「遠野」なんだり・かんだり

遠野の歴史・民俗を中心に「書きたい時に書きたいままを気ままに」のはずが、「あればり・こればり」

第16回 東和町神楽大会

2017-11-04 14:26:55 | 郷土芸能

丸一ヶ月、本業に没頭していましたが、8月下旬から現れ始めた全身のジンマシンは今もって完治せずです。

 

10月下旬、釜石へ仕事で行った帰り、仙人峠の古いほうのトンネルを通って来ましたが、

その時には紅葉盛り直前だったものの、今はおそらく落葉真っ盛りではないでしょうか。

 

昨日は、久しぶりに秋のベストショットでも狙おうかと考えていましたが、既に遅し!

と云う事で、午後一番は、三年ぶりにお隣の東和町神楽大会へ出撃。

開会挨拶後、奏楽(遠野で云うところの打ち鳴らし)に続き、主催者挨拶となり、

社風(みやぶり)神楽さんの三人鶏舞でスタートです。

 

続いて、岳流浮田神楽さん

 

三番叟

以前の自分のブログを検索すると、三年前にも、この神楽大会を見ていたようですが、

記憶が・・・(-_-;)

 

大償流土沢山伏神楽さん

あえて山伏という名前を入れているのを今回はじめて知りました。笑

同じ早池峰系でも遠野では、大出早池峰神社系統を神人神楽と云い、

山伏から伝えられた系統を山伏神楽と云う違いがあります。

 

手剣(てつるぎ)

岳流では勢剣と表記するようですが、刀を持った三人がくぐりっこする舞で、剣舞でも観られます。

 

男前の彼女、手足先の所作が鬼剣舞のようにきっちりとメリハリのあるものでした。

 

岳流石鳩岡神楽さん

 

屋島の舞

 

岳流南川目神楽さんの下舞い・権現舞

女性お二人が演じていました。先に登場した石鳩岡神楽さんの指導を得ているようです。

 

岳流浮田神楽さんの天降りの舞

 

きっちりと演じられ、今回、認識が変わりました!

 

大償流土沢山伏神楽さんの天照五穀舞

 

岳流や大出早池峰系が演じる舞は見たことがありましたが、

大償流は、初めてかもしれません?やはり、流派によって違うものですね。

 

岳流石鳩岡神楽さんの五穀舞

 

先の土沢さんのが天照さんが出てくる女五穀で、こちらは天熊人が出る男五穀

石鳩岡さんは今月12日に北上市みちのく民俗村で、弟子神楽である綾内と平倉両神楽を交えて

交流会が開催されると聞いています。

この日は、石鳩岡神楽の前会長である一ノ倉さんが車イスで見に来ていましたが、

この演目の前には既に姿がありませんでした。

ちょうど私と同じ並びだったので、時々様子を見ましたが、ニコリともせず・・・でした。

 

最後に社風神楽さんの下舞い・権現舞で終わりです。

権現舞ひとつとっても、流派・系統によって違いがあり、自分が知らないものをユーチューブで観るだけでなく、

こうして生で観るのは、やはり格別です。笑

気持ちの上では、相当久しぶりに郷土芸能を観た感覚ですが、リフレッシュできた思いです。

 

その帰り道、鍋倉さんの上に上がったお月さま

秋深し、隣りは何をするひとぞ

ジンマシンでお酒を控えるように云われていますが、今日は久しぶりに、山形から多〇子さんが帰省

と、云う事で、体内消毒に参加したいと思います。笑

 

 

 



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2 コメント

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神楽大会 (掛け持ち人)
2017-11-04 19:07:40
やはり見に行かれたんですね⁉️(笑)
本当は見に行きたかったですが仕事の為見に行けませんでした。手剣を見たかったのですが残念です⤵️
一ノ倉さん見に来られていたんですね。どう言う思いで見ていたのかとお察しします。
同じ岳神楽の弟子である石鳩岡と浮田を見て笛吹さんの目にはどう見えたか気になるとこです。
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神楽大会 (笛吹)
2017-11-05 15:40:43
掛け持ち人さんへ
行ってきました!おそらく遠野から唯一のお客さんだったと思います。笑
三年前にも観ているはずですが、記憶から抜けていたので今回も新鮮な気持ちで観ました。
一ノ倉さん、石鳩岡神楽の方々が挨拶している様子と、菊池会長の開会の言葉で、そうだと理解したところです。

浮田さん、今回はカメラもそっちのけで観ましたが、すばらしいと感じた次第です。
しっかりと練習している様子が感じ取れた舞でした。
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