熟年の手習い

熟年老い易くチェロなり難し

猛残暑にて候

2010年09月02日 | 昔のこと
きのう、10年前にパソコンを買ったと書きましたが、間違い。
正確には9年半前。

思い返せば、ちょうど10年前の今頃は、不安で落ち着かない日々でありました。
それを悟られないように、一日一日過ごすのがやっと。
そんな苦しい記憶も遠のいてしまうなんて暑さボケか!?

父は在宅でガンの終末緩和ケア真っ最中(本人には告知せず)。
母も自宅で結核療養中。
荷の重い仕事や出張でかなり多忙なワタシ。
素晴らしい在宅医療チームに恵まれたのと、手のかからない病人だったので在宅が可能になりました。
ヘルパーさんはもちろん、最後には家政婦さんにも来てもらったっけ。

10月に入って間もなく父は旅立ちました。
医師の「わたしも自分の家でこんな最後を迎えたい。」という言葉が有り難かったです。
あの時の9月は、今よりずっと涼しかったことは、はっきり覚えています。



つぶやき

2010年09月01日 | 番外
10年前にパソコンを買ってすぐ、毎日見ていたのが「さとなお」さんのサイト。
何事も食い気から始まっていたあの頃のワタシ。
掲示板も食べ物談義で大賑わい。
書き込むとウマいコメントが返ってくるのでハマりました。

ミシュランの調査員さながらメディアに姿を出さないと言われてましたが、
昨日のNHKクロ現、ツイッター特集で「動くお姿」を発見!
きっと彼に違いないと思ったら、当たりだった!
スキンヘッドで紫のシャツ、想像していたイメージと全然違ってました。

昔は、なんと携帯電話を嫌っておられ、意外というか共感でしたが、
時代の流れはドンドン人を変えていくものですね。
人と話をしている間も携帯電話に邪魔され、不快指数アップだったのが、
相手がツイッターをチェックしていても平気になる、それが常識になる?

広告会社のヒトなので、ネット関連のいわばプロ。
今や最大の広告媒体はネットですもんね。
ハト山さんに、ツイッター指南をしたのも彼だそう。
それにしても、平和とは縁のないハトでしたなぁ。腹立つ!

ツイッターなどのツールで求められているのは、即時性のある情報伝達と広範囲な人との繋がり?
発展途上のネットゆえ、可能性のあるものに注目するのは良いことのはず。

でもねぇ、マンション問題で近隣と向き合ったせいなのか、なんかシックリこない。
昨日もちょっとした問題が起こったのですが、個人情報保護とかもあってか、とにかく隣近所で不明なことが大過ぎ。
自分の足元、隣人や近隣に対して無関係、無関心でいて、ネットに人との繋がりを求める世の中はやっぱり奇妙、そして危険。

さなメモで知りましたが、今日は防災の日。
そこに書かれていたように、震災当時、混乱もなく近所で助け合い、譲り合いの感動体験はいっぱい。
「近くなのに全然知らなかった、あ~、なんていい人達!」と思ったものです。
15年もすると世代交代もあり、やはり都会の殺伐とした関係に逆戻り。
リアルでもバーチャルでも、繋がりを維持するのは難しいね。