熟年の手習い

熟年老い易くチェロなり難し

昔の服

2008年06月03日 | ファッション
四半世紀前、ライセンスでサンローランの国産プレタがあったのですね。
(そうじゃなかったら、バッタもん?)
昔の一張羅のコートを思い出した!
捨てたと思ったけど、探したらあった!
20代で一か月分のお給料分だったけど、業務用勝負服で大奮発したのです。
80年代中頃になると、肩幅が狭く細身に見えてお蔵入り。
自分の好みもコンサバよりもDC系にズブズブ移行。

(余談だけど、このころのアメフトみたいな肩だったら、チェロ担げない!)

90年代後半でまた、肩幅が狭くなったのでまた少し着た。
袖が太いのがアウトだったけど。
その後、忘れら去られていた。

今着てみたら、肩幅はもちろん、全体に大きくブカブカ。
細身に見えた時期があったなんて、信じられない。
いかに今の服が小さくできているか。
特にジャケット、コート類。材料費節約?

デザインは、肩章付きでミリタリーっぽい。
ホテルのドアマンにも見える。

サンローランの服って、女性の社会進出を後押ししていたのかもしれない。
ディオールよりも、シャネルの思想に近い気がする。
肩肘張って、サファリ、ミリタリー、タキシードなどと、マニッシュで何かと戦う服が多かった。
80年代はそういう時代だったのね。

ご本人は、かなり前から戦い疲れていたそうですが、天国でどうぞ安らかに。