ミヒャエルがトップタイム!

 一か月の夏休みを経て、F1 2011年シリーズが再開された。再開第1戦は名代の高速かつドラーバーズサーキット、スパ・フランコルシャン。ここで速い者こそが真に速いドライバーと云われ、数々の名勝負の舞台ともなった、F1きっての名コースである。

 

 そのスパ・フランコルシャンでのフリー走行1回目のトップタイムが、路面状況によるものとは云え、何とミヒャル・シューマッハ。

 

 スパ・フランコルシャンは1991年、若きミヒャエルのF1デビューのサーキット。決勝こそ0周リタイヤとなったが、予選7位のデビューは鮮烈であった。駆ったマシンがJORDAN 1917Upと我がFUJI FILMをスポンサーにして、両社共通のコーポレートカラーであるグリーンをまとった姿は、F1史上最も美しいマシンである。

 

 そのJORDAN 191F1デビューを果たしたミヒャエルはすぐさまベネトンに移籍し、その後の活躍はご存じの通りだが、そのスパで、21年後にフリー走行とは云え、トップタイムをたたき出すとは何ともはや。

 

 それにしてもだ、当時のドライバーはと云えば、ミヒャエルを除いては全て過去の人。今だに走っているミヒャエルはまさに超人と云って良いだろう。そのミヒャエルも1991年のスパでは、資金が無くてマネージャーと二人でユースホステルに宿泊したとは、まったく笑える話である、

 

 

 例によって記事本文とは何お関係もない今日の一枚は、仙人草(せんにんそう)の花。名前の由来は、花が終わり実をつけた時の白い髭から。またその季節にご覧いただければ頷いていただけることだろう。

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