮りたい写真に相応しい良いレンズを手に入れたほうが、良い写真が取れる可能性が格段に高くなるということを頭の隅において購入モデルを検討されることを、郷秋<Gauche>はお勧めしたい。
追記:ティザー広告で期待感を煽ったのはいいけれど、いざ発表の日にアクセスが集中してサーバーダウン?とは、Nikonとしたことが、ちょっと(本当は「かなり」と言いたい)お粗末。
今日の1枚は、梅雨の終りから秋風が吹いてもまだ咲き続ける百日紅(サルスベリ)。勿論、字のままに「ひゃくじつこう」と読んでもかまいません。バックの森まで距離がありましたからもう少し絞っても良かったですね。反省(^^;。
コメント ( 4 ) | Trackback ( )
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遂に普及型レンズにVRの搭載が始まったかと感無量です。(大げさかな?)
>普及型レンズにVRの搭載
確かにVR搭載のレンズでは最廉価となりますね。この価格で35mm換算450mmの超望遠ですからVR搭載は有効でしょう。
ブレ出しにくカメラの構え方、絞りを開いて、あるいはISO感度を上げて、シャッタースピードを速くする、それでもだめなら三脚を使うというブレ防止策をご存じない方が購入される可能性がありますからね。
私としてはVR以上に超音波モーターによる静音、高速のオートフォーカスが魅力ですね。
手持ち流し撮りも・・・と幻想してしまいそうです。
半年ほどD50を使いましたが、ゴミにしてもとりあ
えずブロアで何とかなりますし、VRレンズがライン
ナップされていますから、実用上は問題ないと思いま
す。ですが、カタログ的には弱いですよね。
demidemiさんもおっしゃるように、手振れ補正機構とかダストリダクション機構と言うのは、DSLR必須の機構ではない(SLRを持っていても、1度もレンズを外したことがないという方も少なくないし、標準(ズーム)レンズしか使わない方には手振れ補正機構も余り必要も無い)と私も思うのですが、カタログを見たときの魅力には確かに欠けますね。