熟年の手習い

熟年老い易くチェロなり難し

60回目のレッスン(通算77回目)

2007年12月22日 | チェロレッスン
今回は趣向を変えて、雑談から。
闘志満々はやめるの。

大繁盛のチェロコースのはずなのに、生活がキビシイ~とお嘆きの先生。
仕事が欲し~~いって?!
講師業はともかく、演奏家として、お若い先生の将来はいかに?

さ~て、生活苦の話題をなぜウレシそうにお話しになるのか…

ジャジャジャジャ~~~ン!

実はいつのまにか新婚さん!
貧しくても愛さえあれば…の日々なのでした。
その満面の笑みで「愛の挨拶」でもバッチリ弾いてもらえばよかったと後悔。

隠しているつもりはないとおっしゃるけど、ペレーニの時隠してましたよね。
激励したり、冷やかしたり。
だ~れが生徒か先生か~♪

おっと結局20分もおしゃべり。

頭の切替がきかないまま、プレリュードへ突入。

かれこれ、5ヶ月も弾いているプレリュード。
楽譜に捕らわれすぎと前回言われたので、暗譜で。
しっかり覚えたつもりが、2箇所小節をすっ飛ばして覚えていました。
風邪もひいてないのに途中で鼻水も出てくるし、無惨な出来。

先生の感想は「後の方、やかましい。」
弾いている本人もやかましかった。

ガダ兄のプレリュードデビューで最後まで弾かせてもらったのですが…

後半どんどん盛り上げてフォルテで終わりたく、頑張りました。

ガダ兄をフォルテで弾く時は、よほどきれいな音を出さないとヤカマシイと痛感。
おまけに、私が弾くとすぐビャンビャンキイキイいうし。
同じようにサイレントでも弾いているのですが、そんな風にはならない。
ストライクゾーンが大きいサイレントの限界を感じます。
今ではガダ兄が「ぎいのすけ」の名にふさわしい。

要するに、難しい曲を下手に弾くとガダ兄は騒々しい荒くれ者。
下手をカバーしてくれるどころか、下手を増幅してくれる。
(カバーしてくれるのは、鈴木3までかな。高音が聞きやすくなったと言われたのに。)
何だか、飼い犬に手をかまれた気分ですよ。←悪いのはワタシですけど。

あ~~ぁ、ミュートをつけて練習しているのでわからなかったぁ。。。
それに、温度差に過敏すぎて、しょっちゅう調弦しないといけない。
おまえはガット弦かっ!

先生も驚いてガダ兄を試したのですが、ものすごく響くので
ボウイングや音程がまずいとタチマチ変な音になるとのこと。
録音を聴くと、先生の演奏は同じ楽器とは思えない美音でした。
(だって、先生のプレリュード演奏で買う気になったチェロですもん。)
やっぱりプレリュードは高度なボウイングを要求するのですね。

楽器のことで時間を取ってしまって、残りわずかでフレージングのダメ出し。
段落にわけるのは、ずっと前にしているので振り出しにもどったような内容。
何度もレッスンを受けると堂々巡りになりそう。

一番気をつけていたのは、何が何でも音程だったのですが、言いそびれてしまいました。
ゆっくりと1音1音正しい音程で鳴らせるようになりたかったのです。
指のスタンプを正確に作って、分散和音の美しい響きに浸ってみたいのです。

録音を聴くと、悶絶技巧のプレリュードですが、細いヘナヘナの指なのによくぞここまでと感無量。
先生にどう酷評されようと、ワタシは違う自分に会えたみたいで意外に満足度が高いのですね。
懲りないヤツじゃ。