「遠野」なんだり・かんだり

遠野の歴史・民俗を中心に「書きたい時に書きたいままを気ままに」のはずが、「あればり・こればり」

2019 土淵まつり(倭文神社例祭)

2019-08-20 19:49:46 | 郷土芸能

お盆休みの最終日となる18日(日)の日中は土淵まつりでした。

土淵町五日市にある倭文(ひどり)神社の例祭にあたります。

倭文(地元では「しどり」と訛ります)神社は明治に付けた名称で、江戸時代には文殊堂。

拙ブログでは喜楽院という山伏の名前と併せて取り上げる神社ですが、

上閉伊西部教育資料「郷土のすがた」に掲載されている由緒は以下のとおりです。

五日市舘主 橘氏(北川家の祖)の守護神として文殊菩薩を勧請崇敬せるも慶長年間、事あって修験道場となり、

明治初年神仏分離するに及び倭文神社と改め・・・。

ここで初めて目にするのは北川氏の祖が橘氏であるという一文で、

現在、北川氏の墓石には本姓藤原氏である趣旨のことが記されており、くい違います。

また、他の資料では「橘」ではなく「立花」として、「立花縫」が五日市舘に居たとあります。

遠野では「橘」と「立花」では、相当意味が異なると思いますが、本当はどちら?笑

 

左が倭文神社の御神輿

 

という前置きをして、土淵まつりです。

11時過ぎに一度会場入りしたところ、お目当ての郷土芸能は1時からということで二度目の出撃。汗

スタートは東中学校ブラバンの演奏から。

この日もかなりの最高気温で、地元の方々は其々のテント下でしたが、それでも暑かった・・・。

 

土淵町に現在伝承されている郷土芸能は5団体

最初は飯豊神楽さん

 

八幡舞の裏舞となる四人八幡舞

この演目で他と異なるのは、八幡舞の後にいわゆる「くぐりっこ」があり、二演目がひとつになっていることです。

 

次に土淵しし踊りさん

後ろの麦わら帽子の方は、前の晩、この踊りの練習をした後、同級会へ行ったということで、

燃料補給もバッチリだったようです。笑

その彼と、その晩、私と一緒だった北海道のS君が顔見知りだったことには、超びっくり!

遠野は狭いですね~ 笑

 

三番目は野崎神楽さん

 

まずは子供たちの神楽(シンガク)

 

こちらも八幡舞。

野崎神楽さんも飯豊神楽さんも、遠野でいうところの山伏神楽ですが、

飯豊では弓矢を使用し、野崎では扇子を矢の代わりにします。

 

四番目は似田貝神楽さん

笛は飯豊神楽さんが兼務

 

御神楽(みかぐら)・・・鳥舞のことです。

 

この日一番の拍手をもらっていたのが、この女の子の三番叟

かなり練習している様子が見てとれました!

 

五番目 オオトリは山口さんさ踊りさん

御神輿に向って拝む所作の踊りから始まり、

 

数種類の踊りを披露していましたが、途中で踊りの名前を説明して頂けるとありがたいのですが。汗

 

とは云え、遠野まつりの華のひとつ

 

一足早く、見物させて頂きました!笑

 

 

お盆の終わり、平常に戻ったばかりではありますが、これからの遠野は、なんだり・かんだりが続きます。

8月24日(土) 

〇 附馬牛町菅原神社例祭 10時から午前中ぐらい? 張山しし踊りと大出早池峰神楽の奉納あり?

〇 宮守町上宮守の月見観音(遠野七観音)・愛宕神社例祭 9時半頃?から神事そして神輿渡御 

上宮守神楽、上宮守大神楽、上宮守参差踊りの奉納(神社に戻るのは夕方?)

〇小友町 小友まつり(巌龍神社例祭) 午後1時神輿渡御及び行列

小友町内の神楽、獅子踊り、南部ばやし等が出演 午後5時過ぎまで

〇遠野市中央通り とおの物語の館内、遠野座 夜神楽 午後7時から45分程度 湧水神楽

この他、蔵の道広場ではホップ収穫祭が11時から夜6時まで

 

8月25日(日)

〇 綾織町の愛宕神社例祭 綾織しし踊り、石上神楽の奉納があると思いますが、時間は不詳

〇 遠野ジンギスカンマラソン 午前中でしょうか?

また土曜と同じくホップ収穫祭と、SL銀河の運行もあります。

 

と、遠野市観光協会のHPに載ってありました!笑

(これだけイベントがあるのだから、ひとつぐらい地方新聞に載るんでしょうね!!)

 

 

 

 



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