熟年の手習い

熟年老い易くチェロなり難し

またまた四重奏など

2008年06月06日 | コンサート
ミュージック・シェアリングってご存知ですか?

五嶋みどりさんが主宰するNPOの名前なのですが、
子供達に本当の音楽を届けるために様々な活動されています。

今回のコンサートは、その活動報告を兼ねた演奏会でした。
なんと、若い演奏家3人とカンボジアの子供達を訪問!
それも、都市部から離れたところまで足を伸ばされた。

メンバー全員から一言ずつスピーチもありました。
前回の訪問地ベトナムよりも、はるかに生活水準が厳しいカンボジアで、
未知の音楽を届ける意味について、自問自答なさっている姿が印象に残りました。

今の若者は海外旅行も行きたがらない傾向と聞いたことがありますが、
留学だけではなく、こんな形で外国に触れる若い音楽家がいるのは頼もしい限りです。

それから、メンバーの皆さんはみどりさんから多大な刺激を受けたようです。
‘旅するみどり’の中で、チェリスト君の書いた
‘改心?’は正直でとっても微笑ましいです。
若い演奏家よりも、みどりさんの練習ぶりが破格のようですね。
9時集合でも、みどりさんだけは6時半の早朝から基礎練で、寸暇を惜しまず部分練習とは。
(ちなみに、みどりさんは出番が全曲。チェロは2曲お休み。チェロの深い音、ステキでした!)
これを読んでから、ドシロウトもちょっぴり練習量が増えました。
とにかく弾くしかない!

プログラム
●2台のヴァイオリンと1台のヴィオラのためのトリオ:ドヴォルザーク

●弦楽四重奏曲 第15番二短調 K421:モーツァルト

●トルコ行進曲(ヴァイオリン2台) モーツァルト 

●弦楽四重奏曲 第3番 二長調 Op.44No1:メンデルスゾーン

Vn 五嶋みどり コルビニアン・アンテルベルガー
Va 村田恵子
Vc 辻本玲

以前ここにも書いたように五嶋節物語を読んだことがあるので、
予備知識はあったのですが、みどりさんの演奏は初めて。
体全体を大きく動かし、全身全霊で音楽の世界に導いていく感じ。
若い人達(みどりさんもお若いのですが)と一緒なので、
指導者とか伝道者という面を先に拝見させていただきました。

この300人のホールは、室内楽には最高ですね!
大きいホールだと、こんな風に美音の中に身をゆだねる気分は味わえません。

アンコール(コンペイトウの踊り)では、後ろの壁がなくなって仰天。
ここへはペレーニ以来だったっけ?こんなの初めて。
ガラスの向こうには御堂筋の明かりが広がっていました。
キレイ!!!

フェニックスホールのサイトより


最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
ありがとうございます (Clover)
2008-06-11 10:13:05


とりいそぎ,お礼のみにて 

返信する
恐れ入ります! (フルフルハウス)
2008-06-12 23:59:31
Ethan Winerさんの基礎レッスンも惹かれますし、基礎練のメニューを決めたいのですが、目先の曲に振り回されています。反省
Cloverさ~ん素晴らしい先生の伴奏付き発表会羨ましいです
返信する

コメントを投稿