熟年の手習い

熟年老い易くチェロなり難し

美術館に図書館

2006年11月20日 | コンサート
18日(土)は近場コンサート巡りでした。

○美術館へ
(過去ログにもある)昨年10月の私設美術館でのチェロとのデュオコンサートで、ピアノを弾かれた方から、直筆の丁寧なお手紙でご案内を頂いた。
恐縮してしまってお邪魔することに。

美術館といっても個人の邸宅風でほんの数十人。
どこからか鳥のさえずりや犬の声も聞こえてくるのも風情アリです。
これぞまさしく室内楽という感じで、優雅で贅沢なひとときでした。
うっとりする私達のその陰で、演奏家達は…
モーツァルト関連で、この秋は目の廻る忙しさだそうです。
女性の方、とっても美しいけど寒そうなドレスで風邪ひかないでください。

今回はVnが加わり、トリオです。
進行はチェリスト氏がなさいます。
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ハイドン:ピアノ三重奏ト長調Hob.XV-25(←この英数字何?)「ハンガリー風」
     
モーツァルト:ピアノ三重奏変ロ長調KV502

休憩 コーヒー又は紅茶 焼き菓子

ハルヴオルセン:ヘンデルの主題によるパッサカリア(Vn&Vc)

メンデルスゾーン:ピアノ三重奏ニ短調Op.49

アンコール

メンデルスゾーン:ピアノ三重奏 無言歌集Op.19「甘い思い出」
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チェリスト氏のお話によると、ハイドンのチェロパートはピアノの左手をなぞることが多いけれど、モーツァルトは楽器それぞれ独立して作曲されているので弾いていておもしろいそう。
弦の特長を生かした扱いもさすがと、モーさまを絶賛でした。

メントリといったら、ニ短調のこの曲のこと。有名なのだそうです。
ピアノがひときわ難曲。日本人好みらしいです。

ハルヴォルセンという人が、ヘンデルのパッサカリアをドラマティックに編曲。
クラシック初心者には、こういうメリハリのある、見せ場たっぷりな演奏はやっぱりうれしいですね。
(途中、コケそうになっても見事立ち直るVn嬢の強さにいたく感動しました。)

弦のお二人は、大阪公営オケのメンバー。
団員専用のブログができているのですね。
イッサーリスとの共演前の興奮をチラっと書かれてました。
チェリスト氏はイッサーリスの大ファンなのです。
コンサートには行けないけど、共演後の感想が楽しみです。

○図書館へ
「弦楽四重奏でつづるモーツァルトの生涯」
企画がおもしろいでしょ。去年は時代別「弦楽四重奏」へ行きました。
プロの演奏家が来てくださって、無料。

夜だけど、乳幼児連れがすごく多かった。
普段コンサートに行きにくいファミリーにはいいチャンス。
それにモーツァルトブームなのでしょうね。
冷たい雨でも去年以上に大盛況。(去年も雨だったなぁ。。。)
演奏も見えず、せっかくのお話もよく聞こえない場所しか残っていませんでした。
音楽ホールではありませんから。

音だけでも聴けてありがたいと思わなくちゃね。 
なんだかもう生しか聴く気がしなくなってきたわ。
でも無料は避けてちゃんとチケット代を払ってコンサートを行くようにしようと、またもや反省。

モーツァルト、メンデルスゾーンで心が落ち着いた一日。ホンワカなごみました。