カローラ指数

トヨタカローラスポーツ
画像は下記サイトよりスクリーンショット

 webモーターマガジンに興味深い記事が掲載されていた。
https://web.motormagazine.co.jp/_ct/17357350

 給与所得者の平均年収に占めるトヨタカローラの新車販売価格割合の変遷である。

 1966年に登場した初代カローラの価格は49万円で、当時の平均年収が55万円であったので「カローラ指数」は90。つまり当時のカローラは年収の90%を注ぎ込まなければ購入できない程の高額商品であったのだ。で、2018年の平均年収は440万円に「カローラ指数」90を当てはめてみると約400万円となり、BMW 1シリーズの中級グレードの価格に相当するから驚く。

 詳しくは上記webモーターマガジのWebPageをご覧いただきたいのだが、三代目カローラ末期の1979年には「カローラ指数」は25まで低下する。これは給与水準の上昇と量産化による車両価格低下の相乗効果である。現在の価格に換算すると110万円に相当し、軽自動車でさえ200万円を超えることも珍しくなくなった昨今では、この価格の乗用車を見つけるのさえ難しいほどの低価格である。

 では現在のカローラはどうかと云うと、2018年登場の12代目カローラスポーツの価格は250万円となっており「カローラ指数」は57と、最も低くなった1979年の倍以上の数値となっている。

 もちろん、今のカローラは最も「カローラ指数」が最も低かった1979年当時のカローラとは比べ物にならないほど大きく立派で、動力性能も燃費も良く、安全で快適で豪華で便利にできているわけだが、当時のカローラの2倍以上にも価格が高騰したとなっては、欲しいと思ってもなかなか手が出ないのも事実。最近の若者のクルマ離れも推して知るべし、なのである。

 blog「恩田の森Now」 https://blog.goo.ne.jp/ondanomori には4月19日に撮った写真を6点掲載いたしております。闌春から晩春へと、その歩みを早める森の様子をご覧いただけたら嬉しいです。

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#カローラ指数 # webモーターマガジン #クルマの価格の変遷

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