熟年の手習い

熟年老い易くチェロなり難し

自分にできること

2011年04月06日 | チェロ

すみません、チェロの話です。
基礎レッスン、やめました。

先生の狙いは、とても賛同するところで、
私も意欲的、友好的に対応してきました。

しかし先生側にどこか人を拒むような雰囲気があり、
このお人柄では、気を使いすぎて私は持ちそうにない予感。
「国際的芸術家」が二人がかりで無能なオバサンの面倒をみるのは、大変な苦役、屈辱なのかもしれないと、卑屈になったりする自分も嫌ですねぇ。
昔書きましたがトラウマがありますもんで。

折しも教室のオーナーさんから、(音信不通だった)先生達に関するフシギなお電話があり、益々ご遠慮したくなって教室を退会しました。

さて、基礎レッスンで注意されたことは、永遠のテーマと言える重いものばかり。
自分が打ち砕かれるようなレッスンも時には必要で、とてもプラスになったのは確かです。
ただ、あれもこれも「悪い」というのは誰でも言えるけど、それを正面きって中年に指導していくのは至難の業。
通訳にも時間がかかるのだし、一般論のスピーチよりもっと具体策がほしいところ。

先日、ヴァイオリニストのU原K子さんとお話した時、弓の持ち方を改善すると言っても、指がどうこうだけの問題じゃないと言われました。
体全体の構造を理解して有効な形を探っていくのだそうです。
まずは姿勢と重心…
妹が持っていた雑誌「ストリングス」にも書いておられました。
K子さんご推薦の「青い本」(音楽家ならだれでも知っておきたい「からだ」のこと)をちゃんと読まなくては。

あ、それから基礎レッスンは「芸術家」の権利を守るため、録画はもちろん録音も厳禁でしたが、著名な演奏家のマスタークラスでも意外とそれはOKなのですね。
先日お会いした著名な方達が寛大すぎるのでしょうか。
個人的には、レッスンなのだから学習効果が上がることは許可して当然と思いますが。

ということで、しばらくサポジ教本を使って、自分にできる学習法を試してみます。