熟年の手習い

熟年老い易くチェロなり難し

48回目のレッスン(通算65回目)

2007年06月23日 | チェロレッスン
珍しく、ワタシの前にレッスンがなかったようで教室からオーケストラの響きが…。
先生、CD試聴中?もしくは休憩中?

入室許可デス。
「あ、この曲聴いたことあります。モーツァルトですね?!」
知ったかぶりをする生徒。
「いえ、ハイドンです。」

ガ~~~ン、大ボケでしたかっ!
大ボケ生徒はこんな時、ひるむことを知りません。
「モーツァルトは確かハイドンに習ったんですよね?」
我ながら、とっさに何でこんなことを言い出すのかワケワメ。
ひょ、ひょっとして負け惜しみ?
「・・・・ベートーベンはハイドンに習ったけど、モーツァルトは違うと思います。」
ハ~、恥の上塗り。

しばらくしてチェロのソロが…。
知らないチェリストのチェロ協奏曲でした。指揮がカザルスだそう。

そういえば1,2入ったマイスキーのCD持ってましたわ。
(流れてたのは2番だったかも。)
でも曲は忘れちゃったみたいね。
「は(ん)なちゃん」のYouTube部分以外は。

ところで・・・

ふと気がつけば、今の先生に習い始めて、いつの間にかジャスト2年。
(その前に半年ほど2名の先生につきました。)
月2で今回48回目です。
先生、それを聞いて大層驚く。。。  どういう意味でしょう。
先生に感謝と労いの言葉をそれなりに。

この、“2年”が災いしたのかエラク厳しいレッスンになりました。
2年も教えているのなら、もっとハードル上げなくては、と思われた様子。
聞けばチェロを習っている女性は、はるかに若い方ばかり。
中年向きハードルでないと転びますけど。

今回、重大イエローカードも出されました。
何度も執拗に同じ失敗を繰り返すワタクシに困り果て、この際、ぶっちゃけ言わせてもらいます、と先生。

「説明が終わるか終わらないうちに、ウン!わかった!わかった!(物真似付き。そんなことワタシ言ってませんけど…)みたいに、すぐに弾き始めるクセがあります。
話を最後までちゃんと聞いて、自分でイメージしたり考えたりして一呼吸置いて弾くようにして下さい。」

うわっ、猛反省!
録音をいつも聞いていながら、はじめて気がつきました。
ワタシの耳が、先生の話をスルーして(案外難しいので)すぐにチェロに注意が行ってしまい、ただ闇雲にガシガシ弾いていました。

全然うまく行かなくて、思考停止になっている時です。

先生に大変失礼な態度だし、何もわかってないのに繰り返し弾いても無駄なこと。
そんなに焦らなくても命をとられる訳じゃなし、後で考えると笑い話ですが。
それにしても、前からの習性らしいし、すぐ治せるかしらん。

さて・・・

今回は異例で、前回から1週間しか経ってないので練習が大変でした。
毎週習っている方、尊敬します。

○ Violoncello Schule Op 30. Lee Sebastian
◎ lesson7(A-dur アードゥア/イ長調)P28

・2オクターブ音階
前回30分もしたので、今回はサラリと流すかと思いきや、そんな甘くはありません。
たぶん2年も教わっているからでしょう。
4個スラーでバランスを崩して、下りがボロボロ。
テンポを落として、やっとなんとか。
20分も経過。

8個スラーくらいまで出来てください。
音階で拡張、ポジション移動が正確にできなかったら、曲もできない!のだそうです。

・練習曲
よくなったところもあります、とのこと。
前回と同じような注意。
切ってはいけないところ、フレージングを修正。
ゆっくり弾かないと外すけど、一応OK。

時間がないので、lesson8は次回にして、スズキへ。

○ マルチェロ ソナタ ホ短調 2楽章を先に。

本当はアレグロなんですが、弾ける速度ということで1回目超ゆっくり。

「後半少しアヤしいところもあるけど、音程も合っているし、かなり良くなってます。
自信を持っていいです。」

と言われ、喜んだのも束の間、少し速度を上げるとたちまち音程にムラが。
鳴ってないと指摘される音も各種。
たとえば並ぶ音符のうち一つだけ移弦の♪、4,3の音などなど。

曲のイメージを考える。どこでどんな音を出すべきか?
いつも同じ出し方ではバツ。
どの音が大切か、音の方向性、メリハリを考える。

全体に軽々しく、上滑り。

●またまた、残り3分で1楽章。

いつも終了間際というのも不調の原因ではなかろうか。
先生、絶句。
生徒「やっぱりまだキビシイですか?」

「、、、キビシイです。」

録音でもはっきりわかった、付点のデタラメさ。
言われるように、CDは何回もリピートで聴いたし、メトロノームを16分音符にして小刻みに部分練習も繰り返した。
これじゃ練習効果が出るまで気が遠くなりそう。

今度はメトロノームと一緒に通して弾く。だんだん早くなる。
次に付点を4回繰り返す小節だけ、メトロノームと合わせてみる。
合わない。1小節の中でも加速する。

メトロノームと練習してくること。

リズム音痴に泣かされます。
最初はゴキゲンで、ベニスの貴族の館を想像しながら練習していたのに、そんな余裕もなくなってきたぞ~。