郷秋<Gauche>、帰省中

 新幹線が那須塩原を出る時に、これから先は被災地だとちょっと緊張しました。でも何事もなったように新幹線は新白河へ。いつもと違い景色が見えていたのは新白河を出てから。屋根の上をブルーシートで覆った家が途端に増えてきたのです。屋根全体を覆った家もあるし、棟だけを覆った家もありますが、少なくとも新白河まではほとんど見ることのなかった光景です。

 

 新幹線のスピードが目に見えて遅くなったのも新白河を過ぎでからでした。明らかな徐行運転です。新青森までだと本来の時刻表に比して1時間余計にかかっているわけですが、その大部分は新白河から盛岡までの区間での徐行運転の影響なのでしょう。郡山辺りまでですとその影響は僅かですが、盛岡までとなるとその影響は大きなものになるようです。

 

 自宅の状況はと云えば、特に生活に不便なことはないのですが、311以後の余震の度に酷くなってきたと云う襖や障子の立て付けの悪さが目につきました。隣家との間のブロック塀も余震の度にその傾きが大きくなってきたとのこと。襖紙が破れているのも地震の影響だとか。特に二階の揺れが大きかったようで、本棚が倒れ本が辺りに散らばり、とりあえず布団を敷く場所を開けるのにひと手間と云ったところでした。

 

 明日一日は、こまごまとした仕事となりそうです。そんなこんなにネット環境の悪さが相まって、しばらは写真なしの記事が続くことになることと思います。悪しからず。

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