「遠野」なんだり・かんだり

遠野の歴史・民俗を中心に「書きたい時に書きたいままを気ままに」のはずが、「あればり・こればり」

福聚山大慈寺上棟

2016-06-26 20:33:52 | 地域

本日は、告知していたとおり、我が家の菩提寺の上棟式

 

震災の2011年の4月14日に不慮の火災により焼失した本堂が

5年の歳月を経て、やっと棟上げとなりました

 

棟梁さんや神職による上棟式は経験がありますが、仏式によるものを生で見るのは、はじめてです。

 

仏様の掛け軸を正面に仏具が祭壇に飾られます

 

上香・棟札薫香という儀式のようです

 

火災の際、ご住職様も亡くなられ、その後、お孫さんがその道を学ばれ、お寺を継いでくれることになりました

 

仏式に続き、宮大工の棟梁の指揮下、上棟祭事

 

この工事に関わっている宮大工の皆さんにより、仕切られます

お話を伺ったところ、この現場を実際に監督するのは40歳の若き棟梁

 

諸道具持ち、屋根へ

 

屋根の上と下とで何やら掛け声を発していました

大勢の檀家の皆さんが見守ります

 

そして、この紅白の綱

 

掛け声と共に

 

檀家の皆さんが、その綱を引っ張ります

みんなで棟木を上げる所作を表しているとのこと

 

その後、餅まきを予定していましたが、時折吹く強風のため餅を配り、関係者一同の記念写真

ここに出席の方々の他、大勢の皆さんのご尽力により、ここまで来ました。

庫裏の工事も始まったようなので、今後は、その進捗状況を交えた内容もアップできればと

考えている次第です! 笑

 

 

 



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4 コメント

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儀式 (羚英)
2016-06-27 17:44:54
檀家の皆さんが一緒に綱を引っ張る…というお話を聞き、東大寺の開眼供養の様子が脳裏に浮かびました。
正倉院にはその時の筆と縷(と言っても撚りがかる紐)が残されているそうな。
もちろんその頃はまだ私は生まれていませんが(笑)
ずっと残していって頂きたい厳かな儀式ですね。
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儀式 (笛吹)
2016-06-27 20:14:24
羚英さんへ

正倉院にそのような物があることを初めて知りました。
今回工事を担当しているのは地元の宮大工さんですが、
法隆寺の宮大工西岡常一棟梁のお弟子さんだった方なので、
儀式もきっとそこで覚えた作法なのだと思います。
(ちなみにこの宮大工さんは池上本門寺五重塔修復もされています)

一般住宅等でも上棟式は行なわれますが、今回のようなものとは異なるので、
大変良い物を見ることができました。
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大慈寺 (掛け持ち人)
2016-06-30 17:55:55
昨日の遠野テレビで上棟式の様子が映っていたのを見ました。ところで盛岡の大慈寺と遠野の大慈寺は何か関係はあるんですか?
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大慈寺 (笛吹)
2016-06-30 20:55:50
掛け持ち人さんへ
遠野と盛岡の大慈寺は宗派も違うので、関係はないと思います。
遠野の大慈寺は、八戸から南部氏(当時は八戸氏と呼ばれていました)が移って来た時に、向こうにあったお寺さんも一緒に移ってきたものです。
なので、今でも八戸と遠野に大慈寺があり、同様に対泉院というお寺もあります。
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