熟年の手習い

熟年老い易くチェロなり難し

力仕事、ひとりトリオ

2007年06月11日 | チェロ
注意して聞いてみると、どうも3の指の音と音程が特に弱々しい。
スラーで何個か音符を弾くと、3の音がヘニャッ。

同じ音を、1から4の指で押さえて試してみると、やはり3の音は情けない。
まだ4の指の方が強い。
元々、左の指は右より細いし、右の指もかなり細身なのですよ、ワタシ。

男性チェリスト氏しかいないN響アワーで、藤森氏のトークを聞いて以来、
自分の左指なんて、弦を撫でているも同然と思ってしまいました。

やはり握力がモノをいう世界でしたか。
パワーヒッターと異名を取るくらいでないとトップに立てないのでしょうね。

脱力に気が行ってましたが、もっと強い力で押さえないとクリアサウンドが出ないことに今更ながら気が付きました。
習い始めのころは、指の上からギューッと先生の指で押さえられたことがありましたっけ。
急に音が良くなったのを覚えています。
バカみたいに力を出して、自滅しかねないので、先生も何も言えなくなったのかもしれません。


力仕事ですね。だから弾き語りも出来ないわけで…
あえてするなら、ヨイトマケの歌でしょうか。

ところで、チェロアンサンブルで苦戦中の曲。
Chaconne / Henrry Purcell←こんな曲。YouTubeにありました。

先生のトリオ演奏に刺激されて、超チープな音ですが、
キーボードにパート3をチェンバロ音、パート1をフルート音に設定して録音。
単旋律で園児でも弾けると書きましたが、
フラットが4つあると何度も黒鍵を間違えるので録音は時間がかかりました。

それを再生しながら、一番苦手なパート2を弾いてトリオ練習するのがおもしろくって!
苦戦の種類はいろいろで、曲自体音程が取り難いというのがあるのですが、
特に真ん中のパートは、入るタイミングがアチコチで分からなくなるのです。
だから、こうして他のパートと合わせる練習は、にぶ~いワタシにはピッタリ。
何よりワクワクして熱演してしまうのが楽しい。
もう汗びっしょり!