まほろば日記

fujioの日常の出来事、記録等を思いつくままに書いた日記です

雲仙・普賢岳(1359m)

2014-04-29 23:28:33 | 日常
平成26年4月26日から28日
ゴールデンウイークの前半休暇を取り、山仲間と雲仙普賢岳に登ってきました。
道中、下関の唐戸市場に立ち寄り新鮮な海鮮どんぶり、フグのから揚げ、フグ汁を堪能しました。関門海峡を望むテラスで気持ちよくいただきました。時間もたっぷりありましたので佐賀県の吉野ケ里遺跡にも立ち寄りました
以前来たことがありましたがずいぶん綺麗になり施設も充実していました。多くの職員が配置され説明もされていました。広大な遺跡群も再現され昔の生活が実感体験できるようになっていました。さすが国立の施設ですね。その夜は島原の「みずなし公園道の駅」に泊まりました。正面に平成新山を望み気持ちのよい土地でしたが、この時期早くも蚊がおり刺された人もありました。暖かいのですかね。普賢岳の登山口である仁田峠への道は8時から開通で40分あまり時間がありましたから池之原園地から歩いて登りました。8:30分からロープウエイが運行されるので3分ほどの空中散歩ですが利用しました。妙見岳、国見岳尾根づたいに縦走、普賢岳に直行するのももったいないので鬼人谷を経由して風穴を見て平成新山の山裾を通り普賢岳に登りました。平成新山は平成2年に噴火してできたのですが主峰の普賢岳より130っも高く、まだあちこちから噴煙が出て立ち入り禁止となり登山はできません。帰路は薊谷から仁田峠に帰りました。このコースがメインルートのようで一般の観光客も大勢登ってこられました。道もよく整備され林間の気持ちの良い登山道です。この山は花の多い山で植物の勉強会のようで多くの花と出会いました。黄色のフウロ、イチヤクソウ、スミレ、ネコノメソウ、キジメグロ、ムラサキケマン、ジゴクノカマノフタ、ヒカゲツツジ、オオカメノキ、私にしてはよく覚えました。仁田峠のあたりはモミの木の下にミヤマキリシマの大群落がありましたがまだ色つき初めの状態で花を見るのは今しばらくかかるようです。この雲仙は瀬戸内海と同じく日本の最初の国立公園で今年で80年とのこと歴史もあり登山道も年季が入り歴史を感じさせてくれました。短時間ですが変化のあるコースでまた来たいです。5時間余りで一周したので時間もあり雲仙温泉の地獄を見物しました。足湯にもつかり疲れを取りました。天気も下り坂のようなので、明日行く予定の島原の乱の原城跡を見物に行きました。歴史の勉強会のようですね。原城は海に突き出た半島のような場所で畑の広がる丘陵地です。幕府が徹底して打ち壊したようでわずかに石垣の跡が残るのみです。この地に37000人の切支丹が立てこもり幕府軍を相手に3か月余り奮戦したようですが生きのこつたのは幕府側の内通者の一人のみ。あとは全員死亡とのこと激戦で多くの死者が出たことだろうと思いましたが。幕府軍の死者はわずか千人のみ。関が原から戦がなく平和が続き、戦場の経験のない二世武士の時代になり戦いをしなかったようです。農民の武器はクワやスキですから初めから戦いになりません。戦闘ではなく兵糧攻めで大半は飢え死にとのこと。援軍のない籠城では食糧が尽きるのはすぐに理解されるでしょうに・・・・圧政に対する不満爆発だけで戦いの戦略もなく・・・何のために死んだのか・・無駄死にのような気がしますがこの地で37000人の命が奪われたことに厳粛な気持ちにさせられました。御霊の安からんことを祈ります。今夜の宿は小浜温泉。こじんまりとした温泉の蒸気の立ち上るいかにも温泉らしい町でした。源泉が100°高温の温泉です。何よりも素晴らしいことは温泉の蒸気で野菜などを蒸す「地獄蒸し」があることです。別府でもできなかったし、昨年行ったナマズ温泉でもできず「地獄蒸し」にあこがれておりましたので大感激です。今夜はごちそうがあるので明日することにしてスーパーで材料を買い求めました。卵、キャベツ、トウモロコシ、ジャガイモ、ブロッコリ、アスパラ、エビ、本当にどれも美味でした。足湯も長さ105m、海岸に露天風呂もありましたがそれは次にとっておきましょう。
何もかも順調で大満足の旅行でした。
(写真は麓の「道の駅 みずなし本陣」より見た平成新山です)
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