霜柱

 今日の神奈川新聞読者のページ(投書欄)に「氷柱や関東地方特有のものだという霜柱ならではの自然現象を見聞きすると(以下省略)」と書かれた投書が目にとまった。

 関東地方特有と云う事は、関東地方以外では霜柱は出来ないと云うことになるけれど、それは間違いだと思うのです。確かに火山灰が堆積した関東ローム層の赤土だと出来やすいようですが、郷秋<Gauche>が生まれ育った福島でも、冬の間はフツーに見られる現象でした。と云うか、中部地方以北で冬期の気温が零度程度まで下がる地方ではフツーに見られる現象だと思っておりましたが、例えば北海道のようにマイナス20度まで下がる地方はどうなのでしょうか。霜柱の「原料」となる地中の水分もろとも凍ってしまい、出来ないような気もしますがさて如何に。

 もう40年も前の事ですが、大学時代に塾(私の母校では所謂学寮のことを「塾」と呼んでおりました。広瀬淡窓が創立した私塾、咸宜園の「塾」と云えばご理解いただけるでしょうか)で一緒だった沖縄出身のMくんが、一年の12月だったでしょうか「生まれて初めて霜柱を見た。踏むと良い音がして気持ちがいい」と云って、小学生のようにあちらこちらの霜柱を楽しそうに踏んでいたことを思いだす。そのMくんは四十になる前に病没したと伝え聞いた。霜柱が立つ季節になると、いかにも沖縄人らしい人懐っこい笑顔のMくんのことを思い出す。


 と云う訳で今日の一枚は、アップではないので判りにくいかも知れませんが、昨年12月に撮った霜柱。

 毎週撮影・掲載している「恩田の森Now」に、ただいまは12月24日に撮影した写真を5点掲載いたしております。穏やかな年末の森の様子をどうぞご覧ください。
「恩田の森Now」 http/:blog.goo.ne.jp/ondanomori

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