「~子」という名前の男性

 一昨日、「~子」と云う女性の名前が激減していることについて書かきましたが、「~子」という名前の男性もたことを思い出しました。

 一番有名なのは小野妹子(おののいもこ。飛鳥時代の遣隋使。生年・没年とも不詳)だろう。女性の名前の最後に「子」を付けるようになったのは奈良時代以降の事らしく、それ以前には男の名前の最後に「子」を付けることも珍しい事ではなかったようだ。これは1400年くらい前の話だが、これと比べるとごく最近にも男の名前にも「子」が付くことがあった。

 高浜虚子、山口誓子、水原秋櫻子、成瀬櫻桃子。明治から昭和時代前半にかけて、男性俳人の号として「~子」が使われることがあった。この場合には「子」は「こ」ではなく、「きょし」「せいし」「しゅうおうし」「おうとうし」と云った具合に「し」と読むことになる。

 これに呼応するのかどうかはわからないが、加賀千代女、今井つる女、中村汀女、三橋鷹女、鈴木真砂女など、女流俳人の号に「〜女」と云うものがあった。男中心であった俳句の世界で、女性であることをことさらに強調したのかもしれない。
注:加賀千代女は元禄年間の俳人。「朝顔に つるべ取られて もらい水」が有名。

 と云うわけで、例によって記事本文とはなんの関係もない今日の一枚は、梅雨時の何気ない一枚。

 blog「恩田の森Now」 http://blog.goo.ne.jp/ondanomori 6月13日に撮った写真を6点掲載いたしております。梅雨晴れ間の森の様子をご覧いただければ幸いです。
 6月13日以降、週末の度に雨であったり野暮用だったりで散歩&撮影に行くことが出来ずにおりましたが、本日一か月ぶりで行って参りました。明日掲載予定ですので今しばらくお待ちください。

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コメント ( 2 ) | Trackback (  )
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コメント
 
 
 
Unknown (イケ)
2019-07-15 15:30:09
「〜子」という名前の男性というと、三木のり平の本名の「則子(ただし)」を思い出します(^^)
 
 
 
Unknown (郷秋<Gauche>)
2019-07-15 21:35:52
イケさん初めまして&コメントありがとうございます。
三木のり平の本名が則子(ただし)とは初めて知りました。そのおかげで命拾いしたいと云うことですね。
 
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