相模原で生まれた『遙かな友に』

『遙かな友に』 作詞・作曲:磯部 俶(1917-1997

 

静かな夜ふけに いつもいつも

思い出すのは お前のこと

おやすみ安らかに たどれ夢路

おやすみ楽しく 今宵もまた

 

明るい星の夜は 遙かな空に

思い出すのは お前のこと

おやすみ安らかに たどれ夢路

おやすみ楽しく 今宵もまた

 

さびしい雪の夜は いろりの端で

思い出すのは お前のこと

おやすみ安らかに たどれ夢路

おやすみ楽しく 今宵もまた

 

 今日の神奈川新聞に「『遙かな友に』誕生60年、作曲者の功績たたえ合唱祭」と云う記事があった。学生時代に、郷秋<Gauche>も随分歌った『遙かな友に』が、現在の相模原市緑区青根(旧津久井郡津久井町青根)で生まれたのだと云う。

 

 1951年の夏に、青根にある「夫婦園キャンプ場」で合宿をしていた早稲田大学の男声合唱団「グリークラブ」。就寝時刻になっても騒がしい学生に対して、指導していた磯部氏が、就寝前に静かなひと時を作り、ゆっくり眠るようにと、即興で作ったのがこの『遙かな友に』とのこと。

 

 で、『遙かな友に』の事を書きながら郷秋<Gauche>頭の中に浮かんできた歌は、何故か『夜のうた』。

 

『夜のうた』 作詞:阪田寛夫 作曲:佐々木伸尚

 

暗い地球に あかりがともる

光の輪のなかに ほほえみがある

さびしいけれど ひとりぼっちじゃない夜

おやすみ今日の日 おやすみ仲間

 

霧が川から 静かにのぼる

おまえの窓の灯も やさしくうるむ

さびしいけれど ひとりぼっちじゃない夜

おやすみ今日の日 おやすみ仲間

 

 しかしこの二曲、勿論どちらも素晴らしい名曲であるが、歌えば歌う程、歌詞も旋律も、その印象が実に良く似ていると思うのだけれど、どうだろうか。

 

 

 例によって記事本文とは何の関係もない今日の一枚は、18日に上野に出かけた時に撮ったもの。場所は、東京文化会館の地下。実は、チェロのリサイタルを聴きに行ったのだが、終演後ちょっと楽屋にお邪魔した時に撮ったもの。東京文化会館の地下にある楽屋フロアーの極太柱に書かれた「落書き」、いや、世界中から東京文化会館を訪れた演奏家のサインの数々。(ほんの僅かの)有名(多数の)無名の演奏家のサインの数々。こういう「落書き」は、見ていて楽しい。

 

 そうそう、件の記事の主旨は、今年もまた、故磯部氏の功績をたたえる合唱祭が25日に現地で開催されると云うもの。問い合わせは実行委員会事務局042-780-1403とのこと。

コメント ( 2 ) | Trackback (  )
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コメント
 
 
 
Unknown (コレット★)
2011-09-23 12:30:10
こんにちは。
「遥かな友に」の記念碑の前で
中学生の時に歌ったのを
思い出しましたぁ☆
 
 
 
地元ですね(^^) (郷秋<Gauche>)
2011-09-23 19:00:57
コレット★さん、こんばんは&コメントありがとうございます。
そうですかぁ、遠足で出かけたのでしょうか。今でこそ相模原市ですが、「道志川」と思うだけで随分と山奥のような気がします(^^)
 
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