熟年の手習い

熟年老い易くチェロなり難し

新レッスン!

2011年04月23日 | チェロレッスン
アマチュアだけど、すごく洞察力があってアドバイスが上手いチェロ弾きさんがいるという評判を聞いて、お願いして見てもらいました。

目下精力的に修行中で、大変研究熱心なお嬢さん。
と書くと年齢格差が強調されるけど、私にはとても親しみやすいキュートなオネーさん先生。

レッスンをするのは初めてだそうですが、全然どうしてプロの講師顔負けです。
レッスン中に成果を引き出させるなんて、いわば名医の素質十分。
目下の重要課題と対策が明らかになってスッキリしました。
ろしあ講師より的確ではありませんか!

サポジ教本51番、基本的な運弓練習なのですが、
4個スラーの滑舌が悪く、弾けません。
同じ曲をスラーを変化させて、5種類も弾くように書いてますが、
1:3、3:1のスラーもお手上げ。
注意書きにも左手の強化にもなると書いてある曲。
ろしあ講師に、弾けても質が大切、きつく言われたので、ここから前へ進めませんでした。

今まで呪文みたいに、右手ボウイングのことばかりを言われてきました。
でも今問題なのは右手より左手指と鋭いご指摘を受けて、目からウロコ。
左親指に力が入っている。←ビギナー返りか?大ショック!
指に力がないから不完全な押さえ方をしたり、もたついたりする。
ピアノを弾くような押さえ方もNG。
両手をバランス良く進化させていかないと意味がない。

力が弱すぎるから、空き時間に筋トレもした方が良いとのこと。
以前、握力強化月間ちゅーのもあったのですが。

51番は毎日の準備運動向き。
あまりこの本ばかり完璧を目指してもしんどくないですか?と。

でも、まだ私の質問は続きます。
55番
低弦の16部分音符の弾き方。
弦の振動のタイミングをうまく掴む。
腕全体で弦をはじく練習が効果的。

指、手首、肘、肩、背骨・・・
試行錯誤の時、体に対する意識を拡大していったら、どこかに成功の鍵がある。

傾向として、右手指で何でもこなそうとしている。
肘をもっと活用すること。

弓先を見たら、フラフラ揺れてる!
右手が安定するまで練習するほかないですね。

次に60番、重音
均等ではなく、メインの音を出す。

そろそろ曲もしましょうと、アリオーソ。
友人にこの曲ならピアノ伴奏してもらえそうというのが選択の理由。

自覚あったのですが、タイ部分で前のめり。
リズムを正確にゆったりと。
最初はメトロノームに合わせる。

歌うボウイングを。つまりゆとり、タメのある弓使い。
コツがちょっと掴めましたよ。
まだ弓の配分が、行き当たりばったりでした。

ところで、
左手が弱いのは昔は左手指をよく痛めたので、いたわりすぎたかもしれません。
年を取っても訓練に耐えられるようなら嬉しい。

ずいぶん励ましてもらえて光栄です。
サポジ教本も、効果的なテキストで自分の基礎技術力が測れます(ろしあ講師のお陰)。
わからない所を聞ける先生は、やっぱり必要ですね。