寒い中、人混みでインフルや風邪をもらってくる不安もあってコンサートへ行くのも億劫になってくるお年頃。
でも思い切って連日出かけたコンサート、どちらも大満足でありました。
○チェロリサイタル
出演者
チェロ
エドガー・モロー
ピアノ
ピエール=イヴ・オディク
プログラム
モンティ:チャルダッシュ
グラズノフ:吟遊詩人の歌
グルック:精霊の踊り
フォーレ:エレジー
プーランク:愛の小径
ドヴォルザーク:森の静けさ
ラフマニノフ:ヴォカリーズ
パガニーニ:ロッシーニの「エジプトのモーゼ」の主題による一本の弦での変奏曲
シューマン:アダージョとアレグロ
チャイコフスキー:感傷的なワルツ
タンギー:スパイラル
サン=サーンス:あなたの声に心は開く(歌劇「サムソンとデリラ」より)
ブロッホ:祈り(ユダヤ人の生活より)
ショパン:序奏と華麗なるポロネーズ(ジャンドロンによるチェロとピアノ編)
●アンコール曲
ショスタコーヴィチ:チェロ・ソナタ ニ短調より 第2楽章
エルガー:愛の挨拶
どうです!いろいろ思いっきり詰め合わせてみました的プログラム!
これはお得です!
エドガー君は羽生結弦君と同じ年齢。
チェロ演奏もアスリート的要素があるとしたら、まさに若さ炸裂、旬ではありませぬか?
早送りしたような鮮やかな超絶早弾きには驚きでした
*羽生結弦君の演技、本日TVに釘付けで大感動でした。金メダルばんさ~~い!
追記:なんと将棋の羽生さんが藤井君に負けた!羽生デー!
1曲だけ初めて聴いた曲がありました。
タンギーという作曲家ですが、エリック・タンギーという方?
日本語のページがみつからなかったので詳細は不明。
とにかくその超難易度高そうな現代曲で度肝を抜かれたお次は、切なく歌い上げるオペラのアリア「あなたの声に心は開く」で涙腺が緩む。
彼が特に好きな曲だそうですが(お若いのに渋いですね)誰もがうっとりする、それは美しい演奏でした。
初お目見えのエドガー君、大ホール全体とてもいい感じに熱くしてくれました。
サイン会は長蛇の列。
○ヴァイオリン オーケストラ
サン=サーンス:ヴァイオリン協奏曲 第3番(ヴァイオリン:樫本大進)
チャイコフスキー:交響曲 第4番 ヘ短調
一度樫本氏の生を聴いてみたかったので念願かなってすごく幸せ。
安定感のある重厚な演奏にすっかり魅了されてしまいました。
サン=サーンスの協奏曲はチェロ協奏曲ばかり聴くはめに?なっていますがヴァイオリンもドラマチックでいい曲です。
最初の掴みが作曲家の特徴なのかなあ、なんて。
アンコールの無伴奏。
個人的な理由ですが胸が熱くなりました。
一昨年、故郷にUターンして結婚なさったチェロの先生の披露宴で、元同じオケのコンミス嬢が見事に弾き切った曲。
田舎でコンサートもないと言う先生ですが、今は一児の母で着々と夢を叶えていっておられます。
私の中で幸せを祈るガヴォットになっておりました。
指揮者、ソリスト人気もあいまってか、ほぼ満席で、大歓声が上がりました。
私の席はランク3番目でしたが、それでもバルコニーの良く見える席。
ここのホールが好きな理由の一つかな。
前記のホールはランク1番目の席でも、え~~?ってことが。
ホールのロビーにアンコール曲を貼り出す場合、なぜもっと高い位置に貼らないのでしょう。
大勢の観客が低いパネルに近寄ろうと殺到して危険です。
私も強く押され突き飛ばされそうに。
1曲目は知っていたので、2曲目を見ようとしたけどチラッとしかみえず、
断片的に見えた「アザラシ」「グルジア」を覚えて帰りました。
チェロの主旋律ではじまる聴きやすいロマンチックな曲でした。
日本センチュリーのHPより↓
♪ソリストアンコール
J.S バッハ:無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ第3番第3楽章ガヴォット
♪オーケストラアンコール
アザラシヴィリ※:ノクターン
※ジョージア(グルジア)の作曲家 (1936~)
見つけました!
V.Azarashvili - Nocturne
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