2011年Nikon DSLRのラインナップ

 http://stock-photo.blogspot.com/によれば、2011年のNikon(ニコン)のDSLR(デジタル方式一眼レフ)のラインナップは次のようになるとのこと。

D3100 14.2MP DX
D5000 12.3MP DX
D7000 16.2MP DX

 ここまでは現時点のD四桁の入門、中級機が継続されるとなっているが、2011年とは云っても1月と12月とでは状況が変わっていることだろう。特にD5000は怪しい。価格的にも画素数的にもD3100の方が上に来てしまっているが、おそらくはD3100の価格がこなれて来たころにはD5100が登場するんだろうな。ちなみに今日現在、yodobashi.comにD5000はラインナップされていない。早くもフェードアウトか?

D500 12MP FX
D710 24.5MP FX
D3Xs 24MP or more? FX
D5   16MP? FX

 D500はD7000のボディを利用した12MP FXとのこと。D710はD700の後継機で画素数倍増。ネーミングがこれまで噂されたD800、D900ではなくD710。D3000の後継機がD3100になったのと同じ手法でD710。800や900では2世代後、次世代では付与すべき番号が尽きてしまうわけだから710の方が現実的だが、ちょっとカッコ悪いか?

 D3xsはD3Xの正常進化版と理解できるが、D5が微妙だ。かつてのD1H、D2Hのような画素数を据え置いた高速連写版と云うことだろうか。だとするとF3Hのようなハーフミラーを搭載した毎秒15コマくらいの凄いのが登場するのかもしれないな。

 しかし、D3の次が何故D4を飛ばしてD5なのかと云えば、ご存じの通りニコンにはF4大失敗のトラウマがあるからなんですね。Nikon Fから始まるF一桁シリーズと云えば、ニコンのフラッグシップであったのみならず常に世界の一眼レフの先頭に立っていたわけですが、F4だけはまったく冴えなかった。だからこそF3が20年もの長寿を全うしたわけですけどね。

 さて、Stock Photo and Digital Photography guideが主張する2011年のニコンDSLRラインナップの中にD300(S)の後継機がないことに気付かれた方も多いことだろう。型番から云うとD400がD300(S)の後継と云うことになるが、D400のイメージセンサー(撮像素子)がDX(ニコンにおけるAPS-Cセンサー機の呼称)ではなくFX(ニコンにおけるフルサイズセンサー(より正確に記せば横方向が0.1mm足りない)機の呼称)であることを考えるとD300(S)の後継機ではなくD700の廉価版と云うことになるだろう。

 と云う訳で、DXのフラッグシップD300(S)の後継機は、16MPと比較的少ない画素数(小さなデータ)と慣性質量の小さなクイックリターン・ミラーのメリットを生かして毎秒10コマの高速撮影が可能。ボディサイズは現行のD300(S)と変わらず、モデル名はD9000となり2011年の夏までには登場。と云うのが郷秋<Gauche>の予想だ。予想と云うより願望だから、あまり(と云うよりほとんど)あてにならない(^^;。


 例によって記事本文とはなんの関係もない今日の一枚は、季節の花、萩。古今和歌集の頃と云うことは今から1100年程前の日本では春の梅か秋の萩かと云う程に、随分と愛でられたようですが、最近はあまり流行っていないようですね。
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