熟年の手習い

熟年老い易くチェロなり難し

定演が『大震災復興祈念演奏会』に

2011年04月10日 | コンサート

プレコンサートもありました。
募金箱を持つ佐渡氏の前に大行列。
帰りにも大勢の楽団員が募金箱を持ちお見送り。
3日間、大入り満員なので効果満点です。

元団員の岩田さん、西谷さんの里帰りコンサートでもあり、
息のあった友情共演に心なごみました。

フランクのシンフォニーは二短調で始まり、二長調で終わります。
再生・復活をイメージさせる曲でした。

指揮:佐渡裕 

G線上のアリア 黙祷

ブラームス:ヴァイオリンとチェロのための協奏曲
ヴァイオリン:岩谷祐之 チェロ:西谷牧人

アンコール(デュオで)
バッハ無伴奏チェロ1番プレリュード伴奏によるサン・サーンス白鳥

休憩

フランク:交響曲

アンコール 
ビゼー カルメン 間奏曲

今回もゲストトッププレイヤーが勢揃い。
東フィル・新日本フィル・日本フィル・・・
コンマス:豊嶋泰嗣

震災復興のシンボルのホールにて


16年前の震災の事を次々思い出してしまいます。
東北のような激しい余震が続いたら、もっと悲惨なことになっていたでしょう。
1ヶ月後、余震が収まったと判断して、倒壊したビルの仕事場にやっと
取り出せるものを取りに行けました。
どの建物もペチャンコか傾いているかで、まっすぐ建っているものがありません。
震災後からずっとヘルメット、スニーカー、マスクの防災ファッションで長距離歩いてました。
東北のことを思うと、神も仏もないのかと息苦しくなります。