新しい釜石道を通って、平倉から釜石に向うと右手の小高い場所に神社が見える。今は、早瀬川と平行して通るこの道路によって、住宅の点在する集落からは見えなくなってしまった。
その場所へ行くには、佐野踏切を渡って右折し線路なりに戻るか、
この写真の位置を徒歩で越えると最短?
それにしてもわかり難いが、やがて、この跨道橋を通ればすぐ。
とは云え、ここに至るまで、誰も通った形跡のない雪道を歩いたのだが。
今回はタオル君2号を道連れ
年取り前に、注連縄が飾られたようだ
建物の入口は常に開けっ放しで、神棚のみが置かれている。
(この両引き戸は、建物が若干傾いているために、動かないのだが)
この北側、早瀬川の向こうには、オシラサマの標柱のあるかつての大蔵坊の家があるのだが、延享2年(1745)の修験由緒書上には、細越村愛宕別当大蔵坊由緒として五代目までが掲載され、本尊は木像将軍地蔵であり、宝永7年(1710)に2尺四面のお堂が再興されていることが確認できる。
また、いつもの御領分社堂(宝暦13年(1763))には、
愛宕社 二間四面五尺間かやぶき 別当大蔵院とある
ここも、前回の愛宕さん同様に、荒廃が進んでいる
主人のいない建物が行き交う車を見つめる
交通量の多くなってきている釜石
しばらくぶりで、50羽ほどの白鳥を見る
近所に住むおばあさんが
「この前、ツガイの向き合う写真を撮りに来ていた人がいたが、ダメだったようだ!」
と教えてくれた。遠野ブレンド関係者だったのだろうか?
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