熟年の手習い

熟年老い易くチェロなり難し

47回目のレッスン(通算64回目)

2007年06月16日 | チェロレッスン
先週、練習できない日が数日あり如実にレッスンに現れました。
毎日練習するのは、上達のためというより、現状維持の部分が大ですね。

それから、“力仕事”という認識は逆効果。
クリアサウンドを目指して、しっかり押さえるつもりが、レッスンでは右手も力んで音がつぶれがち。
左手をがんばると右手もつい力が入ってしまうのです。
ポジション移動も固い動きで、音がつながらない。

「どうして今日はそんなに固くなってるのですか?リラックスしてください。」と何度も言われる始末。とほほ。

ボァっとした音でも、今まで通りの方がマシなのかな。

前回同様、音程、集中ダメ出し、及び音階・基礎トレ、レッスンと相成りました。

○弓をバランスよく持てるかどうかの実験。

右手で弓を持って、弓を垂直にする。
中指と親指だけで持つ。
次に薬指と親指だけで持つ。
垂直を維持する。
親指は弓を持つ時の形になっているか?
手首を動かしても弓が倒れないか?
 ※高価な弓でコレをして落として壊したらどうする?!

○ Violoncello Schule Op 30. Lee Sebastian

◎ lesson7(A-dur アードゥア/イ長調)P28

・2オクターブ音階

♯3つ。前回同様音程不安定。
音階の弱点を鋭く突かれ、集中攻撃。
レッスンの半分が過ぎてゆく。。。

拡張の形で指を残しながら弾く。
下方拡張の時、親指を下げていない!!!

2個~4個スラーまで。これ苦手。
フラジオ・ラソファ~降りてくる時の音程がまだまだ。
特に半音。

・練習曲

逐一音程をダメ出しされるので、うろたえた。
そんなに狂ってますか?録音を聞いて印をつけたのに。
例によって全体ビミョーにズレているのだ。

大きな移動で音が外れるところ、音が切れる小節だけを集中特訓。

お馴染み耳タコのお言葉ですけど。

左手の力を抜いて、ネックから指を離さずロープウェイ状態。
短い小指を基準に肘の角度、手の形を決めること。
難所の手の形はスタンプだと思って、無意識でも出来るくらい身に付ける。
指を離して手の形をバラバラにするので、音程が狂う。

うひょ~!急に音程も音もよくなって驚いた。
特に、小指基準の肘の位置が出来ていなかった。

レッスン中に効果が上ったので、普段も弱い部分だけをもっと強化練習すること。
何度も試行錯誤の上、出来た時は先生もうれしそう。

理路整然、起承転結でお話するタイプの先生ではなく、
「じゃあ、その前にまず××して弾いてみてください。」
と補助になるような動きから入ることが多いです。
その××して…の方がもっと難しかったり、ツボが大変難しい。
今まで、空回りで「○が痛くなりましたので止めます。」で終わってしまうことも多々あり。

ある生徒さん(お若い)によると、ツボがはまって弾けなかったところが一気に弾けるようになるのです、とのこと。

ワタシはツボを押さえにくい生徒。
押さえても暖簾に腕押しかもしれませんが、時々当りはあるので諦めないで下さい、先生。

3の指のエクササイズを少々。(単に3を酷使スルです。)
あまりやりすぎると、シューマンみたいになるので要注意ですと。

lesson7はもう一度、lesson8宿題。

残り5分!

○ マルチェロ ソナタ ホ短調1楽章

1小節目、付点を意識するあまり、リズムを強調して明るくダンスの曲のよう。
と前回言われましたが思うように弾けない、とヘルプミー。

時間の限り、1小節目を何度も弾いてみたところ…

未だに付点のリズムが3:1でなく2:1に近い。←唖然

3:1になってきたが、途中に休符が入ったみたい。

スラーだけで弾くとOK、スラー+マルカートになるとマルカートの音がビックリしたみたいな音。

音が皆キツイ。バロックなので音量よりも柔らかい響きを大切に。
mfを意識しすぎて、大きな音をしっかり出そうとしなくても良い。
そもそもバロックはですねぇ、ロマン派と違って・・・

おっと時間オーバー!

今、先生御執心のバロックについてお聞きしたかったですが・・・

ところで次回アンサンブルクラスの曲は「星に願いを」「世界の約束」が加わります。
前回、楽譜をいただきましたが、とてもメロディを練習する余裕はないのでパート3をリクエスト。
花の妙齢組の何名かはメキメキ腕を上げられ、すべての曲のパート1と自分のレッスンの曲ばかりか、他流試合でも練習すべき曲をお持ちですっかり圧倒されまくっています。