物喜び、この言葉って方言なのでしょうか。
辞書の検索では出てきませんでした。
物珍しい、物欲しいとかはありますが。
でも、ググると使用例が2点出てきました。
竜馬が行くより
「お前さんは物喜びをするたちだねえ」 勝(海舟)も感心し、「こっちまでうれしくなるよ」といった。
勝のみるところ、竜馬はじつにとくな人間で、平素は土佐弁でいう無愛想い(すぼこい)つらつきのくせに、いったんよろこぶとなると、相手の心にまでしみとおるようなよろこびかたをする。
「とくだよ。ついまたこっちも、また喜ばせてやろうという気になる」
上方落語「ちりとてちん」より
物喜び大事なこっちゃ、あんたがそぉして喜んでくれたら、こっちが嬉しい。
これが人の付き合いやなぁ。
ヒトサマに何かを差し上げることは、すごく楽しい時もアリ、不安になる時もアリ、という経験をする。
最近出会った22才のお嬢さん、物喜びがたっぷり出来る可愛い性格。
こちらが大喜びしてしまった。
余談だけど、経歴を聞いてさらに感動した!
経済的なこともあって大学は目指さず、地方の高専(国立)を卒業後、遠く離れた都会で技術者見習として自立し、実家に仕送りまでしているそうだ。
もうしっかり大人としての落ち着きとコミュニケーション能力がある。
いつまでも親がかりの頭でっかちの子とは大違いだ。
最近、お礼でちょっと気の利いた品を(かなり気合いれて)考え、数人(同世代)に差し上げるという機会があった。
とても喜んでいただけて、その方のお友達にも広がったりもする一方、反応ナシのケースもあった。
無視されると、とてもさびしいもの。
「どうだった?」ときける相手だといいけど、そうでない時は押し付けがましかったのかなと不安になったり。
結果的には無視の理由が他意のない「物忘れ」だったと判明した。
「物喜び」とエライ違い。
人のふり見て我がふり直そうと思った。「物忘れ」せず「物喜び」出来ますように。
ワタシはどちらかというと一見無愛想だし、最近とても忘れっぽくなったものね。
(忘れ物とド忘れが多い)
自分がヒトサマにしたことは忘れても、していただいたことは忘れない方がいい。
年寄り臭い話でごめん。
さて、6日に紀尾井ホールで開かれた「スーパーチェロアンサンブル」を聴きに行ってきました。12人のチェリストによる演奏、さすがに迫力あり、チェロ好きにはたまらない演奏会でしたよ。先日話題になっていた水谷川優子さんもそのお一人でした。上品なたたずまいながらも情熱的な演奏スタイル、素敵でした。前半はオーソドックスに歌曲などのチェロ用アレンジ、後半は現代音楽というか、若き日本人作曲家の方自身もゲストでお見えになっているくらいの新しい曲などでした。私などはやっぱり前半のような曲じゃないとちょっと入っていけませんでした。でもアンコールで演奏された"Tonight"は美しかったなー!
私事ですが、来週16日に初めての発表会です。今最後の追い込みの練習中。まだ始めて10ヶ月目というのに、弦楽四重奏にまで進出してしまうという大胆極まる行動に出ていますが、皆さん、許してください。full-houseさんの発表会はいつごろでしょう?
芸術の秋、お互いますます熱を込めて練習に励みたいものですね。
それでは。
Keiko
コンサートのコメントいただいてうれしいです。
それにしても弦楽四重奏なさるってすごい上達ぶりですね。曲目は何でしょうか?
よかったら教えて下さいね。
ヴィブラートももう習われましたか?
ワタシの教室は特に発表会はありません。
先生の発表会は行きましたけど。笑
Keikoさんは発表会でまたグ~ンと腕を上げられたことと思います。
ほかの楽器と合奏が出来る教室っていうのもいいですね。
ワタシも何か目標をもちつつ、少しでも上達したいものです。
のろま生徒の記録を読んで頂いていて恐縮です。
私のレッスンは結構アバウトで、いつもfull-houseさんのレッスンを読ませていただいて、なんかきちんと教えてもらえてていいなー、と感心してるくらいです。おたがい早くカッコ良くヴィブラートをかけられるようになりたいものですね。
ではまたUPを楽しみにしています!
Keiko
>なんかきちんと教えてもらえてていいなー
そう言っていただけるとうれしいです。
先生もお若いし手探り状態かもしれません。生徒さんの年齢、キャリアも幅広いですしね。
できるだけ、話しやすい関係をキープして先生に、わかった、わからない、を素直に伝えていきたいと思っています。
ではKeikoさん、発表会楽しんでくださいね!