熟年の手習い

熟年老い易くチェロなり難し

マイク

2007年12月13日 | 音楽
先日の講演はコンサート付きでした。
お馴染みの曲も多く、親しみやすい演奏でした。
R・シュトラウスとかはナシ。

講演の中で力説されていたように、音楽はやっぱりライブに限りますね。
そうなのですが、ライブと生(ナマ)とは違うね、とワタシの耳がゆーとります。

ステージに大きなスピーカーが2台。
ピアノソロも蓋をちょっと上げてマイク、ソプラノ歌手にも2台のスタンドマイク。
(これらは録音用でもある?)
250人の小さなホールなので、音量は充分すぎるくらい。
クラシックがポップスっぽく聞こえるのはワタシだけでしょうか。

教室の発表会は400人のホールで素手ですぞ。(客席ガラガラ)
小さな音で、聞き耳を立ててもらわないとダメな場合も。
よく行くホールなので、プロの演奏との圧倒的な音量の差を痛感します。

最近、気になって観察するようになったのですが…
プロの方でも、お話をされる方はハンドマイクを傍らに置いたまま演奏されます。
よく見るとスイッチはずっとオンのまま。
(全員観察したわけではないのですが…)
純ナマと思っていた演奏も、ほどよくマイクが拾っていたわけですね。

これいいなぁ。
発表会の時、ハンドマイクを置いておく。
弾く前に一言断りのコメント入れたり、弾いた後詫びを入れたりなんかして。(笑)
大音量を出すことに力を注ぐより、いい音を出してマイクの力を借りる方が賢いのでは。

実は、純ナマの演奏を近くで聴く極楽を知ると、マイクの大きな音には耳が過敏になってきました。
でも、ケースバイケースでマイクを上手に利用できればと思いますね。