福祉亭日記

日々の出来事を更新していきます.

地域の高齢化

2020-11-17 05:57:50 | 日記
タクシーで久しぶりに定食を召し上がりにみえた隣の街区のご利用者さん。
昨日は、まず、今日は、やっているか・・、タクシーで行く・・と電話でお尋ねがあった。
午後になって、たまたま厨房外で仕事をしていると、どうもそのご利用者さんのタクシー。
降車に手間取られている。
近寄って手を貸す。
歩行もやっと。
でも、なんとか自立歩行。
こんなにやさしくされたことない・・とつぶやかれる。
もう少しお元気な頃には、歩いて時折みえていた。
次第に、福祉亭までの道を忘れてしまって・・とつぶやかれるようになった。
福祉亭に着くと、外テーブルで歓談中のお顔馴染みのご利用のみなさんが、笑顔と拍手で歓迎。
定食もなんとかほぼ全部召し上がった。コーヒーも。
総合事業のサポーターさんが、みえると、冷たいんだから・・と目に力が入る。
どうも、昨日は、たまたま車を出せなかった様子。
しっかりされてはいるけれど、そろそろ・・の様子もうかがえる。

もう一例は、郵便局へ・・のご依頼が入った。
ところが、どうも、残高が不足。
窓口で事情を言って、調べて頂く。
口座に少額残して、お届けする。
偶数月の年金払い日と勘違いされた様子。
娘さんの体調がよくないということで、ご依頼。
さらに、もう一例。
閉店後、用事をすべてすませて外に。
9時手前。
福祉亭のご利用者さんが、前を歩いておられる。
幾分お体が、傾斜されて、とぼとぼとした足取り。
今まで、そんなことなかったのに。いつの間にか。
うん?と気になりながらも、夜ということもあって、そのままに。
こちらも娘さんが時折みえている。

地域の高齢化は、徐々に、静かに、いつの間にか進む。
2世代同居、3世代同居は、それぞのご家庭によると思うけれど、NTにはほぼないように思う。
地域の人間関係や社会制度が、高齢化していく世代の日常を補完するところにまで至っていないことは、確か。
福祉亭のあるこの地域の高齢化率は、39%。
総合事業の進捗も、覚束ない。
現状に追いつけるなにかを見つけ出せるかどうか。






コメント
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